6月1日から電力各社で最大4割以上の値上げが実施されたこともあり、今夏は節電を頑張りたいという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ダイキン工業が公開している「エアコンの電気代を節約する方法」について紹介します。
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ダイキン工業が全国の男女528名(20〜59歳)を対象に行った「電気代値上げとエアコンの節電に関する意識調査」によると、この夏節電したい家電1位はエアコン(68.8%)でした。
また「夏場にエアコンを使う際に、省エネ・節電のために、今年実施したい工夫は何ですか」との質問には、「設定温度を少し上げる」や「定期的にエアコンのフィルターを掃除する」が上位を占めました。
定期的に(2週間に1回程度)エアコンのフィルターを掃除することは、節電対策として効果的な方法の1つ。フィルターにホコリが堆積すると、室内機を通って冷やされる空気の量が減り、室温が設定温度に到達するまでに時間がかかります。フィルターを1年間掃除しないと、電気代が約25%上がる場合もあるとのことです。
ここからは「設定温度を上げる」「定期的にエアコンのフィルターを掃除する」以外に今すぐ実践できる節電対策をまとめました。
風量を弱めると節電になるイメージがありますが、室内が設定温度に到達するまでに時間がかかり、無駄な電気代がかかってしまうこともあります。そのため風量は「自動」にしておくと効率的です。
30分程度の外出であれば、つけっぱなしにしておいた方が消費電力を抑えられます。エアコンは運転を開始した直後など、室温を大きく変化させるときに多くの電力を消費します。一方で、設定温度に到達後室温を維持する電力は少なめです。スイッチをこまめにオン・オフすると、室温を大きく変化させるタイミングが増えてエアコンに負荷がかかり、消費電力も増加します。
夏場は天井付近と床付近の空気の温度に差が出る「温度ムラ」が起こりやすくなっています。エアコンが「まだ設定温度に達していない」と判断して必要以上に運転してしまうのを防ぐために、エアコンの風向を水平にしたり、扇風機やサーキュレーターを使って室内の空気を撹拌したりするようにしましょう。
室外機の吸込口や吹出口がふさがれると、エアコンに負荷がかかり運転効率が下がるので、室外機にカバーをかけたり、周辺に物を置いたりしないようにしましょう。
部屋の中が外よりも暑いと感じたときは、すぐにエアコンのスイッチを入れず、窓を開けて空気の入れ替えを行いましょう。熱気を外に逃がしてからエアコンをかけることで、無駄な電気を使わず効率的に部屋を冷やすことができます。
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