Appleは10月、スマートウォッチの最新モデル 「Apple Watch Series 7」を発売しました。Apple公式サイトでの販売価格は4万8800円(税込)から。Amazonでも購入できます。
さて、Series 7は従来のApple Watchシリーズと比べて、どう進化しているのか。5つのポイントをチェックしていきましょう。
Apple Watch Series 7はディスプレイが大型化し、ベゼルは1.7mmまで薄くなりました。前世代の「Series 6」や併売されている「SE」と比べて表示領域は20%大きくなっています。
ケースサイズも従来のラインアップと比べて1mm大きくなり、ケースサイズの表記は「41mmモデル」と「45mmモデル」の2モデルに変わっています。
画面が拡大され表示される情報も増えていますが、ベゼルレスデザインによってボディが大きくなったことはあまり感じられません。
Series 7ではアルミニウムケースの仕上げに新色が追加されました。
従来モデルでは、アルミニウムケースは「シルバー」「スペースグレイ」「ゴールド」「ブルー」「(PRODUCT)RED」の5色展開でした。
これがSeries 7では、「ミッドナイト」「スターライト」「グリーン」「ブルー」「(PRODUCT)RED」に変わっています。
一方、ステンレススチールケースやチタニウムケースのバリエーションは、仕上げ名を見る限りでは共通しています。
画面が多きなったSeries 7では、それを生かした新しい特徴が3つあります。
1つは、搭載の「watchOS 8」で追加された文字盤に、Series 7のみで使える「輪郭」文字盤があること。この文字盤は、崩したデザインの数字がインデックスとして周囲を囲むように配置されているのが特徴。常時表示にも対応しています。
2つ目は、より大きなフォントサイズが選択できること。具体的には、3サイズのバリエーションが増えています。手順としては、ウォッチの「設定」アプリを起動し、「画面表示と明るさ」の項目内にある「テキストサイズ」から調整できます。
3つ目は、メッセージアプリの返信などでソフトウェアキーボード入力に対応したこと。対応言語は、英語と中国語のみで、日本語ではまだ使えませんが、今後のアップデートに期待しつつ注目しておきたい点です。
Series 7は常時表示(点灯)の輝度が、Series 6と比べて70%向上しました。自分で時刻確認がしやすいことはもちろん、他人から見たときに画面のデザインがわかりやすくという点で、ファッションアイテムとしての魅力もアップしています。
常時表示中の文字盤デザインがよりくっきり見えるようになったので、従来モデルの常時表示では物足りなかった人にとっては特に気になるポイントかも知れません。
Series 7は充電用のアーキテクチャが改良され、充電時間が短くなったのもトピックです。
公式サイトの表記によれば、Series 7でApple製の20W充電器と純正ケーブルを使った場合、Series 6で5W充電器と純正ケーブルを使った場合より最大33%早く充電できるとのこと。
なお、充電ケーブルは同梱されますが、充電器は含まれないので、別途用意する必要があります。また充電ケーブルの充電器側のポートは、USB Type-Cに変わっていますので従来機種からの買い替え・買い足し時には注意が必要です。
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