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「ペンタブレット」おすすめ3選 イラストやマンガのデジタル制作に! 初心者向けモデルを紹介【2024年2月最新版】

» 2024年02月04日 11時30分 公開
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 ワンランク上のデジタルイラスト制作に欠かせない「ペンタブレット」。初心者向けの製品も出そろっており、初期の製品よりぐっと身近なものとなっています。プロ向けの高価な製品はハードルが高いものですが、趣味のイラストのために手頃な製品を購入してみるのはいかがでしょうか。

 今回はペンタブレットの中でも、液晶画面を搭載していないために非常に安価で購入できるペンタブレット、通称「板タブ」のおすすめモデルを紹介します。

森坂光郎

森坂光郎

古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。

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ペンタブレットはとにかく「慣れ」が必要

 ペンタブレットはタブレット上でペンを動かして描画するためのデバイスです。手書き感覚で線を引くことができるので、デジタルイラストを作成するには必須の道具と言えるでしょう。マウスなどのポインティングデバイスとは全く異なる操作感なので、使用するにはある程度の慣れが必要です。

写真 板タブでは画面を見ながらペンを操作する(イメージ、出典:写真AC)

 ペンタブレットには大きく分けて、液晶画面を搭載していない通称「板タブ」と呼ばれるものと、液晶画面を搭載した「液タブ(液晶ペンタブレット)」の2種類があります。

 液タブは液晶画面の上を直接なぞって線を描けるので、紙とペンに近い感覚で操作できます。一方、板タブはシンプルで安価なのが魅力ですが、パソコンやスマートフォン/タブレットのディスプレイを見ながら手元でペンを動かすという操作になるので、液タブとは比べものにならないほど慣れが必要となります。

 板タブ・液タブともに、様々なサイズの製品が販売されています。サイズが大きい製品ほど価格が高くなりますので、まずは試してみたいという方は、慣れるまでは小さめの安い製品を使うのが良いでしょう。

写真 ペンやタブレット本体にはボタンがついており、消しゴムなどのツールを素早く呼び出せます(ワコムのペンタブレット設定画面)

 また、製品によってペンの筆圧感知性能や傾きの検知性能に違いがあります。店頭などで実際に確かめるのが良いですが、ペンタブレットは初めてという場合は、その違いもなかなか理解しにくいところです。初心者であればまずはサイズは小さめの板タブを購入するなどして、ペンタブレットの使用感を十分に確認してから、あらためて好みの製品を探すのが良いでしょう。

入門に適したお手軽モデル|ワコム Intuos Small ベーシック

写真 ワコム Intuos Small ベーシック(出典:Amazon

 「Intuos Small ベーシック」は、ペンタブレットの最大手であるワコムの板タブです。業界の標準と言っていい大手ブランド製品ながら比較的リーズナブルな価格で入手できる、初心者向けモデルです。

 読み取り可能範囲は152×95mm、付属ペンは4096の筆圧レベルに対応します。上部にはショートカットを割り当てられる4つのキーを搭載しており、操作を効率化できます。接続は有線(USB)です。

 人気のイラスト制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」(2年ライセンス、Windows/MacOS)など3つのソフトの期間限定版をダウンロードして使用できるので、購入してすぐペンタブレットの練習を始められます。

 Windows/MacOS/ChromeOSのほか、Android(6.0以降)搭載のスマートフォンやタブレット、Fire HD 10(第9世代)でも使用可能(別売りのOTGアダプタが必要)。ワコム公式ストア価格は9350円(税込)です。

 ワイヤレスモデル(Bluetooth)や、ゆったり使えるMediumサイズもラインアップされています。

リーズナブルな板タブ|XPPen Deco M/MW

写真 XPPen Deco MW(出典:Amazon

 国内ではワコムに次ぐ第2位のペンタブレットブランド「XPPen」(中国深セン)の板タブです。読み取り可能範囲が約20×13cmのミドルサイズながらリーズナブルな価格が特徴です。

 付属の「X3 Elite」スタイラスペンは筆圧感知レベル8192で、±60度の傾き検知が可能。スマートチップ「X3」によりセンサーの反応性が高く、高いレスポンスで快適に操作できます。また、消耗しやすいペン先内部のスプリング機構を廃し、高い耐久性とペン先の沈み込みの低減を実現しています。

 有線接続(USB)の「Deco M」と、ワイヤレス接続(Bluetooth)も可能な「Deco MW」をラインアップ。Windows/MacOS/Linux/ChromeOSのほか、Android端末やiPhone・iPad(MWのみ、対応アプリはibisPaintのみ)でも使用可能です。ブラック、ブルー、グリーン、ピンクの4色のカラーバリエーションも用意されています。

 XPPen公式ストア価格(税込)は、Deco Mが6990円、Deco MWが8990円です。

自然なタッチで高精細な表現を可能に|ワコム Intuos Pro

写真 ワコム Intuos Pro Medium(出典:Amazon

 入門用の板タブで物足りなくなった場合には、液タブか、より高性能な板タブを手に入れたくなります。液タブは安価なモデルでも高性能液タブと同等程度の価格になりますので、板タブにすっかり慣れたのであれば、高性能な板タブに乗り換えるのもいいでしょう。

 ワコムの「Intuos Pro」は本格派の板タブ。厚さ8mmとスリムで持ち運びにも便利です。付属のペン「Wacom Pro Pen 2」は8192レベルの筆圧感知が可能で、ペンの正確性・追従性も大幅に向上しています。

 操作のショートカットを割り当てられるエクスプレスキーとタッチホイールを搭載しており、制作の効率化に役立ちます。接続はUSBによる有線。ペンスタンドと替え芯(標準芯×6本、フェルト芯×4本が付属します。

 Small、Medium、Largeの3つのサイズがラインアップされており、ワコムストアでの価格(税込)はそれぞれ2万9700円、4万480円、5万4780円です。

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