近年、スマートフォンでも本格的なゲームを遊べるようになりました。
まるでテレビゲームのような複雑な操作を要求されるゲームも増え、タッチパネルだと操作しづらかったり、指で操作することによって画面が隠れてしまうのがもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。そこで便利なのが「スマホ向けゲームコントローラー」です。
今回は、ゲームをより本格的に、そして快適に楽しみたいという方のために、おすすめのスマホ向けゲームコントローラーを紹介します。
スマホへの接続方法は、有線接続タイプと無線接続タイプの2種類があります。
有線接続タイプは充電ポートなどを介して接続します。ケーブルで接続するタイプもありますが、コントローラーとスマホを一体化させるようにして接続する製品も多くみられます。スマホとコントローラーを物理的に接続するので、レスポンスが速く、操作入力のタイムラグが起こりにくいことがメリットです。
無線接続タイプは、Bluetoothなどで接続するタイプです。有線接続タイプに比べるとケーブルが邪魔になりません。またコントローラーにバッテリーが内蔵されていることが多いため、スマホ本体のバッテリーを長持ちさせることができます。
アクションゲームやシューティングゲームなど、瞬間的な操作を必要とするゲームのプレイを想定している場合は有線タイプがおすすめ。逆に、RPGなど素早い操作があまり必要にならないゲームをプレイしたいという場合は無線接続タイプがおすすめです。
スマホ用ゲームコントローラーを購入する前に、対応OSをよく確認しましょう。製品がAndroidとiOSどちらに対応しているのかはもちろんのこと、対応OSバージョンもよく確認して、自分の使っているスマホで使用可能なのかをよく調べて買うと失敗しないでしょう。
製品によっては、AndroidとiOSどちらにも対応している場合もあります。また、スマホだけではなくパソコンやニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)に対応しているモデルもあるため、普段から複数の機器でゲームを遊んでいるという方は、こういったマルチプラットフォームの製品をチェックしてみるといいかもしれません。
対応OSの次は、遊びたいゲームに対応しているコントローラーであるかをチェックしましょう。
ゲームタイトルごとに動作確認がとれているか、ボタンの設定は問題なさそうかという点だけではなく、遊びたいゲームと相性のいいボタン配置であるかも意識して選ぶと良いでしょう。
GameSir製のAndroid用有線ゲーミングコントローラー「GameSir X2」は、高さが最大173mmまでの端末に対応した製品。
「eスポーツのために生まれた」と言われているように、ラグがほとんどないため、わずかなチャンスも逃したくないという人におすすめです。
独自の可動式USB Type-Cプラグを採用しており、端末を抜き差しする際にポートを傷つけにくい設計になっています。
有線接続のためスマホのバッテリーを使用しますが、消費電力が非常に低いため長時間連続してプレイできる点がうれしいですね。販売価格は8000〜1万円前後です。
Razerの「Razer Kishi for iOS」は、iPhone専用のモバイルゲーミングコントローラーです。
ボタンの配置が最適化された「ハンドヘルドグリップ」で、長時間ゲームをしていても疲れにくいデザインです。また、スマホとコントローラーを有線で接続するためラグが少なく、ストレスフリーにプレイできます。
コントローラーの接続中にスマホのバッテリー残量が少なくなった際に、コントローラーに充電ケーブルを接続するだけでスマホのバッテリーが充電される「パススルー充電」が可能です。
RazerはAndroid用のゲームパッドも販売しているので、Androidユーザーの方はそちらも要チェック。販売価格は1万2980円です。
COWBOXのコントローラーは幅広い互換性を持っており、iOS、Android、パソコン、ニンテンドースイッチ、Apple TVに対応しています。
スティックとボタンの位置を「PS風」「Xbox風」と切り替えられたり、「ABXYボタン」の機能を交換できたりするので、好みに合わせた操作感でゲームを楽しむことができますね。
マクロボタンも搭載し、左右スティックを含む操作の間隔や、ボタンの長押し、同時押しなどの操作を登録できます。さらにループ機能があるため、登録された操作を繰り返すことも簡単です。
スマホには無線接続のみの対応ですが、パソコンとニンテンドースイッチには有線接続も可能です。販売価格は4200〜6000円前後です。
FONLAMのコントローラーも、いろいろな機器でゲームをプレイしたいという方におすすめです。互換性が広く、OSバージョン13以降のiOS、Androidはもちろん、パソコンやニンテンドースイッチにも対応しています。
ワンボタンでの簡単接続、配置を交換可能なボタン、3速連射機能搭載、6軸のジャイロセンサー搭載、マクロ機能、4段階で強さを調節できる振動機能ありと、非常に多機能な点が魅力です。
650mAhのバッテリー式で、最大15時間対応可能。販売価格は3400〜5000円前後です。
GameSirの「GameSir T4 mini」は、パソコン、Android、iOS、ニンテンドースイッチに対応したマルチプラットフォームのコントローラーです。
14.3(幅)×8.3(高さ)×5.3(奥行)cmというミニサイズなので、特にお子様や、手が小さい人におすすめです。持ち運びやすさもポイントの1つですね。
「マニュアルターボ」「オートターボ」「単一キーのターボキャンセル」「全キーのターボキャンセル」4個のターボに関するボタンで快適にプレイできます。
コントローラーには4種類のバックライトを設定でき、気分も盛り上がりますね。3時間の充電で最大10時間連続プレイ可能です。販売価格は4300円前後です。
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