浴室やキッチンでスマホを使う人は多いと思いますが、スマホに防水性能がない場合は防水対策が必要ですよね。そんな時に役立つのが「防水ケース」です。
今回は、シンプルで使い勝手の良いさまざまな製品を展開する無印良品の「スマートフォン用防水ケース・大」をレビューしていきます。
無印良品の「スマートフォン用防水ケース・大」のサイズは約20.2(幅)×12.3(高さ)×2(奥行)cmです。中に入れることができるスマホのサイズは、17.1(幅)×9.2(高さ)×0.68〜1.25(奥行)cmまで対応しています。ただ、感圧式ボタンとFaceIDに非対応な点に注意が必要です。
今回レビューで使用するスマホはiPhone 12ですが、問題なく入ります。もし購入する場合は、手持ちのスマホに対応しているか事前に確認しておきましょう。
浴室やキッチンで使う場合、防水性が気になりますよね。「スマートフォン用防水ケース・大」はIPX7相当の防水性能があります。IPX7とは、一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響のないことを指します。普段使いをする分には問題ない防水性といえそうです。
フロントカバーに付いている操作シートはシリコーンのため、指で押すと多少伸びます。ただし、鋭利なものを使ったり指で強く押したりすると破れてしまう場合もあるので、丁寧に扱いましょう。
水をかけてみると、操作シートの上で水が転がるように動き、中に入ることはありません。ただ温泉や海水浴場、プールの中、サウナ、スキューバダイビングなどでは使うことができません。また防水ケースとはいえ、水中に沈めないような配慮は必要です。
早速「スマートフォン用防水ケース・大」にiPhone 12を入れて操作してみます。ケース内にスマホを入れる時は、カメラの位置に注意しましょう。リブとかぶってしまうと写真撮影時に線が入ってしまうので、リブを避けるように設置します。
またスマホ画面に保護シートなどを貼っていると、反応が鈍くなることがあります。加えてスマホケースに厚みがあるとバックルが閉まらないこともあるので、場合によってはケースを外して使う必要があります。
操作シートがシリコーンということもあり、指がすべりにくく引っ掛かりが多少気になります。何度もスクロールする時は、少しストレスを感じるかもしれません。使いやすい操作はアプリを開く、音楽を再生・停止するなどのタッチするだけの動作の時です。
ただタッチ以外の操作でも、指をすべらせれば画面は動きますし、文字の入力もできます。音楽・動画の再生や停止はもちろんですが、ボリュームの調整もきちんと操作できます。
「スマートフォン用防水ケース・大」は、感圧式ホームボタンを使用できません。今回使用したiPhone 12は感圧式ホームボタンがないので問題ありませんでしたが、iPhone7やiPhone 8などの場合は使いにくさを感じてしまうかもしれません。
このような場合は、スマホの画面上にホームボタンを表示しましょう。スマホの設定→一般→アクセシビリティ→AssistiveTouch→ONで表示できます。画面上のホームボタンなら、しっかり反応します。
「スマートフォン用防水ケース・大」を使っていると、だんだんと汚れが付いてきますし、劣化もしてきます。また破れてしまうこともあるかもしれません。
操作シートは取り外すことが可能で、操作シートのみを購入できます。無印良品の「スマートフォン用防水ケース・大」の販売価格は1990円(税込)です。日常生活で問題なく使用できる防水性があるので、浴室で音楽を聴いたり動画を観たりする時の頼もしいアイテムになるのではないでしょうか。
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