ウォーキングやランニングをするために、専用のウェアをそろえることも少なくないでしょう。最近では機能性が高いウェアが多く販売されているので、どれが自分に合っているのか悩むことがあるかもしれません。
選択肢の1つとしておすすめなのが、ワークマンの「MOVE ACTIVE SPORTS(ムーブ アクティブ スポーツ)フーディ」です(以下、スポーツフーディ)。運動するときのことを考えて作られたウェアで、ワークマンならではの工夫もあります。それでいて、価格は2900円(税込、以下同)と3000円以下です。ワークマンの公式通販サイトのレビューでも高評価が多いウェア。実際に着用して運動してみましたので、使用感などをレビューします。
ワークマンのスポーツフーディは、表側が滑らかな生地になっています。綿100%のような肌触りではなく、ウェットスーツに近い印象です。
素材はポリエステル80%、レーヨン15%、ポリウレタン5%です。
すでに2カ月ほど週に3回のペース(使用時間は1回1時間ほど)で使っていますが、毛玉はできていません。生地の傷みは少ないように感じます。長く使えるので、結果的にコスパはよくなりそうです。
裏地はスウェットのような肌触りです。裏起毛ではありませんが、ふんわりとしています。そのため保温性は高くなっています。
着用した瞬間に暖かさを感じますし、走っていると短時間で暑くなってきます。保温性が高いので、長時間運動する人は途中で脱げるようにしておくとよいかもしれません。
ファスナータイプのジャージは、ファスナーを上まであげると顔に当たってしまうことがあります。冬場はファスナーが冷たくなるので、肌に触れるとヒヤッとすることがあります。また走るたびに顔にファスナーが当たると、気になって集中できないことも。
ワークマンのスポーツフーディは、ファスナーが収納できるようになっています。そのためファスナーに気を取られることなく運動することができます。
ワークマンのスポーツフーディの特徴の1つが、背面にファスナーポケットがあることです。走ったり歩いたりする際、小物を収納できるので非常に便利です。
ただこの背面ポケット、使用するにあたって注意が必要だと感じました。スマホはすっぽり入るのですが、スマホの重みでスポーツフーディが下に引っ張られてしまいます。そうなると首元が引っ張られるので、窮屈に感じてしまうことがありました。
また走るたびに背面ポケットに入れたスマホが揺れて腰に当たるので、気になって仕方ありません。せっかくの背面ポケットですが、スマホのように重さがあるものは入れないほうがよいと感じました。例えば家の鍵など小さくて軽いものを入れるとよさそうです。
身長160cmの筆者が使っているのはMサイズですが、少々オーバーサイズです。丈が長めで、ヒップがすっぽりと隠れます。
筆者はそれほど気にならないのですが、走る際に邪魔に感じてしまう人もいると思います。ただ、これよりも小さいサイズは販売されていないので、試着をしてからの購入をおすすめします。Mよりも大きなサイズのLやLL、3Lは展開されているので、身長が大きな方などはぴったりなサイズを購入しやすいでしょう。
カラーについては、筆者は「グレー杢」を使っています。オレンジのラインが目を引く、かっこいいデザインです。他にネイビー杢、ブラック、チャコール杢があります。販売価格は、前述の通り2900円です。もしかしたら、ワークマンの商品にしてはちょっと高いと感じる人がいるかもしれませんが、生地が傷みにくく長く使えそうなので、コスパがどんどん良くなる優れたウェアだと思います。
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