アウトドアショップ店員が選ぶ「ドライフード」おすすめ5選 手軽に”山ごはん”デビューしよう！【2023年1月版】

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　「登山で山ごはんに挑戦してみたい！」と考える人は多いのではないでしょうか。頑張って登った山頂で食べるご飯は格別です。とはいえ、調理器具や食材などをあれこれ用意すると荷物が重くなり、体に負担をかけてしまいます。そんな時に便利なのが「ドライフード」です。

尾西食品「アルファ米 12種類セット」（出典：Amazon）

　生の食材やレトルトよりも軽く、お湯を注ぐだけで美味しく食べられるので失敗知らず！　今回は、アウトドアショップ店員である筆者がドライフードの失敗しない選び方やおすすめの商品を紹介します。

おかだあきほ

フリーランスライター兼アウトドアショップスタッフ。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。勤務するアウトドアショップのお客さまから寄せられるお悩みや自身の山体験を生かし、リアルで深い内容を発信！　リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。

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ドライフード：必要な量を考慮して種類を選ぶ

　ドライフードとは、フリーズドライ加工やアルファ化（熱風での急速乾燥）によって水分を抜いた食品のことで、水やお湯を加えて調理します。ドライフードを選ぶ際は、どのくらいの量が必要なのかを考え、食べきれる量の商品を選びましょう。

尾西食品「アルファ米 白飯 100g×50袋」（出典：Amazon）

　登山でよく利用されるドライフードは、加水調理後の保存が難しいものがほとんどです。のちに紹介する「アルファ米」パックなどは、一般的な茶わん1杯分よりも多めの内容量であり、少食の人は食べきれないこともあるため注意が必要です。

　その場合は、やや量の少ない「おにぎりタイプ」を選ぶなどの工夫により、食べ残しをなくすことができます。事前に必要な量と商品の内容量を照らし合わせて山に持参しましょう。

ドライフード：作りやすさや待ち時間で選ぶ

　調理器具の有無や食事にかける時間を考慮して商品を選びましょう。例えば、スタンドパックに入ったアルファ米は、お湯を入れるだけで食べられるため容器がいりません。一方、フリーズドライ味噌汁のように、袋内での調理ができず、耐熱カップが必要なものもあります。耐熱カップを持っていない、または荷物を増やしたくない場合は、パック内で調理できるドライフードがおすすめです。

アイリスオーヤマ「非常食 5年保存 アルファ米 50食セット」（出典：Amazon）

　また、商品によって待ち時間は異なります。例えば、柔らかいリゾット類はお湯を入れてすぐに食べられますが、アルファ米は最短15分の待ち時間を要するものが多いです。待ち時間が多いと食事休憩の時間が長くなり、下山の遅れにもつながります。山行によって食事休憩にかける時間を事前に決め、それに合ったドライフードを選びましょう。

ドライフード：栄養成分や食べやすさで選ぶ

　登山は非常に多くのエネルギーを消費するアクティビティのため、食事は重要な栄養補給時間です。そのため、運動で使った栄養素を補うことを意識しましょう。

　具体的には、長時間ガッツリと登った後は、ご飯や麺など炭水化物のドライフードを取ることが重要です。炭水化物は運動によって消費されるため、補わないとスタミナ切れを起こしてしまいます。加えて、たくさん汗をかいた後には味噌汁やスープなどのドライフードを食べるのもおすすめです。

アマノフーズ「フリーズドライ 雑炊 にゅうめん 7種14食セット」（出典：Amazon）

　食べやすさも重要です。体が疲れていると普段よりも食欲が落ちたり、食が細くなったりしてしまうことがあります。そんな時は、胃に負担をかけずサラッと食べられる雑炊や麺類などのドライフードがおすすめです。

おすすめ「ドライフード」はコレ！

尾西食品「アルファ米 12種類セット」

　山好きなら誰しも一度は食べたことがある、といっても過言ではない尾西食品のアルファ米は、国産米のみを使用し、手軽ながらとても美味しいことで長年支持されている商品です。味のバリエーションも豊富にラインアップされています。内容量は茶わん軽く2杯分ほどの260gのため、これ1食で満足度が高く、十分なエネルギーを得られます。一緒に登った仲間と2人で分けるのもおすすめです。

