【2023年版】「窓用エアコン」おすすめ10選＆ランキング 工事や穴開け不要で取り付けられる

[小林カサゴ，Fav-Log]

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　住宅の窓に設置して使える「窓用エアコン」（ウインドウエアコン）。専門業者による工事や壁の穴開け、室外機の設置が不要で、設置条件に制約がある賃貸住宅などでも使えるのが特徴です。

　便利な窓用エアコンですが、購入前にチェックしておきたいポイントもあります。ここでは窓用エアコンのメリットとデメリット、チェックポイントとおすすめ商品を紹介します。商品選びの参考にしてください。

工事不要で使える窓用エアコン！（出典:Amazon）

小林　カサゴ

Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り（主にライトゲーム）を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー（日本FP協会認定AFP）。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。

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窓用エアコンのメリット　壁の穴開け不要、届いたその日に取り付けられる

窓に取り付けて使える（出典:Amazon）

　「窓用エアコン」の名の通り、住宅の窓に取り付けて使うエアコンです。一般的なルームエアコンは室内機と室外機に分かれており、壁に開けた穴を通してつながっていますが、窓用エアコンは室内機と室外機が一体化しているイメージです。

　窓枠に取り付ければ即使えるので、壁に穴を開ける必要がなく、室外機を置くスペースがない場合でも設置できるのがメリットです。賃貸住宅など、エアコンの取り付けに制約がある部屋への取り付けに向いています。　　

　窓枠への取り付けは難しくなく、個人でも行えます。暑い季節に窓用エアコンを設置しておき、涼しくなってきたら取り外して保管しておく──といった使い方もできます。引っ越しの際も便利です。

スポットクーラーとの違いは？

「スポットクーラー」は窓用エアコンと違い、移動して使える（シロカ「除湿機能付きポータブルクーラー」）

　どこにでも置けるエアコンとして「スポットクーラー」があります。スポットクーラーは宅内を移動して使える代わりに、排熱を室外に出さないと冷房効果が上がりません。

　一方、窓用エアコンは据え置き型で、宅内を移動して使うことはできません。ですが、熱を確実に屋外に排出できる形で設置するので、スポットクーラーに比べると冷房の効率で有利です。

窓用エアコンのチェックポイント

冷房能力をチェック

部屋の広さに合った機種を選ぼう

　窓用エアコンを選ぶ際は、冷房能力（だいたい1.4kW〜1.9kW）と適用床面積（畳数）をチェックしましょう。適用床面積は木造と鉄骨では異なり、断熱効果の低い木造のほうが適用床面積は狭くなります。

　また、冷房能力と適用床面積は電源（AC100V）の周波数でも異なり、同じエアコンでも西日本（60Hz）のほうが東日本（50Hz）より冷房能力は高く、適用床面積は広くなります。

　窓用エアコンが対応できるのは8畳程度までの部屋。十数畳あるリビングなど、広い部屋の冷房には向いていません。また、窓用エアコンは分離型のエアコンに比べると電気代は高くなる傾向にあります。

おすすめは「ノンドレン」

　窓用エアコンでは使用中に「ドレン水」が発生しますが、内部で蒸発させることで処理が不要な「ノンドレン」タイプがおすすめです。

　ただ、湿度が高い場合などは内部処理が間に合わずにドレン水が出ることがありますので、設置場所によってはホースを取り付けるなどして処理する必要があります。

音に注意しよう

　窓用エアコンは「室内機と室外機が一体化したイメージ」の通り、コンプレッサーなどが内蔵されているので、室内を含めて動作音は比較的大きくなります。

　背面からは排熱も出るため、隣家の窓などに隣接する形で設置してしまうと、熱や騒音でトラブルが起こるかもしれません。設置場所選びには注意しましょう。

設置の前に確認しておきたいポイント

取り付け方と、窓枠が対応するかどうかを確認しておきましょう（出典:コイズミ）

自宅の窓に設置できるかどうかチェック

　業者の工事不要で使えるのが窓用エアコンの大きなメリットですが、実際に取り付けたい窓で使えるのかどうか、事前にチェックしておきましょう。

　窓用エアコンには標準の窓枠が付属しています。各エアコンメーカーのWebサイトでは、取り付け用の説明書がダウンロードできるようになっていますので、取り付けたい窓に設置が可能かどうか確認しておきましょう。高さのある「テラス窓」用の窓枠は基本的に別売りとなります。

　窓枠を取り付けた窓は半開き状態になるため、防犯上からも補助錠を取り付けておきましょう。補助錠は付属しないことが多いので、別途購入する必要があります。

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1人で設置できる？　電源は？

　また、窓用エアコンはほとんどが重さ20kgオーバー。1人で持ち上げて設置できるかどうか自信がない場合は、誰かに手伝ってもらったほうがいいかもしれません。

　使用する電源コンセントも要チェック。通常の家庭用コンセント（単相AC100V）が使えますが、消費電力が大きい家電なので、電源タップなどを使った“タコ足”配線は避けましょう。

窓用エアコン おすすめモデルはコレ！

コロナ「CW-1623R」「CW-1823R」

コロナ CW-1623R（出典:Amazon）

・コロナ「CW-1623R」

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・コロナ「CW-1823R」

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　冷暖房器具メーカーの大手「コロナ」（CORONA）が販売するスタンダードな窓用エアコンです。

　「CW-1623R」（1.4kW／1.6kW）は、4〜6畳（6〜10平方m）／50Hz（東日本）、4.5〜7畳（7〜11平方m）／60Hz（西日本）が目安です。

　「CW-1823R」（1.6kW／1.8kW）は、4.5〜7畳（7〜11平方m）／50Hz（東日本）、5〜8畳（8〜12平方m）／60Hz（西日本）が目安です。

　両機種とも、ドレン水を内部処理する「ノンドレン」機構に加え、ドレン水に銅イオンを満たすことで細菌の繁殖を抑える「ドレン水除菌」、運転停止後にエアコン内部を乾燥させる「内部乾燥モード」などを備えています。液晶リモコンも付属します。

