アプリ通知などのスマートフォン連携や、運動不足解消のためのモチベーション作りに役立つスマートウォッチ。
iPhoneユーザーにとって定番の「Apple Watch」シリーズを筆頭に、数多くのメーカーが多様な製品を展開しています。今回はディスプレイをタッチ操作できるタイプをピックアップしてみました。
スマートウォッチによっては、ペアリングできるスマホのOSが限定されています。例えば、Apple Watchを利用する場合には、例外的な使い方を除き基本的にiPhoneが必須です。
またスマートウォッチのOSに、Wear OS by Googleや独自OSを搭載する製品群では、iPhone、Androidに両対応することがほとんどですが、メーカーが提供する全機能を活用するためには、Androidの指定機種とのペアリングが必要になります。
腕時計と同じようにスマートウォッチもさまざまな種類・デザインがあります。
例えば、タッチディスプレイを搭載するモデル以外にも、アナログ文字盤でもスマートフォンとのBluetooth接続は行えるモデルや、一部のみディスプレイを搭載したモデル、ディスプレイに電子ペーパーを採用したモデルなどが存在します。
タッチディスプレイを搭載するスマートウォッチは、大別すると「四角形」と「円形」の2種類に分かれます。四角形のディスプレイは通知などの文字情報を多く表示できるメリットがあります。一方、円形のディスプレイは、腕時計らしい外観が特徴と言えます。
個々の製品選びでは、ディティールや重量、バンドの素材などがポイントです。製品によっては複数の選択肢があるので慎重に検討しましょう。
なにより常に身につけるアイテムですから着け心地も重要です。睡眠計測に使う場合には、エッジやリューズが鋭くないモデルの方がオススメですし、夏場に屋外で使うならば革バンドよりも通気性の良い樹脂製バンドの方が適しています。
心拍数の測定などは多くのスマートウォッチが共通して備えていますが、機能は機種ごとに差があります。
例えば、ジョギングやサイクリングなどのワークアウトを測定したい場合には、スマートウォッチ単体でGPS接続が行えるのかどうかで、使い勝手が変わってきます。
また、製品によっては単体でモバイル通信をサポートする製品もあり、緊急通話などが行えることもあります(専用の通信プランを別途契約する必要があり維持費が発生します)。
機種によっては、交通系電子マネーなどによる非接触決済機能を備えていることも。外出時の小銭代わりや予備の財布として活用したい場合には、こうした機能の有無もチェックしておきましょう。
Appleが2020年9月に発売した「Apple Watch」シリーズの最新モデル。iPhoneユーザーにとっては超定番・最有力候補となるでしょう。
基本的にはiPhoneとのペアリングが必要(Androidは非対応)です。ケースのサイズは40mmと44mmの2種類、ケース素材とバンドの種類が豊富なことも特徴です。
機能面では、防水やワークアウト計測、心電図測定・血中酸素濃度測定機能など全方位で充実しており、市場をリードする存在と言えます。心拍の異常や転倒を検知する機能や、Apple Payによる非接触決済が行えるのは魅力です。
価格は、モバイル通信非対応の「GPSモデル」が4万7080円(税込、以下同)から、モバイル通信対応のGPS+Cellularモデルが5万9180円から。機能を省略して廉価にした「SE」シリーズもあります。
ファーウェイ「HUAWEI WATCH FIT エレガントエディション」は、縦長のディスプレイとステンレススチール製ケースという高級感ある仕上がりのスマートウォッチ。
性別やTPOを問わずに使いやすいデザインで、Apple Watchでも使われているフルオロエラストマー製のベルトを採用した付け心地の良さも特徴です。
対応するスマホは、iOS 9.0以降、Android 5.0以降。11種類のワークアウト測定や、睡眠の計測など機能面も充実しています。Amazon.co.jp限定で販売されており、価格は1万9000円弱と手頃なのもうれしいですね。
「Fitbit Sense」は、フィットネス・ヘルスケア機器を手掛けるFitbit(フィットビット)の最上位スマートウォッチ。ステンレススチールを用いた高級感のあるデザインが特徴です。
ワークアウトの計測は20種類に対応。睡眠時の皮膚温度を測定し、生理周期などの把握に活用できるのもポイントです。
Suicaによる非接触決済やAlexaやGoogleアシスタントを介した音声コマンド操作など機能は豊富。6日以上のバッテリー持ちなどにも注目です。
価格は3万4990円に収まるのが嬉しいところ。対応OSは、Mac OS X 12.2以降、iPhone 5S 以降、Android 7.0以降です。
サムスン電子「Galaxy Watch3」はアナログ腕時計風の外観が特徴のモデルです。ケースは41mmモデルと45mmモデルの2サイズで、45 mmにはチタンケースも用意。円形ディスプレイを生かした回転ベゼルによる操作が行えます。
機能面では、血中酸素濃度測定や、転倒検知機能、睡眠計測などトレンドを抑えたスペック。運動に関しては、120種類以上の自宅トレーニングプログラムを選択できます。スマホが「Galaxy」シリーズのユーザーなら検討する価値の高い製品でしょう。
対応機種は、iOS 9.0以降を備える「iPhone 5」以降、およびAndroid 5.0以降を備えメモリが1.5GB以上の機種です。
「ジェネレーション5E」は、時計メーカーでアクセサリーブランドのFOSSIL(フォッシル)によるスマートウォッチ。同社はWear OS by Google搭載のスマートウォッチをOEM生産しているメーカーでもあります。
機能としては、睡眠トラッキングや、カーディオフィットネスの追跡評価などが行えるほか、シーンに応じたパフォーマンスに調整できる「スマートバッテリーモード」なども備えます。
なお、「5E」は20年11月に発売されたモデルで、19年8月に発売された「5」から機能を絞り込みつつ、一回り小型なケースも選べるようにしたものです。具体的には、44mmと42mmの2サイズが展開されています。対応OSはiOS 12.0以降、およびAndroid 6.0以降です。
ショッピングサイトではどんなスマートウォッチが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.