「Fireタブレット」はコストパフォーマンスの高さで人気のAmazonデバイス。動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」や電子書籍サービス「Kindle」を手軽に楽しむのにぴったりの製品です。
そのFireタブレットの最新モデルが、2022年10月発売の「Fire HD 8 Plus タブレット(第12世代)」。今回は利用できるサービスやアプリをチェックします。
FireタブレットはAndroidをベースとした独自OS「Fire OS」を使用しています。そのため、基本的な操作方法はAndroidスマートフォンやタブレットと同様です。ちなみに第12世代 Fire HD 8 PlusのOSのバージョンは「Fire OS 8」です。
画面を指でタッチすることによりアプリの起動や項目の選択、文字入力などを行います。スワイプやフリックもAndroidと全く同じ感覚でできます。画面下部に表示されるナビゲーションバーにある、バックボタン、ホームボタン、タスク管理ボタンもAndroidと同じ動作です。
アプリに関しては注意が必要で、Amazonが提供する専用ストアからダウンロードできるもののみが使用できます。通常のGoogle Playストアからアプリをインストールして使用することは基本的にはできません。
このサイズのタブレットでかつAmazon製品となると、電子書籍サービス「Kindle」の使い勝手が気になります。
Fire HD 8 Plusは8インチディスプレイを搭載し、解像度は1280×800ピクセル。ハイスペックなモデルと比べると見劣りしますが、フォントは最小でも最大でも美しく表示されるので、電子書籍の利用は快適。もちろん、スワイプによるページめくりもスムーズです。
定額読み放題の「Kindle unlimited」は登録から30日間無料で使用できますので、この機会に合わせて利用してみるのもいいでしょう。Kindle unlimitedでは、小説や実用書などのほか、漫画や写真集なども用意されています。
動画サービスの専用アプリはとても充実しています。Amazonプライムビデオは当然ながら標準でアプリがインストールされており、ホーム画面から起動して視聴できます。
このほかにも、YouTube、TikTok、Netflix、U-NEXT、hulu、ABEMAといった、大手動画サービスのアプリはほとんどダウンロードして使用できます。
スピーカーはステレオで、横持ち・横置きを問わず単体でも動画やゲームなどの臨場感あるサウンドを楽しめます。またサラウンド技術のDolby Atmos対応のため、クリアかつ迫力ある音質も特徴です。
Fire HD 8 PlusなどFireタブレットは、Webブラウザに専用の「Silk」を使用します。SilkはGoogle Chromeと同じコードベースが使用されており、Chromeと同じような感覚で操作できます。
Fire HD 8 Plusは8インチということもあり、スマホよりも大きな画面でWebブラウジングできます。プロセッサーの性能が向上しているので、スワイプによるスクロールや、ピンチ操作による拡大・縮小もスムーズです。
ゲームプレイは、ステレオサウンドを楽しめる意味でも横持ちが最適です。もちろん片手操作可能なサイズ感ですから縦表示のゲームも違和感はありません。
なお、サウンドを存分に楽しみたいのであればステレオ対応のヘッドフォンやイヤフォンを使うのがおすすめです。
さて今回はロングセラーゲームの「モンスターストライク(モンスト)」を試してみました。AmazonのFireタブレット向けにチューンされているアプリということもあり、非常にスムーズ。
高い処理能力を求められるゲームによっては、ところどころ動きが遅くなるものもありますが、Fire HD 8 Plusでモンストは快適に遊べます。
モンストの“オーブ”購入など、Fireタブレット向けゲーム内課金には「Amazonコイン」を使用します。通常のショッピングと同じように、amazonのサイトやamazonのショッピングアプリで購入して使用できます。
「Amazonギフト券」とは別の通貨ですので、手持ちのAmazonギフト券などを使いたい場合には「Amazonギフト券」を使って「Amazonコイン」を購入する必要があります。
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