出先などの交通手段としてレンタカーを借りたいけれど、長時間は使わないというケースが多々あります。通常のレンタカーだと最低6時間などといった設定があるため、1〜2時間程度の利用だと割高になってしまいます。
短時間の使用では「カーシェアリングサービス」を利用すると、最低15分単位で使うことができます。ちょっとした買い物などに重宝しますね。
カーシェアリングサービスの1つの「ORIX CarShare(オリックスカーシェア)」では、車を借りる際にFeliCa搭載の「交通系ICカード」やおサイフケータイ(FeliCa)に対応したスマートフォンなどを登録すれば、それを鍵として利用することが可能です。今回は、オリックスカーシェアの電子鍵登録、アプリを使った予約をしたので紹介します。
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
オリックスカーシェアに会員登録後、アプリを手持ちの端末にインストールすることで、最寄りのステーションの検索や利用予約をアプリ上で行うことができます。このアプリはiOSやAndroid端末で利用可能です。アプリを起動すると、現在地を中心に車がある場所を地図上に表示してくれます。
アイコンをタップするとそのステーションに置かれている車が表示され、予約画面に遷移します。あとは自分が利用したい日時を選択して予約をすれば終わり、と簡単です。また楽天のカーシェア予約サービス「楽天カーシェア」を利用して、カーステーションの予約から決済までが可能となっています。楽天ポイントをためたり使ったりすることができるのもうれしいですね。
スマホなどの端末を鍵として登録するためには、一度「オリックスカーシェア問合せ受付センター」に電話連絡をする必要があります。利用開始時間の10〜15分前を目安に、借りる車両の近くで電話をしましょう。電話番号は車両に貼られています(参考:オリックスカーシェア「電子鍵登録方法※初回のみ」)。
電話がつながったら「手持ちの端末を鍵に登録したい」旨を伝え、登録を開始します。今回はApple Watchに入っているSuicaを鍵として登録しました。
登録作業自体は数分で完了し、以降は端末でカーシェア車両の利用開始と終了の操作をすることができます。鍵の登録が完了すれば、写真のような形で端末を鍵として利用可能になります。
もちろん、従来型のカードキー(会員証)でも同じことができますので、臨機応変に対応できるのも良い点です。
車の鍵を開け車に乗り込んだら、所定の利用開始手続きをすることで車を使用することができます。利用開始と終了の操作以外は、グローブボックス内などにある車のキーを利用することになります。
最後に、筆者が感じた手持ちの端末を鍵として登録することのメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
メリットは、普段持ち歩いている端末が鍵になるので、いざカーシェアリングを利用しようと思った時に、会員証が手元になくても良いということです。今回はApple Watchを鍵として登録しましたが、スマホなら車の予約も可能なので、1つの端末で全ての手続きができるのは便利です。
逆にデメリットとしては、初回登録時に電話をする必要があるということでしょうか。電話窓口の混雑状況によっては数分の通話で終わらない可能性がある点がネックとなります。また、端末のバッテリーが切れている場合は鍵として利用できなくなる時もあります。
ですが、会員証が手元にない状態で急に車を使いたくなった時に、「アプリで予約→利用開始→利用終了」の流れが手元の端末だけで完結できるのはうれしいですね。
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