昨年の秋冬シーズン、ワークマンはファンケルのセラミドヴェールを配合した女性用保湿肌着をリリースしました。この春夏シーズンには、肌着市場のさらなるシェア拡大に向けて、旭化成アドバンスと共同開発した「シン・呼吸するインナー」シリーズを展開。その詳細についてお伝えします。
さまざまな製品・サービスの「お気に入り」が見つかる情報サイト「Fav-Log by ITmedia」。各ジャンルに詳しい担当編集部員が、ユーザーの製品選びに役立つ情報をお届けしています。
まずは価格について紹介します。例えばキャミソール。同等の素材(ナイロン/キュプラ/ポリウレタン)を採用した業界最大手の製品が990円なのに対し、ワークマンのシン・呼吸するインナーは780円(税込、以下同)。カップ付きタンクトップに至っては2290円に対して980円と、非常にインパクトのある価格設定となっています。
1兆円規模とも言われる肌着市場へ本格参入するにあたり、ワークマンは最初から衝撃的なプライスで本気を見せてきたのです。なお、メンズについては半袖シャツ(Vネック、丸首)が2枚入りで980円、ボクサーパンツは580円で、いずれも業界最大手の同等製品よりも安価な設定となっています。
このシン・呼吸するインナーに使われている機能素材は、旭化成の延岡工場(宮崎県)のみで生産可能なキュプラです。原料は綿の産毛であるコットンリンターで、湿気をコントロールする力に優れています。よって、高級スーツの裏地に採用されるなどの実績があり、ベンベルグという旭化成の登録商標でご存じの方も多いことでしょう。
加えてさらに快適性を高めるため、ワークマンは糸から独自に開発。細番手で滑らかな糸をハイゲージに編み立てることで、高いストレッチ性と低摩擦性、接触冷感性を得ることに成功しました。
シン・呼吸するインナーの有する機能の一つに「接触冷感」があります。一般的な接触冷感インナーは、肌に触れた際にヒンヤリするという長所があるものの、生地が汗を吸わないためベタつきやすく、次第に不快感が増すというデメリットがあります。
これに対してシン・呼吸するインナーは、同じ接触冷感という機能を有しながら、汗を吸い上げて放出するという「吸汗速乾」の機能も持ち合わせているので、生地が肌に張り付くことなく、長時間快適に着用できるのです。
第三者機関の試験によると、男性肌着については同価格帯の他社製品に対して吸湿性は3.4倍、放湿性は2.1倍も優れているという結果に。さらに女性肌着は、ほぼ同じ混率の他社製品に対し、吸湿性は3.5倍、放湿性は何と8.4倍であることが証明されました。
ワークマンの公式アンバサダーであり、シン・呼吸するインナーのキャミソールなどをすでに着ているという、ゆうキャン△OLキャンパーさんにコメントをいただきました。
「肌触りはサラサラというかツルツルというか、とにかく非常に優しいんです。人によってはもしかすると丈がやや短く感じるかもしれませんが、機能的にはこれからの季節にピッタリですね。それに、ユニクロさんやしまむらさんよりも圧倒的に安いというのも魅力的です」
商品は2月から順次店頭に並んでいます。気温が上がると欲しかったサイズやカラーが一気に売り切れる可能性がありますので、気になる方は早めにチェックしてみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.