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「ロードバイク」の代表的メーカー7社をピックアップ ビアンキやジャイアントなどの初心者向けモデルも紹介【2022年9月版】

» 2022年09月22日 18時25分 公開
[安藤みぃ子Fav-Log]
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 「ロードバイク」と一口にいっても、数万円程度のモデルから100万円以上するものまで、価格だけでも幅広く種類があります。初めてだと、何を基準に選んだらいいのか悩んでしまうかもしれませんね。

https://www.japan.bianchi.com/bike-detail?id=20 ビアンキ「VIA NIRONE 7」(出典:ビアンキ公式サイト

 選び方の1つとして、ロードバイクのメーカーやブランドの特徴を知ることも手がかりになります。そこで今回は、世界的に知名度の高い「ロードバイク」のメーカーを7社紹介します。それぞれのメーカーの初心者向けモデルや、人気のモデルもピックアップしました。10万円以下で買えるお手頃価格のモデルもありますので、初めてロードバイクの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

安藤みぃ子

安藤みぃ子

Fav-Log編集部員として収納アイテムや家電、レビュー記事を担当。映画鑑賞が好きなので、時々おすすめ映画の記事なども掲載しています。その他の趣味は、お笑いやラジオ、アニメ、漫画など、エンタメを幅広くチェックする日々を送っています。また、最近はジムに通い始めて筋トレに励んでいます。現在、学生時代の友人と3人でルームシェア中。定期的にコストコへ買い出しに行くため、購入品紹介の記事も掲載しています。

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ロードバイク:ヨーロッパの有名メーカー

最も歴史のある自転車メーカー:ビアンキ(Bianchi)

 ビアンキ(Bianchi)は、1885年にイタリアで創業し、世界最古の自転車メーカーといわれています。日本でも人気の高いメーカーの1つです。街乗り向けの自転車から、レース用のロードバイクまで、幅広い車種を製造しています。

https://www.japan.bianchi.com/bike-detail?id=3 ビアンキ「SPECIALISSIMA DISC(スペシャリッシマ ディスク)」(出典:ビアンキ公式サイト

 ビアンキの自転車といえば、「チェレステ」と呼ばれる緑に近い水色のカラーが特徴的です。街で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。ロードバイクだけでもさまざまなモデルがありますが、特に人気なのが「SPECIALISSIMA(スペシャリッシマ)」です。カーボンフレームで、わずか750gの軽量化を実現。2021年新型モデルの「SPECIALISSIMA DISC(スペシャリッシマ ディスク)」は、フラットロードに限らず、峠や山道を走るヒルクライムにも向いている万能モデルです。価格は100万円前後と高価ですが、高性能なロードバイクを求める人、長距離サイクリングをする人におすすめです。

 初心者におすすめのモデルは「VIA NIRONE 7(ヴィアニローネ7)」です。

https://www.japan.bianchi.com/bike-detail?id=20 ビアンキ「VIA NIRONE 7(ヴィアニローネ7)」(出典:ビアンキ公式サイト

 アルミフレームのため軽量で耐久性にも優れています。コンポーネント(ブレーキやギア、ペダルなど重要部品のセット)のグレードによって、適切な走行シーンや価格は変わってきますが、シマノの105を搭載しているモデルはサイクリングにおすすめです。105搭載の価格は20万円前後です。

ジオス(GIOS)

 ジオスもイタリアのメーカーで、1948年に創業しました。鮮やかなブルーカラーが特徴的で「ジオスブルー」と呼ばれています。フレーム作りにこだわっており、チューブの劣化を最小限に抑える低温溶接は特に評価されています。クロモリ製のフレームが多いのも、ジオスの特徴です。

 人気のモデルは「LEGGERO(レジェロ)」シリーズです。伝統的なシリーズで、ペダルの力をしっかりと推進力に変え、しなやかな走り実現します。

https://www.job-cycles.com/gios/collection/detail1.php?22-LEGGERO-1 ジオス「LEGGERO」シリーズ(出典:ジオス公式サイト

 金属パーツをなるべく減らしたモノコック製法で軽量化を図り、速さと強度を兼ね備えたフレーム。ブレーキホースやケーブル類はフレームに内蔵することで空気抵抗を減らし、高いエアロ効果が期待できます。価格は40〜50万円前後です。

スコット(SCOTT)

 スコットは1958年に米国で誕生し、現在はスイスに本社を構えるメーカーです。スキー用品のメーカーでもあり、スキーをする人の間でもスコットは人気のメーカーです。

 トライアスロンのバイク種目で使う「エアロバー」の開発をきっかけに自転車産業へ参入。ツール・ド・フランスで、グレッグ・レモンがアメリカ人として初めて優勝し、そのエアロバーの開発に関わったことでスコットは広まっていきました。

 スキー用品の製造を生かした開発は、革新的な製品を次々と生み出しており、1kgを切るモデルを最初に出したのはスコットだといわれています

 数あるモデル中でも、初心者におすすめなのは「SPEEDSTER」シリーズです。スコットのエントリーモデルに位置づけられ、価格も15万円以内の製品が多いです。

https://www.scott-japan.com/publics/index/1083/detail=1/b_id=4116/r_id=1988/#block4116-1988 スコット「SPEEDSTER」シリーズ(出典:スコット公式サイト

