「Fireタブレット」はAmazonが販売するタブレット端末。なんといってもコストパフォーマンスの良さで人気があり、Amazonの電子書籍「Kindle」や動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」を楽しむのにも向いています。
Fireタブレットはサイズ違いで複数機種がありますが、最もコンパクトなのが6月に発売された第12世代目の「Fire 7」。今回は、利用できる主なサービスやアプリをチェックしていきましょう。
FireタブレットはAndroidをベースとした独自OS「Fire OS」を使用しています。そのため、タッチパネルの基本的な操作方法はAndroidのスマホやタブレットと同じです。ちなみに第12世代Fire 7のOSのバージョンは「Fire OS 8」です。
画面下部に表示されるナビゲーションバーにある、バックボタン、ホームボタン、タスク管理ボタンもAndroidと同じ動作となります。
アプリに関しては、専用のインストーラからダウンロードできるもののみが使用できます。Google Playストアからアプリをインストールすることは基本的にはできません。この点が普通のAndroidタブレットとの大きな違いです。
Fire 7にプリセットされているアプリは、当然ながらAmazonのサービスに関連するものが中心です。
Amazonマークのアイコンは「Amazon ショッピングアプリ」、電子書籍リーダーの「Kindle」、動画配信の「プライムビデオ」など。Amazonの音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」も利用できます。
Webブラウザは「Silk Browser」というアプリが用意されています。こちらの使用感は後ほど確認しましょう。さらに初期状態では、カメラ、写真管理などのアイコンがホーム画面に並んでいます。
これ以外のアプリを追加する場合は、アプリストアからインストールします。
Fireタブレットで使用できるアプリは専用のアプリストアに用意されています。すべてのAndroid向けアプリが使えるわけではありませんが、例えばゲームでは、「パズル&ドラゴンズ」「モンスターストライク」「Minecraft」といった人気タイトルがそろっています。
また動画サービスのアプリも充実。プライムビデオだけでなく、You Tube、TikTok、Netflix、U-NEXT、hulu、ABEMAといった大手動画サービスのアプリはほとんど使用できます。Disney+や東映特撮ファンクラブといった、ジャンル特化の動画サービスアプリが使用できるのもうれしいですね。
専用Webブラウザの「Silk Browser」は、スマホやパソコンで普及しているブラウザ「Google Chrome」と同じ技術をベースにしたもので、Chromeと同じような感覚で操作できます。ちなみにFire TVでも同様に、Silk Browserが採用されています。
一般的なタブブラウザとなっており、上部のタブを切り替えることで複数のWebページを切り替えて閲覧できます。ブックマークや履歴、画像ダウンロードといった一般的なWebブラウザの機能もスムーズに使えます。
便利な機能として「読書リスト」があり、Webページを保存してオフラインで閲覧できます。右上のメニューアイコンをタップし「読書リスト」「読書リストに保存」の順にタップするとページが保存できます。
Fire 7のディスプレイサイズでは、電子書籍「Kindle」が最も適しているかもしれません。もちろんKindle専用のビューワ端末もありますが、アプリが追加でき、WebブラウジングができるのがFire 7のメリットです。
電子書籍は「Kindle」アプリ内から検索して読むことができます。無料コンテンツも豊富に用意されていますので、試し読みもはかどります。
そして、200万冊以上が定額制で読み放題になる「Kindle Unlimited」もおすすめ。月額980円で対応のコンテンツが読み放題となるサブスクサービスです。写真集なども豊富にラインアップされており、30日間の無料期間だけでも試してみるとよいでしょう。
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