熱中症の危機を感じる連日の暑さ。できるだけエアコンの効いたところにいるべきなのでしょうが、通勤や通学、外回りなど、外出せざるを得ないことも多いですよね。
暑さを乗り切るアイテムとして注目を集めているのが「ネッククーラー」です。太い血管が通っている首すじを冷やすことで、暑さをやわらげることができます。ここで、ネッククーラーの中でもバッテリーによって冷たさが続く製品ついて、選び方やおすすめの製品を紹介します。
ネッククーラーは、電気を必要とするものと、そうでないものに大きく分かれます。
電気を必要としないものには、保冷剤を中に入れるタイプや、水に濡らして使用するタオルタイプのもの、PCM素材のアイスネックリングなどがあります。保冷剤を入れるタイプは、装着してすぐに強い涼感を得られます。アイスネックリングは、じんわりとしたひんやり感が特徴です。
電気を使うものには電熱効果で冷却するネッククーラーがあります。
連続して数時間使用できるため、ひんやり感を長く持続できます。見た目がスタイリッシュなことも特徴。ヒーターとしても使用が可能な製品もあり、そういったものであれば年中使うことができます。
ネックファン(首掛け扇風機)は、小型の扇風機によって顔の周辺に送風するものです。
それに対して、電気を使うネッククーラーは冷却プレートへの通電によって首を直接冷やします。ネッククーラーのメリットとしては、首掛け扇風機とは違い髪が引っ掛かりにくく、音が静かなものが多いことです。
電気を使うネッククーラーは、充電のしやすさや、もちの良さが大きなチェックポイントになります。
フル充電にどれくらいかかるのか、どれくらい連続して使用できるのかをチェックしましょう。連続使用時間は2〜3時間が多いようですがが、それより長く使用できる製品もあります。
また、角度を調節したりして、首にフィットさせられるかもチェックしましょう。首に掛け続けても疲れない重さかも確認することをおすすめします。
サンコーの「ネッククーラーPro」は、炎天下での現場仕事や、工場作業での使用を想定したネッククーラーです。外気温からマイナス17度に冷却します(「強」モードの場合)。
小型冷蔵庫と同じ冷却システム「ペルチェ冷却装置」を採用。首に冷やした缶飲料をあてたような冷たさが持続します。
「弱」と「強」の2つのモード設定が可能。連続使用時間は「弱」で約105分、「強」で約62分です。充電時間は約140分。給電はUSB microBケーブルから行えます。
サイズ調整ができる伸縮機能を搭載しているため、首にしっかりフィットさせられます。防水機能付きなので雨が降っても安心。Amazonでの販売価格は3880円(税込み、以下同)です。
ソニーのウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET 3」は、首の後ろ側に装着するアイテムです。本体接触部分を冷やすのはもちろん、温めることも可能。夏にも冬にも使えます。
かねてよりあった「REON POCKET」の第三世代モデルになります。この製品をハンズフリーで首に密着させるには別売りの、専用ネックバンドか、専用ビジネスシャツや専用インナーウェアが必要です。
服の内部に装着する形になるため、使用していることが他人に知られにくいのが特徴。ビジネスシーンにぴったりです。
「REON POCKET 3」は、センシング技術の活用により、行動や環境に合わせた冷却温度の自動調整機能も搭載。自分で操作する手間が省けて便利です。
急速充電にも対応しており、約1時間で90%充電できます。モバイルバッテリーやパソコンから、USB給電をしながらも使用可能です。
連続使用時間は冷却の場合、8時間。通勤時だけでなく、外回りなどにも活躍するでしょう。耐水・耐汗構造になっています。メーカー希望小売価格は1万4850円です。
LaFuture「ネッククーラー」は、ボタン1つでヒーターにもできるネッククーラーです。
冷却モードではパネルの温度を最低15度まで下げられ、さらに約2秒で温度変化を感じられる瞬間冷却が可能です。連続使用時間は約2時間ほど。モバイルバッテリーで充電しながらだと約8時間ほど使用できます。
約230gと軽量なのも嬉しいポイント。また、充電残量が確認できるディスプレイも搭載されており便利です。デザインも、ヘッドホンのような形でスタイリッシュ。カラーはパールホワイト、ペールピンク、ナイトネイビーの3色です。販売価格は6000円前後です。
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