宿泊を伴う旅行や出張では、荷物が多くなります。しかも家族旅行となると、その分持ち物も増えるので、キャリーケースを使う場合もあるでしょう。ただ持ち運びを考えると、もっとカジュアルなバッグでもよいかもしれません。
今回紹介するのが、ワークマンの「ピックアップボストンキャリー」です。上品見えする合皮生地のキャリーバッグでありながら、バックパックやボストンバッグにもなる3WAY仕様となっています。
2022年の大ヒット商品で、2023年も引き続きSNSなどで話題です。しかも今なら、発売当初の販売価格7800円(税込、以下同)が3900円に大幅値下げ中! ただ現時点で公式オンラインストアでは在庫切れとなっています(2023年8月21日時点)。
実際に使用してみましたので、商品購入の参考にしてみてください。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
ワークマンの「ピックアップボストンキャリー」は、容量が約47L、サイズが54(縦)×34(横)×25(幅)cm、重さが約2kgとなっています。開口部がガバっと開く大きめのバッグで、下部にはタイヤが付いています。また、113cm(54×34×25cm)サイズは飛行機内への持ち込みが可能な場合が多いサイズ感でもあります。
表皮には、「REPELTEX(リペルテックス)」を採用しています。リペルテックスとは、合成皮革に特殊なはっ水加工を施し、しなやかな風合いを残しながら耐水圧を高めた高はっ水素材のことです。
またファスナーも生地で隠れているので、雨などの水の侵入を防ぐことができそうです。完全防水ではありませんが、しっかりとしたはっ水性があるので、天気が急変しても心強いバッグだといえるでしょう。
実際に、バッグ内に荷物を入れてみました。今回は、2人で3泊4日の旅行をする場合の荷物量です。Tシャツやシャツ、スカート、ズボンを合計で12着入れてみました。他に旅行先で持ち歩くウエストバッグも収納したところ……
多少の余裕を持ちながら、全部入りました。ただ、試したのは夏の衣類なので薄手です。冬は生地が厚くなり枚数も増えることを考慮すると、もしかしたらギリギリ入るか否か……といった具合だと思います。
またバッグ内の側面にはポケットがあるので、ケーブル類などの小物を整理しながら入れることもできます。
そしてバッグサイドのファスナーを開けると、ここにも収納ポケットがあります。頻繁に取り出すチケットやスマートフォンなどの収納に便利そうです。
ピックアップボストンキャリーは3つの使い方ができます。シーンや状況に応じて形を変えることができるのは、非常に便利です。
バッグのサイドに持ち手が付いているので、手で持つことができます(写真は身長175cmの男性が使用しています)。荷物が軽い場合は、この方法がもっとも持ち運びやすいと感じました。持ち手にはカバーが付いているので、手のひらに食い込むこともありませんでした。
ただ荷物が重い場合は、手で持つのは大変です。しかもバッグとしてはサイズが大きめなので、歩いていると足に当たってしまうことも。肩掛けをすれば良いのでは? と思うかもしれませんが、持ち手が短く難しいのです。
荷物を出し入れする開口部の反対側には、ショルダーベルトが入っています。これを引き出してサイドのカラビナに装着すると、あっという間にバックパックに変身します。
リュックにするとタイヤが気になりますが、背面にタイヤカバーが入っているので、これをかぶせれば問題ありません。
リュックだと両手が空くので、移動が非常に楽になります。でも荷物が重い場合は、やはり肩にずっしりとした重さを感じます。
バッグ上部には長めのベルトが付いているので、これを引くことでキャリーバッグになります。タイヤの動きはスムーズで、ストレスは感じませんでした。
ただ、持ち手が一般的なスーツケースのハンドルのように固定されていないので、移動中に多少不安定になることがあるかもしれません。ただこのベルトは長めなので、肩に掛けることができるのが便利なポイントです。
前述したように、ピックアップボストンキャリーの販売価格は7800円でしたが、2023年8月時点では3900円に値下げされています(2023年8月21日時点で公式オンラインストアでは在庫切れとなっています)。今回は旅行目線でレビューしましたが、「キャンプやアウトドアに持っていけるキャリーバッグが欲しい」という思いから生まれた商品だけあって、アウトドアシーンでも大いに活躍しそうです。
はっ水加工も施されているので、生地も長持ちするでしょう。ぜひチェックしてみてください。
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