トヨタ自動車は6月1日、高級車ブランド「レクサス」のSUV「RX」をフルモデルチェンジした新型を世界初披露しました。デザインなどを全面刷新したほか、高性能グレードやプラグインハイブリッド(PHEV)も設定しています。国内では今秋から販売する予定です。
5代目となる新型RXでは、「対話できるクルマ、走って楽しいクルマ」への挑戦を掲げています。レクサスらしい上質な乗心地と高い静粛性を実現しつつ、クルマの素性を鍛え上げ、レクサスならではの乗り味を進化させたとしています。
ボディーサイズは4890(全長)×1920(全幅)×1695(全高)mm。全幅は25mm増えて1900mmを超えた一方、全高は10mm低くなっています。ホイールベースは60mm延長されて2850mmに。タイヤサイズは19/21インチです。
エクステリアは「新たな走りを予感させる、踏ん張り感のあるスタイル」を表現。レクサス独自の「スピンドルボディ」と、冷却機能を両立するフロントグリルが一体となった造形にしています。
インテリアは、人間中心の「Tazuna Concept」に基づき、クルマとドライバーがより深く直感的につながって操ることを楽しめるコクピットと、開放的で快適な居住空間の両立を目指したとしています。
新たに設定する高性能グレード「RX500h F SPORT Performance」には専用エクステリアが与えられるほか、電動車(BEV)専用モデル「RZ」に続き、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用。2.4リッターターボエンジンと新開発のハイブリッドシステム、6速ATと組み合わせ、レスポンスの良い伸びやかな加速を楽しめるとしています。また緻密な四輪駆動制御で前後輪のグリップ力を最大限に活かし、車両姿勢をコントロールしつつダイレクトかつトルクフルで気持ちのいい「電動車の新たな走り」を実現したとしています。またフロントブレーキに対向6ピストンキャリパーを採用。後輪が最大4度転舵する「Dynamic Rear Steering」を採用、旋回性や安定性を高めています。
パワートレーンはRX500hの「2.4L-T HEV DIRECT4」のほか、クラストップレベルのEV航続距離と力強い加速を実現するPHEV「2.5L PHEV E-Four」(RX450h+)、燃費と走りと両立するハイブリッド「2.5L HEV E-Four/FF」(RX350h)、トルクフルな走りを実現する2.4リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン「2.4L-T AWD/FF」(RX350)と多彩にラインアップ。世界的なニーズの多様化に対応します。
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