 フレームをエアロ形状に設計しているため、通常の丸チューブよりもエアロ効果が期待できます。本格的なレース向きのロードバイクよりも、前傾姿勢にならないため、初心者でも首や腰への負担を軽減して走行できるでしょう

ロードバイク:台湾の有名メーカー

コスパモデルが魅力:ジャイアント(GIANT)

 ジャイアントは1972年に設立された、台湾のメーカーです。自転車の生産台数は世界一といわれており、ロードバイクの王道的存在です。日本でも多く流通しているため、「GIANT」のロゴが入った自転車を街中で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

https://www.giant.co.jp/giant22/bike_datail.php?p_id=00000022 ジャイアント「CONTEND AR 1」(出典:ジャイアント公式サイト

 ジャイアントのロードバイクは高品質ながらも低価格な製品が多く、コスパの良さが魅力の1つです。エントリーモデルは10万円前後、カーボンフレームを使ったモデルは20万円以上が中心となっています。製品のラインアップが多いのも人気の理由で、女性向けブランド「Liv」も展開しています。取り扱っているお店も多いため、初めてのロードバイクにおすすめです。

 豊富なラインアップの中でも、「コンテンド」シリーズはアルミフレームがメインのエントリーモデルです。

https://www.giant.co.jp/giant22/bike_datail.php?p_id=00000027 ジャイアント「コンテンド」シリーズ(出典:ジャイアント公式サイト

 「コンテンド」は乗りやすさに定評があり、初心者におすすめのシリーズです。街乗りからサイクリングまで、さまざまなシーンで活用できます。スペックやコンポーネントのグレードによって価格に差はありますが、15万円以内で買えるモデルもあるため、初めてのロードバイクを検討している人は一度チェックしてみてはいかがでしょう

メリダ(MERIDA)

 メリダも同じく台湾のメーカーで、1972年に設立されました。かつては大手メーカーのOEM生産を行っており、高い技術力が強みとなっています。エントリーモデルからプロレーサー向けのモデルまで、幅広い製品をラインアップ。レースシーンにも介入しており、日本人プロロードレーサーの新城幸也選手が所属するチーム「バーレーン・マクラーレン」をサポートしています

 数あるロードバイクの中でも、「RIDE 80」はお手頃価格でエントリーモデルとしておすすめです。

https://www.merida.jp/lineup/road_bike/ride_80.html メリダ「RIDE 80」(出典:メリダ公式サイト

 「RIDE 80」は、メリダが数々のレーシングバイクの開発で培ったアルミニウム加工技術を採用し、振動吸収性を高めたフレームを実現。街乗りはもちろん、長時間のサイクリングにも適しています。価格は10万円前後と、コスパの良さも魅力です。

ロードバイク:日本の有名メーカー

レースでも使用される日本メーカー:ネスト(NESTO)

 老舗自転車メーカー「ホダカ」が新たに立ち上げた、スポーツ自転車ブランドが「ネスト」です。誰もがスポーツサイクルを楽しめる「次のふつう」をコンセプトに掲げており、幅広いバリエーションを展開しています。おしゃれなデザインもネストの人気の1つで、男女問わず愛されているブランドです。

 10万円以下で購入できる「FALAD」は、街乗りに便利なペダルやキックスタンド、サブブレーキレバーをはじめから装備しており、初心者にも優しいモデルです。

https://nestobikes.com/products/falad-d/ ネスト「FALAD」(出典:ネスト公式サイト

 アルミフレームのリア部に、パイプを扁平加工して衝撃を吸収する「フレクサー」を採用。価格は8万円前後です。

 サイクリングがメインの人は、上位モデルの「ALTERNA」がおすすめです。

https://nestobikes.com/products/alterna-d/ ネスト「ALTERNA」(出典:ネスト公式サイト

 「FALAD」と同じく、フレームリア部にフレクサーを採用し、地面からの衝撃を吸収します。さらに、シートステーとチェーンステーを横扁平に加工することで、リア部が縦方向にしなり、フレーム自体が柔軟に路面に対応します。コンポーネントはシマノの「SORA」を搭載。街乗りに限らず、サイクリングも始めたい人はチェックしてみてください。

アラヤ(ARAYA)

 アラヤは老舗自転車メーカーで、1903年に日本で初めて自転車用のリムの生産を始めました。その後、自転車そのものも手がけるようになり、スポーツ自転車を中心に製造しています。買い物や通勤、通学、サイクリングまで、1台で対応できるようなモデルが多いのが特徴です

 長時間の走行向けに作られた「ARAYA Federal」は、アラヤの数ある製品の中でも、スポーツサイクル入門モデルの位置づけにあります

http://araya-rinkai.jp/fed.html アラヤ「ARAYA Federal」(出典:アラヤ公式サイト

 スポーツ自転車にはめずらしく泥除けが付いており、日常使いもしやすいモデルです。フルクロモリフレームのため耐久性が高く、カーボンやアルミにはない、伸びやかな加速を実感できるでしょう。価格は8万円前後と、リーズナブルなのもうれしいポイント。街乗りとサイクリング、両方で使いたい人におすすめです。

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