　サイズと重量は、両機種とも750（高さ）×335（幅）×240（奥行き）ミリ、21.0kgです。

トヨトミ「TIW-A160M」「TIW-A180M」

トヨトミ TIW-A160M（出典:Amazon）

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・トヨトミ「TIW-A180M」

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・トヨトミ「TIW-AS180M」

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　冷暖房機器メーカー、トヨトミ（TOYOTOMI）の「TIW-A160M」と「TIW-A180M」は、小サイズや低騒音をうたう窓用エアコンです。

吹き出し口が中央にあるのが特徴の1つ。左右均等に冷風が広がり、むらなく冷房できるとしています。ドレン水を内部処理する「ノンドレン」です。

　TIW-A160M（1.4kW／1.6kW）は4〜6畳（6〜10平方m）／50Hz（東日本）、4.5〜7畳（7〜11平方m）／60Hz（西日本）が目安。

　TIW-A180M（1.6kW／1.8kW）は4.5〜7畳（7〜11平方m）／50Hz（東日本）、5〜8畳（8〜12平方m）／60Hz（西日本）が目安です。

　TIW-A160Mは、4層の防音設計により、運転音が室内で39dB（50Hz時、60Hz時は41dB）と業界最低レベルをうたっています。TIW-A180Lも3層防音により室内で44dB（50Hz時、60Hz時は46dB）に抑えています。

　人感センサー付きの「TIW-AS180M」（1.6kW／1.8kW）もラインアップ。人を感知し、自動で運転を停止して切り忘れを防いでくれます。

　サイズは3機種とも742（高さ）×361（幅）×275（奥行き）ミリと、業界最小クラス。重量はTIW-A160Mが約22kg、TIW-A180M／AS180Mが約23kgです。

ハイアール「JA-16Y」「JA-18Y」

ハイアール「JA-16V」（出典:楽天）

・ハイアール「JA-16Y」

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・ハイアール「JA-18Y」

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　コスパの高い白物家電を販売する「ハイアール」（Haier）の窓用エアコンです。

　「JA-16Y」（1.4kW／1.6kW）は鉄骨造で6〜7畳、木造で4〜4.5畳が目安。JA-18Y（1.6kW／1.9kW）は鉄骨造で7〜8畳、木造で4.5〜5畳が目安となっています。

　ドレン水を内部処理する「ノンドレン機構」を採用しています。液晶リモコンが付属します。

　サイズ・重量はそれぞれ770（高さ）×335（幅）×256（奥行き）ミリ、23.0kgです。

コイズミ「KAW-1632」「KAW-1932」「KAW-1931」

コイズミ KAW-1932（出典:楽天）

・コイズミ「KAW-1632」

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・コイズミ「KAW-1932」

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・コイズミ「KAW-1931」

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　家電などを販売する「コイズミ」（小泉成器）の窓用エアコン。それぞれ全面グリルを外して丸洗いでき、ドレン水を内部処理する「ノンドレン」機構や液晶リモコンを備えています。

　「KAW-1931」は、市販のエアコン洗浄スプレーを使って熱交換器を洗えるのが特徴。冷房効率の低下や臭いにつながる汚れを落として使えます。

　「KAW-1632」（1.4kW/1.6kW）は、4〜6畳（6〜10平方m）／50Hz（東日本）、4.5〜7畳（8〜12平方m）／60Hz（西日本）が目安です。

　「KAW-1932」と「KAW-1931」（1.6kW／1.9kW）は、4.5〜7畳（7〜11平方m）／50Hz（東日本）、5〜8畳（8〜12平方m）／60Hz（西日本）が目安です。

　サイズ・重量は3機種とも、約360（幅）×230（奥行き）×750（高さ）mm、約22kgです。

暖房機能付きで通年使える　コロナ「CWH-A1823R」

コロナ CWH-A1823R（出典:Amazon）

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　コロナ「CWH-A1823R」は、冷房に加えて暖房機能も備える冷暖兼用エアコンです。冷房専用より高価ですが、通年使えるのが強みです。

　冷房能力は1.6kW・4.5〜7畳（7〜11平方m）／50Hz（東日本）、1.8kW・5〜8畳（8〜12平方m）／60Hz（西日本）が目安です。

　暖房能力は1.8kW・4〜5畳（7〜8平方m）／50Hz（東日本）、2.2kW・5〜6畳（8〜10平方m）／60Hz（西日本）が目安です。

　部屋の空気を強制排気して換気する機能や、エアコン内部を乾燥させる「内部乾燥モード」を搭載。「ノンドレン」ではなく、ドレン水の処理が必要な方式です。

　サイズ・重量は780（高さ）×360（幅）×263（奥行き）ミリ、24.0kgです。

窓用エアコン 売れ筋ランキング

Amazon.co.jpの売れ筋ランキング（2023年7月25日10:00現在）に基づいて集計しています。

5位：トヨトミ TIW-A160M

5位：トヨトミ TIW-A160M（出典:Amazon）

4位：ハイアール JA-16W

4位：ハイアール JA-16W（出典:Amazon）

3位：トヨトミ　TIW-A180M

3位：トヨトミ　TIW-A180M（出典:Amazon）

2位：コロナ CW-1823R

2位：コロナ CW-1823R（出典:Amazon）

1位：コロナ CW-16A3

1位：コロナ CW-16A3（出典:Amazon）

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