「ワークマン」から、カジュアルシーンにピッタリなデザインのウォーキングシューズ「ハイバウンスバラストWALK」が発売されました。歩きやすく、しかも地球環境に優しいというこの新製品。さっそく紹介しましょう!
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近年、カジュアルなシューズやサンダルにも注力しているワークマン。2020年の春夏シーズンに、本格的なランニングシューズ「アスレシューズ ハイバウンス」をリリースしました。この製品のミッドソールに使われていたのが、同社が分子レベルから開発したオリジナルの高反発素材「バウンステック」です。
これを皮切りに、フルマラソンにも対応できるカーボン配合プレートを内蔵したランニングシューズや、タウン向けのオールマイティに履けるサンダル、そしてスチール製の先芯を採用したセーフティシューズまで、一気に「ハイバウンスシリーズ」のバリエーションを増やしました。
2023年の春夏シーズン、このシリーズに初のウォーキングシューズ「ハイバウンスWALK」が加わりました。バウンステックを二層構造とし、その中間にプレートを内蔵。アッパーは本革調の合成皮革です。このシックな装いと歩きやすさが評判となり、大ヒットとなりました。
これを受けて今シーズン発売されたのが、全く新しいカジュアルなデザインの「ハイバウンスバラストWALK(2900円 税込、以下同)」です。アッパーは通気性の良いポリエステルメッシュと、2種類のPU生地を組み合わせたもので、主張しすぎないルックスとなっています。
ハイバウンスシリーズは、製品ごとにバウンステックの使われ方が異なり、例えば「走れるJOGサンダル(1900円)」では、上面のフッドベッドにこの高反発素材が使われています。
ハイバウンスバラストWALKは、かかとの中間層にバウンステックを内蔵。しかも、植物由来デンプンを約15%使用した「バウンステックECO」という次世代タイプで、地球環境に配慮しているというのもポイントです。
高反発素材のほかにも注目すべきは、歩行時の横ブレを軽減する目的で埋め込まれたスタビライザーです。実際に両手でシューズを持ってねじってみると、この部分だけ剛性感が異なり、部位ごとに硬さがコントロールされているのが分かります。
さて、実際の履き心地についての感想です。初めて足を入れて立った瞬間、スッとかかとが沈み込み、そのクッション性の高さに驚かされました。このように書くとフワフワとしたイメージを持たれそうですが、実際には深く沈むものの適度にコシ感があり、同じワークマンのランニングシューズよりはソフトといったイメージです。
歩いてみると、そのクッション性の高さに加えて、スタビライザーが横ブレを防いでくれている様子がしっかりと伝わってきます。
バウンステックECOの反発力はあくまでも適度と表現できるレベルで、高反発素材という名称から想像するほど強く押し返されるわけではありません。足が着地した際の膝や足首への衝撃を心地良く和らげてくれ、まさにウォーキングシューズの名に恥じない出来です。
気になる点は2つ。1つ目は、かかと側が高く、つま先に向けて低くなるというソールの傾斜です。階段の上り下りでこの高低差にやや違和感があるのですが、もちろん全く気にならない人もいると思いますので、これは試着時に確認してください。
2つ目はサイズです。現状、バリエーションは24.5〜28.0cm(0.5cm刻み、ただし27.5cmは除く)となっており、実質メンズサイズのみとなっています。とはいえ、レディース向けの#ワークマン女子や、靴専門店のワークマンシューズといった新業態も展開している会社ですので、メンズが好調であればレディースも……と期待できますね。
かかととつま先にはリフレクターを装備するなど、夜間のウォーキングにも配慮しています。3月から流通がスタートしていますので、ぜひ全国のワークマン店舗で実物を確認してみてください。
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