みなさんは、旅先での交通手段はどのような方法を利用しているでしょうか。電車やバスなどの公共交通機関を使う方もいればレンタカーを借りる方、タクシーを利用する方もいるでしょう。
地域によってはレンタルサイクルを利用できるところもありますが、「シェアサイクル」が使える場所もありますよね。都心部では活用している人も多いと思いますが、観光地でも使えると便利です。今回は、真田幸村で有名な長野県上田市で利用できる「シェアサイクル」を実際に使ってみましたので紹介します。
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
まずは長野県上田市・千曲市のシェアサイクルについて紹介します。こちらの事業は上田市と千曲市で「上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験」として行われている事業で、2022年度は7月1日〜12月18日まで行われています(出典:上田市)。
シェアサイクルのプラットフォーム自体はNTTドコモが提供している「ドコモ・バイクシェア」が使われているので、都心部などですでに利用したことがある人にとってはなじみのあるサービスでしょう。
このシェアサイクルは、専用アプリをスマホにインストールして利用できます。利用料金は30分110円(税込、以下同)、1日使い放題の1日パスが1650円(WEB・コンビニでの購入は1430円)となっています。
まずは、「バイクシェアサービス」のアプリを端末にインストールします。
インストールしたら、アプリを立ち上げ会員登録をしておきましょう。その時、主に利用する地域の「マイエリア」を選択する必要がありますので、「上田市」もしくは「千曲市」を選択します。筆者は上田市での利用でしたので、上田市を選択しました。
メールアドレスやユーザーID、氏名の入力が完了したら支払い情報を登録します。支払いはクレジットカードまたはd払いとなっていますのでご注意ください(一部エリアではd払いの利用ができません)。
事前に会員登録をしておいたので、現地に到着した時の利用開始はスムーズに行えました。
自転車があるステーションは、事前にインストールした「バイクシェアサービス」アプリで確認することができます。今回は「上田駅お城口」のステーションからスタートです。ステーションにある自転車であればどれでも利用可能ですので、好きな自転車を選びます。
スマートフォンでアプリを起動し、「鍵を開ける」をタップ。自転車の鍵に付いているQRコードを読み込むことで、鍵を開けることができます。乗っている途中で鍵をかけて止める際も、同様の手順で利用を再開することができます。買い物などで自転車を止める際は、後輪部分に付いている鍵を手動で施錠します。
毎回アプリを立ち上げて、QRコードを読み込む作業を面倒に感じてしまう方もいるかもしれません。そのような場合は、お手持ちの交通系ICカードをアプリ上から登録することで、その後の施錠と解錠の作業をICカードで行うことができます。もちろん、スマホなどのデバイスに搭載されている交通系ICカードも鍵として登録できます。今回はApple Watchを鍵として利用しました。
筆者は今回初めてシェアサイクルを利用しました。自転車を初めて見た時に、タイヤの小ささから「ちゃんと走るのだろうか……」と不安な気持ちになりましたが、実際に乗ってみると快適で驚きました。
自転車には電動アシスト機能が付いているので、平たんな道はもちろんですが急な上り坂でもスイスイと進むことができました。自転車自体は小型なので小回りも利きますから、それも相まって快適性はバツグン。前カゴも大容量のものが装備されていたので、道中お土産などを買っても問題なく積むことができました。
近くでシェアサイクルが利用できる方は一度使ってみてはいかがでしょうか。
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