まだまだ朝晩は冷えますが、暖かい日も増えてきました。そうなると気になるのが、紫外線です。紫外線対策として帽子をかぶったり、日傘を差したりする人もいると思いますが、「日焼け止め」は欠かせませんよね。
今回は、おすすめの「機能性が高い日焼け止め」を紹介します。2023年の新作もピックアップしています。
Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品、スマートウォッチなどを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では2児の母。趣味は読書で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。また温泉巡りも趣味。愛車はホンダ・フリード。
日焼け止めには「SPF」や「PA」といった表記があります。「SPF」とは、「Sun Protection Factor」(サンプロテクションファクター)の略で、紫外線の「UV-B」(紫外線B波)の防止効果を表しています。
紫外線は波長によって「UV-A」「UV-B」「UV-C」に分けられますが、「UV-C」は地表へは届かないため、日焼けは「UV-A」「UV-B」を意識しましょう。
「UV-B」は肌を赤く炎症させ、ヒリヒリとした状態にしてしまいます。これを防ぐ効果を表しているのが「SPF」で、最高値は50です。51を超える製品については「SPF50+」と表記されます。
「PA」は、「Protection grade of UVA」(プロテクショングレイドオブUVA)の略で、「UV-A」(紫外線A波)の防止効果を表しています。「UV-A」は肌を黒くし、シミやしわの発生に関係しているといわれています。
防止効果は「+」「++」「+++」「++++」の4段階で表記し、+が多い方が防止効果が高いことを表しています。
プールや海などで使う日焼け止めについては、「ウォータープルーフ」といった表示のあるものを選ぶと思います。しかし「SPF」や「PA」とは異なり、その程度については不明確でした。日本化粧品工業連合会は2022年12月、この程度を明確化する「UV耐水性」の表示を運用開始しました。
「UV耐水性」とは、水にぬれた後にどれくらい日やけ防止効果(SPF)が保持されるかを示した表記です。レベルは★もしくは☆の数で示され、「UV耐水性★(もしくは☆)」「UV耐水性★★(もしくは☆☆)」の2段階で表示されます。それぞれ、「ワンスター」「ツースター」と読みます。
注意点としては、この表示はあくまでも日やけ防止効果(SPF)に関してのものということです。例えば、日焼け防止効果のあるファンデーションなどのコスメについては、UV耐水性が表示されていても、「水ぬれ後のメイクアップ効果の持続」を保証しているわけではありません。
「とりあえず、SPFとPAが高い日焼け止めでいいや」ではなく、肌への負担も考えたいところです。日本化粧品工業連合会によると、生活シーンに合わせて日焼け止めを選ぶことが推奨されています。
もちろん、日焼け止めだけではなく、「つばの広い帽子をかぶる」「日傘を差す」「長そでを着る」「サングラスをかける」などの紫外線を浴びない工夫も重要です。
2022年も大人気だったのが、「ビオレUV アクアリッチ」シリーズです。「ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス」は水のような柔らかな付け心地が特徴で、何度塗り直しても軽く、ファンデーションの下地にも使用できる全身用の日焼け止めです。
販売価格も70gで1000円前後と、非常にコスパが良いのもうれしい点です。Amazonでは110gの特大サイズも取り扱っており、全身用日焼け止めの売れ筋ランキングで第2位と人気が高い商品です(2023年3月23日11:00時点)。
また、世界で初めて「Micro Defense」を処方しているため、ミクロレベルの隙間までムラなく塗ることができます。防止効果は、SPF50+、PA++++です。
「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト」は、同じく花王の「ビオレUV アクアリッチ」シリーズのミストタイプです。顔や身体だけではなく、髪にも使用できるので、外出先での塗り直しにぴったりです。
防止効果は、SPF50+、PA++++。販売価格は、60gで1000円前後です。
アリィー(ALLIE)の日焼け止めは、素肌をトーンアップしてくれたり、血色感を与えてくれたりするなど、機能性が高い商品がそろっています。「クロノビューティ カラーチューニングUV」は日焼け防止効果がSPF50+、PA++++と高いだけではなく、毛穴をカバーし、顔色も補正してくれます。そのためノーファンデーションでもきれいに仕上がり、そのまま外出もできます。
種類は3つあり、くすみと毛穴をカバーし透明感が上がる「01」と、クマと毛穴をカバーし血色感をアップする「02」、色ムラと毛穴をカバーし素肌感のある仕上がりにする「03」です。内容量は40g。販売価格は2000円前後です。
同じくアリィー(ALLIE)の、日焼け止め効果とチークの色づきを両立した「クロノビューティ カラーオンUV チーク」も要チェックです。
新技術の「カラーUVヴェール技術」を搭載しているのが大きな特徴です。これにより、アリィーの従来技術では難しかった、SPF50+と自然な色づきを両立することができます。
種類は3つで、「透け感ピンク」「じんわりオレンジ」「追いツヤUV」です。日焼けしやすい頬用の日焼け止めとして、1つは欲しいアイテムといえそうです。内容量は30g。販売価格は2000円前後です。
2021年に大ヒットとなったオルビス(ORBIS)の「リンクルホワイトUVプロテクター」。販売本数は49万本を達成しています(2022年12月8日時点)。2023年に発売された「リンクルブライトUVプロテクター」は、その2代目となります。今までの機能はそのままに、複合保湿成分「マルチプルフィトラスター」を配合。ハリと透明感のある肌をサポートします。
日焼け止めだけではなく、エイジングケアもできるのが大きな特徴です。ナイアシンアミドを配合することで、シワや美白にアプローチすることができます。内容量は50g。公式ショップでの販売価格は3850円(税込、以下同)です。
家族みんなが使いやすい日焼け止めが、石澤研究所の「紫外線予報 UVさらさらジェル」です。1歳から全身に使えて、石けんで落とせるので、子供も扱いやすいでしょう。透明なジェルがサッと肌になじむので、日焼け止めが苦手な人でも使いやすいです。
防止効果はSPF30、PA+++と、日常使いしやすいタイプの日焼け止めといえます。内容量は250gとたっぷり。公式ショップでの販売価格は1760円です。
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