桜が散り始め、暖かい日が増えてきました。そうなると気になるのが、紫外線です。紫外線対策として帽子をかぶったり、日傘を差したりする人もいると思いますが、「日焼け止め」は欠かせませんよね。
今回は、塗り直しに使いやすい「日焼け止め」を紹介します。日焼け止めは、朝塗ったら終わりではなく、塗り直すことが必要です。持ち運びしやすく、塗り直しに便利なアイテムを紹介します。
Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品、スマートウォッチなどを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では2児の母。趣味は読書で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。また温泉巡りも趣味。愛車はホンダ・フリード。
「とりあえず、SPFとPAが高い日焼け止めでいいや」ではなく、肌への負担も考えたいところです。日本化粧品工業連合会によると、生活シーンに合わせて日焼け止めを選ぶことが推奨されています。
もちろん、日焼け止めだけではなく、「つばの広い帽子をかぶる」「日傘をさす」「長そでを着る」「サングラスをかける」などの紫外線を浴びない工夫も重要です。
「日焼け止めは塗り直した方が良い」と見聞きすることが多いと思いますが、どのような頻度で塗り直せば良いのでしょうか。日本化粧品工業連合会は、「少なくとも2〜3時間おきを目安に状況を見て塗り直すこと」を推奨しています。
日焼け止めは、量が少なすぎたりムラがあったりすると、思わぬ日焼けにつながります。また、衣類や動作の摩擦などが原因で落ちてしまうこともあります。十分な量をムラなく塗るように心がけ、2〜3時間おきに塗り直すように意識してみるとよいでしょう(出典:日本化粧品工業連合会)。
プールや海などで使う日焼け止めについては、「ウォータープルーフ」といった表示のあるものを選ぶと思います。しかし「SPF」や「PA」とは異なり、その程度については不明確でした。日本化粧品工業連合会は2022年12月、この程度を明確化する「UV耐水性」の表示を運用開始しました。
「UV耐水性」とは、水にぬれた後にどれくらい日やけ防止効果(SPF)が保持されるかを示した表記です。レベルは★もしくは☆の数で示され、「UV耐水性★(もしくは☆)」「UV耐水性★★(もしくは☆☆)」の2段階で表示されます。それぞれ、「ワンスター」「ツースター」と読みます。
注意点としては、この表示はあくまでも日やけ防止効果(SPF)に関してのものということです。例えば、日焼け防止効果のあるファンデーションなどのコスメについては、UV耐水性が表示されていても、「水ぬれ後のメイクアップ効果の持続」を保証しているわけではありません。
簡単に塗り直しができて、べたつかないものが良いなら、コーセーコスメポートの「サンカット プロテクトUV ミスト」がおすすめです。ミストタイプの日焼け止めで、逆さにしても使えるので、背中などの塗りにくいところにも使えます。
みずみずしく軽い使用感ですが、しっかりと密着するので、こすれに強くUVカット効果が持続します。また美容成分を80%配合しているので、肌に潤いを与え、日焼けによる乾燥ダメージなどを防ぎます。防止効果はSPF50+、PA+++。内容量は60mlで、公式ショップでの販売価格は968円(税込、以下同)です。
花王の「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト」も、同じくミストタイプの日焼け止めです。顔や身体だけではなく、髪にも使用できるので、外出先での塗り直しにぴったりです。
防止効果は、SPF50+、PA++++。公式ショップでの販売価格は、60gで1000円前後です。
日本ロレアルの「ラロッシュポゼ(La Roche-Posay) UVイデア XL プロテクショントーンアップ」は、昨年に引き続き大人気の日焼け止めです。Amazonの「顔用日焼け止め」売れ筋ランキングでも第1位となっています(2023年4月6日15:00時点)。
トーンアップテクノロジーを採用しているので、肌に届いた光を乱反射し、自然で上品なツヤ感を演出します。メイク直しとして使用することで、日焼け止めの塗り直しもできます。
防止効果はSPF50+、PA++++と高く、シミやエイジングサインの主な原因といわれる「ロングUVA(長波長UVA)」も防ぎます。カラーはローズ、クリア、ホワイト。楽天市場では、期間限定のスキンケアが付いたセットも販売しています。
「ラロッシュポゼ(La Roche-Posay) UVイデア XL プロテクショントーンアップ」の30mlが1本に、化粧水や美容液のセットが付いて、販売価格は3960円です。
家族みんなが使いやすい日焼け止めが、石澤研究所の「紫外線予報」シリーズです。1歳から全身に使えて、石けんで落とせるので、子供も扱いやすいでしょう。その「さらさらUVスティック」はスティックタイプなので、手を汚さずに手軽に塗れるので便利です。
防止効果は、SPF50+、PA++++。公式ショップでの販売価格は、15gで1870円です。
同じく石澤研究所の「紫外線予報」シリーズから、スプレータイプで使いやすい「透明UVスプレー」もおすすめです。顔・身体・髪と全身使えて、透明なので服や靴にかかっても問題ありません(衣類の素材によってはシミになることがあります)。
こちらも防止効果はSPF50+、PA++++と高いですが、1歳から使えます。また内容量は150gとたっぷりなので、家族全員で使いやすいですが、持ち運びはしにくいかもしれません。公式ショップでの販売価格は2035円です。
アリィー(ALLIE)の日焼け止めは、それだけで素肌をトーンアップしてくれたり、血色感を与えてくれたりするなど、機能性が高い商品がそろっています。そのアリィー(ALLIE)の、日焼け止め効果とチークの色づきを両立した「クロノビューティ カラーオンUV チーク」も要チェックです。
新技術の「カラーUVヴェール技術」を搭載しているのが大きな特徴です。これにより、アリィーの従来技術では難しかった、SPF50+と自然な色づきを両立することができます。
種類は3つで、「透け感ピンク」「じんわりオレンジ」「追いツヤUV」です。日焼けしやすい頬用の塗り直し日焼け止めとして、1つは持っておきたいアイテムといえそうです。内容量は30g。販売価格は2000円前後です。
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