任天堂はこのほど、「ニンテンドーeショップ」における2023年上半期(集計期間1月1日から6月30日)のNintendo Switchのゲームソフトのダウンロードランキングを公開しました。
ここでは公開されたダウンロードランキングのトップ10を紹介します。人気ソフトを参考にしながら、この夏プレイしたいタイトルを見つけてみてください。
本記事では、任天堂の「Nintendo Switch 2023年 上半期ダウンロードランキング」に基づいてランキングを掲載しています。
さまざまな製品・サービスの「お気に入り」が見つかる情報サイト「Fav-Log by ITmedia」。各ジャンルに詳しい担当編集部員が、ユーザーの製品選びに役立つ情報をお届けしています。
1位には、ゼルダの伝説シリーズの最新作「ティアーズ オブ ザ キングダム」がランクインしました。5月12日の発売日にはリリースと同時にプレイするために「ゼルダ休み」を取ったという報告がSNSで相次ぎ、大きな話題となったのは記憶に新しいところです。
超人気シリーズの約6年ぶりの新作ということもあり、5月半ば発売という集計期間上の不利をものともせず1位の座を獲得しています。
本作では、戦闘や遊びの自由度を大幅に広げる新能力「ウルトラハンド」と「スクラビルド」が登場。フィールドのオブジェクトやアイテムなどの物同士をくっつけてさまざまな物を作り出すことができます。
ただでさえ自由度が高かった前作「ブレス オブ ザ ワイルド」にクラフトゲーム的な遊びが加わった本作の遊び方はまさに無限大。発売から2カ月以上経った現在も連日のようにウルトラハンドで作ったものなどの動画が配信サイトでアップされており、下半期のダウンロードランキングでも上位に食い込むことが予想されます。
2位には、ファイアーエムブレムシリーズの18作目のタイトル「ファイアーエムブレム エンゲージ」がランクインしました。
前作の「風花雪月」が、各所で高評価を得る名作だっただけに発売前は不安の声も少なくありませんでしたが、しっかりと作り込まれたゲームシステムは健在。ストーリーや会話パートには賛否あるものの、秀逸なバトルシステムや育成システムが評価されダウンロードランキング2位という結果を残しています。
エンゲージでは、過去作の主人公が異界の英雄「紋章士」として登場。指輪にやどり、さまざまな形で本作の主人公を手助けしてくれます。前作、風花雪月の主人公ベレトや、大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)シリーズでもおなじみのマルス、ロイ、アイクといったキャラクターも登場するので、歴代シリーズのファンはもちろん、前作からシリーズを遊び始めた人やスマブラで登場キャラが気になった人にもおすすめのタイトルです。
3位には、レースゲームの絶対王者「マリオカート」シリーズの最新作「マリオカート8 デラックス」がランクインしました。
最新作と言いつつも、本タイトルの発売日は6年以上前の2017年4月28日。アップデートの定期的な実施や、昨年から全6弾のコース追加パスが順次発売されるなどテコ入れはあるものの、発売からこれほどの期間が経ったタイトルがトップ3に入るのは驚くべき結果です。
コース追加パスでは、スーパーファミコン向けの「スーパーマリオカート」から現在に至るまでのシリーズの歴代コースの中から、選りすぐりのコースをリマスターして収録。懐かしのあのコースを遊ぶことができるかもしれません。
上位4ソフトがシリーズものの最新作となるなど、人気シリーズの強さが光る結果となりました。歴代シリーズや前作と比べられてしまったり、歴代ファンへのサービスや新規ユーザー獲得のための要素のバランスが求められたりと決して簡単ではないシリーズものでこれだけの結果を残しているのは、任天堂をはじめとした各ソフトメーカーの努力や開発力のたまものと言っても過言ではないでしょう。
下半期にも、人気シリーズの最新作「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」や「超おどる メイド イン ワリオ」、現在まで続くマリオRPGシリーズの原点となる「スーパーマリオRPG」のリメイク作の発売が予定されており、これらのソフトがランキング上位に食い込むことが予想されます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.