国産の機械式時計メーカー・ケンテックスジャパンは1月20日、防衛相自衛隊幕僚監部協力のもと製品化される自衛隊時計「JSDF WATCHシリーズ」から、陸・海・空の特別部隊モデルを発表しました。ケンテックスの公式オンラインショップなどで、先行予約を受付中です。
自衛隊時計「JSDF WATCHシリーズ」は、隊員の実費購入が原則となっている腕時計において、隊員の金銭的な負担を抑えつつ、耐久性と機能性を兼ね備えた腕時計を開発するため、陸・海・空各幕僚監部の協力を得ています。日本全国の自衛隊駐屯地や各基地で取り扱っているほか、一般販売も行っています。
陸上自衛隊「第一空挺団」モデルは、傷から守り光の反射を防ぐガンメタルPVDでコーティングしています。また、砲弾発射地点までの距離を計測するテレメーター、方位計、カウントダウンベゼル機能を装備しています。
ベルトは、軽くて丈夫なコーデュラナイロン製のベルクロストラップを採用。6時位置のインダイヤルには部隊章がデザインされ、裏ぶたにはエンブレムと共に、同部隊の空挺精神である「精鋭無比」が刻印されています。公式ストアでの販売価格は、4万2900円です。
海上自衛隊「掃海隊群」モデルは、ISO6425潜水防水規格に準拠する200M防水性能に加えて、「航海に出ると曜日感覚がなくなる」という隊員の声を反映したデイデイトカレンダー機能を搭載しています。また、目印のない海上においても、時刻と太陽の位置から方位を割り出すことができる内転式の方位計も備えています。
マットなブラックPVD加工を施したケースに、視認性の高いドットインデックスを採用。ベルトには、ウェットスーツの上から着用することも想定した、水に強く汚れにくい長めのラバーベルトが使われています。また、9時位置には掃海隊群のエンブレムに描かれている3つ頭の竜がデザインされています。公式ストアでの販売価格は、4万1800円です。
航空自衛隊「飛行教導群」モデルは、1/20秒単位での時間計測が可能なクロノグラフ機能や、直感的な回転操作により速度計算や燃料計算が可能な、フライトコンピューターを搭載しています。
ベルトは、撥水性や耐久性に優れたコーデュラナイロン製のNATOベルトを採用。6時位置には、飛行教導群の部隊マーク「コブラ」をデザインしています。公式ストアでの販売価格は、4万1800円です。
3モデルとも、太陽光で発電して駆動するソーラー発電式を採用。フル充電時で、最大6カ月間駆動します。また暗闇でも視認性を確保できるように、文字盤インデックスと針に強蓄光が塗布されています。
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