日本の伝統技法は国内のみならず、海外でも注目されており、高級車やアパレルなど、さまざまなジャンルで採用されています。特に職人技が光る「伝統技法を取り入れた腕時計」は、日本ならではのわびさびが感じられます。
海外のウォッチデザインと比べても、日本人の体型に合わせて作られているモデルが多いため、日常的に着用するアイテムとしても理想的です。最近では、現代アートを取り入れたようなデザインの腕時計も販売されているため、幅広い年齢層の人から支持されています。今回は、日本の伝統工芸を採用したおすすめの腕時計を5つ紹介します。
シチズン コレクションの「NB1060-12L」は、漆と銀箔を組み合わせたダイアルを採用したウォッチ。同じものが2つと無い不規則な発色と模様が特徴で、美しい光沢と深みのある鮮やかなブルーが日本らしさを演出しています。
ケースサイズは、38.2(横幅)×38.2(縦幅)×12(厚み)mm、ムーブメントは「キャリバー9011」を搭載。デイト表示に加え、10気圧防水機能も備えているため、オン・オフ問わず、使いやすい1本です。
シチズン コレクションの「NB3020-16W」は、手作業で金属ダイアルに漆を塗り、銀箔をまぶすように載せ、さらに塗装を施したウォッチ。紅葉した森林の薄暮をイメージしたダイアルは、独特な風合いを持ちます。
ケースサイズは、40.5(横幅)×40.5(縦幅)×14.1(厚み)mm、ムーブメントは「キャリバー9184」を搭載。24時間計とパワーインジケーターを備えるほか、機械式ならではのシースルーバック仕様になっているため、ムーブメントの動きを確認することができます。
セイコー プレザージュの「SARX029」は、漆塗りダイアルを採用し、日本の伝統美をモダンに演出したウォッチ。ダイアルは金属と漆を直接結びつける製造手法と、平滑面を生み出す技を組み合わせ、何度も塗りと研ぎを繰り返しています。
ケースサイズは、40.5(横幅)×47.8(縦幅)×12(厚み)mm、ムーブメントは「キャリバー6R15」を搭載。優美な曲線を描く金色の時分針や、光の反射を抑える無反射コーティングを施したガラス内面などを使用することで、漆の美しさが際立った1本となっています。
セイコー プレザージュの「SARX095」は、日本初の磁器とされる有田焼を採用したウォッチ。透き通るような美しい白色のダイアルは、腕時計としての使用に耐えられるよう、通常の約4倍の強度を持ちます。
ケースサイズは、40.5(横幅)×48.8(縦幅)×12.4(厚み)mm、ムーブメントは「キャリバー6R31」を搭載。立体的な曲面を描く白磁ダイアルと、ブルーカラーのインデックスや針が、時計としての美しさを引き立ててくれます。
カシオ オシアナスの「OCW-T4000ALE-2AJR」は、日本の伝統的な青である藍を落とし込んだクロノグラフ。藍染めの中でも稀少な天然の「阿波藍(あわあい)」を使用し、オシアナスのブランドカラーを表現しています。
ケースサイズは、48.1(横幅)×42.8(縦幅)×11.9(厚み)mm。電波受信機能による時計での時刻修正に加え、Bluetoothを利用したスマートフォンリンクにも対応。藍染めされたレザーバンドとレザーの型を入れた表面のソフトウレタンバンドがセットになっているため、気分に合わせて付け替えるのもおすすめです。
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