ぽってりとした肉厚の葉のフォルムがかわいい「多肉植物」。かわいいだけでなく、育てやすさもあり人気を集めています。
多肉植物と一口にいっても、小動物のようなふわふわとした見た目のタイプから、バラのように葉が広がるタイプまで多種多様な品種があるので、最初はどれを選べばよいのかわかりませんよね。今回は、おすすめの多肉植物を紹介します。この機会に、お好みの多肉植物を育てて癒されてみませんか?
多肉植物は、なんといっても厚みのある葉が特徴。実は、アロエやサボテンも多肉植物の一種なのです。あの厚みの秘密は、葉に蓄えられた水にあります。多肉植物は乾燥した地域原産のものが多く、雨が降らない気候でも耐えられるようになっています。そのため通常の植物に比べると水やりの頻度が低く、育てやすいです。
室内で育てられる品種もあり、インテリアの一部としても人気があります。寄せ植えをしてもおしゃれですね。
多肉植物は「属種」と、さらに細かい区分の「品種」に分けられます。種類は非常に多く、「セダム属」「クラッスラ属」「エケベリア属」「ハオルチア属」など、確認されているだけで1万〜2万種類以上あるそうです。
形状もそれぞれユニークで、見ているだけで楽しくなってしまいますね。例として紹介すると、エケベリア属は葉がバラの花のように広がって育ち、そのおしゃれな見た目が人気の多肉植物です。また、ハオルチア属はクリスタルプラントとも呼ばれ、宝石のように美しい品種もあります。
生育期は品種によって「春秋型」「夏型」「冬型」と分かれており、肥料や水が必要な時期も異なります。中には花が咲く品種もあるので、選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
多肉植物を購入する際は、サイズにも注目しましょう。室内に置く場合は、インテリアの一部として使うことになるため、部屋に合うデザインのものを選びましょう。
また、多肉植物はプレゼントとしても喜ばれるかもしれません。贈り物にする場合は、どこにでも置きやすい小さめサイズや、ゆっくり育つ品種が適しています。
フラワーネットが販売する「ハオルチア アイススプライト ピリフェラ錦」は宝石のように透き通った葉が美しいハオルチア属の多肉植物です。ころころとした形の葉の絶妙な透け具合と、葉に入った模様に思わず見とれてしまいます。
生育期は2月〜6月と9月〜11月。10度〜25度の気温の時期によく生育し、真夏や真冬は休眠する品種です。販売価格は1408円(税込、以下同)です。
フラワーネットが販売する「エケベリア シルエット」はバラの花のようなフォルムがかわいい、エケベリア属の多肉植物。ピンクと緑の色合いがなんとも綺麗ですね。
生育期は春と秋です。こちらも10度〜25度の気温の時期によく生育し、真夏や真冬は休眠する品種。販売価格は870〜1950円前後です。
同じくフラワーネットが販売する「コチレドン 子猫の爪」はまるで猫の手のような形状と、うぶ毛の生えたふかふかとした見た目がたまらない品種です。
生育期は春と秋で、休眠期は冬となっています。蒸し暑さにやや弱いため、育てる際は注意が必要です。販売価格は650円前後です。
パリジェンヌが販売する「リトープス メセン」は、小石のような形状がユニークな南アフリカ原産の多肉植物。外敵から身を守るためにこのような姿に進化したそうです。少し変わった植物を育てたいという方に特におすすめです。
生育期は11月〜4月、休眠期は6月〜9月頃。秋から冬にかけては花も楽しめますよ。販売価格は3300〜3520円です。
ITANSEが販売する「セダム 斑入り丸葉マンネングサ」は丸い葉がかわいらしい多肉植物です。新芽は白味がかり、うっすらと光っているような印象を与えます。
生命力が強く、日向から日陰まで適応できます。また、多肉植物の中では比較的寒さに強いのも特徴で、越冬もしやすい品種です。枯れにくいため、初心者の方にもおすすめといえます。生育期は4〜6月と9〜10月。販売価格は2個セットで2480円です。
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