尾西食品「アルファ米 12種類セット」（出典：Amazon）

　水やお湯をスタンドパックに注いで待つだけで食べられる手軽さがポイント。パッケージ内にはスプーンも入っているため、カトラリー類を持っていなくても食べられます。最長5年間保存が可能なため、登山での食事としてだけでなく、災害時の備えとしてもおすすめです。

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尾西食品「携帯おにぎり 鮭・五目おこわ・わかめ」

　パウチに水またはお湯を注ぐだけで“にぎらずに”できるおにぎりです。内容量は109gと、上記のアルファ米スタンドパックの半分以下に設計されています。少食の人や、おかずやカップラーメンなどと一緒に、お米を少しだけ食べたい人におすすめです。パッケージサイズは20（高さ）×15（奥行き）×25（幅）cmと小ぶりなため、持ち運びもしやすいです。

尾西食品「携帯おにぎり 鮭・五目おこわ・わかめ」（出典：Amazon）

　携帯おにぎりは、手を汚さずに食べられるのがポイントです。吸水後、パッケージ上部を切り取り、両サイドのフィルムを剥がして食べることができます。そのため、食べ終わるまで素手でおにぎりを触る必要がありません。登山中は、手が汚れていたり、食事前に入念に手を洗える環境がなかったりする場合が多いため、衛生的にも安心できます。

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サタケ「マジックパスタ カルボナーラ」

　熱湯を入れて3分待つだけで食べられるスタンドパック入りのパスタです。パスタの食感はモチモチで、味はしっかり濃いため、食べ応えがあります。アルファ米よりも調理時間が短いため、しっかり食べたいけれど、あまり食事に時間をかけられないときにもおすすめ。カルボナーラの他に、ペペロンチーノときのこのパスタをラインアップしています。

サタケ「マジックパスタ カルボナーラ」（出典：Amazon）

　自分でお湯を入れて調理するため、パスタを好きな硬さにできるのもポイントです。アルデンテが好きなら3分ちょうど、少し柔らかめが好きなら4〜5分待ってもよいでしょう。また、時間に余裕があれば、この商品に野菜やチーズ、シーフードミックスなどを足してアレンジするのもおすすめ。野菜やシーフードミックスは、事前に加熱しておいたものを加えるとスムーズです。ぜひチャレンジしてみてください。

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アマノフーズ「フリーズドライ リゾット」

　味噌汁やスープなど、フリーズドライ商品を数多く開発・製造しているアマノフーズのチーズリゾットは、香り高くコクがあり、少量ながら満足感が得られるのが魅力です。お米の粒感は少なく、柔らかめの食感のため、食欲が落ちていても無理なく食べられます。また、消化がよいため、食事後すぐに動いてもお腹がきつく感じにくいのもポイントです。

アマノフーズ「フリーズドライ リゾット」（出典：Amazon）

　作り方は非常にシンプルで、袋の中身を容器に入れ、お湯を150ml注ぐだけでOK！　待つ時間は必要なく、スプーンで混ぜるとすぐに食べられます。さらに、注ぐお湯の量によって好みの質感にできるのもポイントです。硬めにしたいときはお湯を少し少なめに、スープ仕立てにする場合はお湯を多めに注ぐとよいでしょう。

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尾西食品「アルファ米 オニシのナシゴレン」

　変わり種メニューとして、エスニック風味のアルファ米も販売されています。ナシゴレンとは、東南アジアを中心に食べられているチャーハンのことで、スパイシーな風味が特徴です。ピリ辛のナシゴレンは、疲れていて食欲が落ちているときや、暑い日にも食欲をかき立ててくれ、サラッと食べられるのでおすすめ。先述したアルファ米同様、水またはお湯を注いで待つだけで食べられ、調理器具をそろえる必要もありません。

尾西食品「アルファ米 オニシのナシゴレン」（出典：Amazon）

　また、内容量は192gと1食分のため、一般的なアルファ米では量が多くて食べきれない女性にもおすすめしたい一品です。ナシゴレンのほかに、インドの炊き込みご飯である「ビリヤニ」もラインアップされています。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

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