「Fireタブレット」はコストパフォーマンスの高さで人気のAmazonデバイス。動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」や電子書籍サービス「Kindle」を手軽に楽しむのにぴったりの製品です。
そのFireタブレットの最新モデルが、2022年10月発売の「Fire HD 8 Plus タブレット(第12世代)」です。今回は外観やサイズ、基本操作を中心にチェックします。
Fire HD 8 Plusは8インチクラスのタブレットで、Fireタブレットシリーズでは中サイズのモデル。価格が32GBモデルで1万3980円(税込、以下同)、64GBモデルで1万5980円とコスパの高さが特徴です。カラーはグレーのみ。
よりコンパクトな7インチの「Fire 7」よりひと回り大きい程度ですが、10インチの「Fire HD 10」よりはかなりコンパクト。片手でも持てるサイズで7インチよりも画面が大きいため、利用シーンは広がります。
ネット接続に関してはWi-Fiモデルのみ。本体の重さは342gと、横持ちの際も片手で持てないことはないですが、できれば両手で支えて使用したいところです。長時間の動画を再生する場合には、スタンドを別途用意するのがよりおすすめです。
タブレットとしてはかなりお手頃なFire HD 8 Plusで気になるのが処理性能です。プロセッサーは2.0GHz駆動の6コアプロセッサーを搭載し、前世代機より最大30%の高速化を実現。アプリをより快適に使用できるようになりました。
従来から対応している、ピクチャ・イン・ピクチャ機能もよりスムーズに利用できます。ピクチャ・イン・ピクチャ機能では、Prime Videoなどでお気に入りの番組を見ながらレシピを検索するなど、2画面表示に対応している2つのアプリを同時に表示できます。
内蔵メモリは3GB。Webブラウジングやゲームなどもこれまでより快適に利用できます。ストレージは、32GBと64GBのモデルが用意されており、さらに1TBまでのmicro SDカード(別売)も利用可能です。
またサラウンド技術「Dolby Atmos」対応のステレオスピーカーを内蔵し、単体でも動画や音楽を臨場感あるサウンドを楽しめます。
ボタンや端子類は上部側面に集中して配置されています。左上の電源スイッチで画面・電源のオン/オフが可能。その隣にはボリュームボタンがあり、音量を調節できます。
中央にはマイク端子、その右にUSB-Cポートと3.5mmステレオジャックが並びます。ステレオジャックには有線イヤフォン/ヘッドフォンを接続してサウンドを出力できます。
また、A2DPプロファイルに対応したBluetoothを搭載していますので、Bluetooth対応のイヤフォンやスピーカーなどをワイヤレス接続して使用することもできます。
8インチディスプレイの解像度は1280×800ピクセルですので、他メーカーのハイスペックなモデルと比べると決して高精細とはいえません。とはいえ、電子書籍やWebサイトの文字は読みやすい印象です。
このディスプレイは強化アルミノシリケートガラスを採用し、スクリーンの強度を向上しています。
カメラは、2メガピクセルのフロントカメラと5メガピクセルのリアカメラの2基を搭載。通常の撮影に使用するリアカメラは背面の角に搭載しているので、縦持ちでも横持ちでも指先が被らない状態で撮影できます。
フロントカメラは左端中央にあります。Zoomなどのビデオ通話や自撮りは、横持ちで行うのが適切です。
バッテリーも強化されており、読書、Webブラウジング、動画・音楽再生などでの通常使用時、最大13時間の仕様が可能です。就寝前に短時間使用する程度であれば、毎日充電する必要はないでしょう。
外部接続端子にはUSB-C(2.0)コネクタを採用。パソコンや付属の電源アダプターと、付属のType-A to Type-Cケーブルで接続して充電できます。
加えてワイヤレス充電に対応しているので、別売りのワイヤレス充電スタンドを購入するか、セット商品を購入することで、ケーブルレスで手軽に充電できます。
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