自宅を縦型洗濯機から「ドラム式洗濯乾燥機」にして1年が経ちました。1年間使い続けながら、「これは便利! QOL爆上がり!」と感動することもあれば、「イメージしていたのと違うな……」と思うところもあります。
ここでは、ドラム式洗濯乾燥機を生活に取り入れてみての、正直な感想をお伝えします。前提として、筆者の家族構成は夫婦2人と猫1匹。汚れのひどい洗濯物はほとんどなく、洗濯物の量もファミリー世帯に比べると少ないです。
屋内あき
Fav-Log編集部員として、主に調理家電やキッチンアイテム、初心者向けのアウトドアグッズなどの記事を担当しています。面倒くさがりなので、「時短」「ラクラク」アイテムが大好き。趣味はお酒、食べること、手軽なアウトドアです。
筆者は1年前の引っ越しを機に、縦型洗濯機をドラム式洗濯乾燥機に買い替えました。
ドラム式洗濯乾燥機を選んだ大きな理由は「洗濯物の外干しをしたくないから」。暑さや寒さを我慢してベランダに出たり、天候や花粉などを気にしたり、虫が付いていないかチェックして取り込んだりといった洗濯物干しにうんざりしていたためです。また単純に、「洗濯物を干す」という手間を省きたかったということもあります。
そこで購入したドラム式洗濯乾燥機が、日立の「ビッグドラム BD-STX120HL」。「乾燥フィルター」のない構造を実現することで、ドラム式洗濯乾燥機において面倒になりがちな、毎回のフィルター掃除を不要にしているのが特徴。洗濯時に出たごみは「大容量糸くずフィルター」に集約され、お手入れは1カ月に1回程度で問題ありません。
液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能も搭載しています。ほかにも、洗浄力がアップする機能が豊富に備わっているようですが、「とにかく洗濯・乾燥を楽にしたい」筆者には上記のメリットが刺さりました。
実売価格は20万円台前半。ドラム式洗濯乾燥機としては相場通りの価格帯かと思いますが、やはり縦型洗濯機に比べると高価な印象です。しかし、使用頻度の高い家電なので、思い切って購入しました。
ドラム式洗濯乾燥機を購入し、使い続けること約1年が経過しました。不具合などは発生しておらず、問題なく使えています。
使用した感想としては、おおむね満足です。まず洗濯物を外干しせずに済んでいます。天候を気にせず洗濯できるのがこれほど楽なのかと驚いています。たまに服のポケットなどが乾ききっていないこともありますが、それも大してぬれていないので、少し部屋干しすれば乾ききります。
また、ドラム式洗濯乾燥機にありがちな「手入れが面倒」というものも特に感じていません。これは筆者が購入したモデルの良さなのでしょう。
思わぬメリットとしては、乾燥後のタオルの仕上がりが極上なこと。普通に干したときよりも圧倒的にふわふわになります! 筆者は家事の手間さえ省ければ良いという考えだったので、洗濯物の仕上がりについては気にしないつもりでしたが、これを味わうと元には戻れないレベルだと思います。
おおむね満足しているドラム式洗濯乾燥機ですが、不満点としては、衣類の素材によって乾燥機が使えないことがあり、部屋干しが多少は発生してしまう点です。
購入時に抱いていたイメージとしては、「洗濯開始ボタンを押したら、次ドアを開けたときには乾燥まで完了している」というものでしたが、結局は洗濯が終わった段階で乾燥機に使用できない衣類をえり分けてから乾燥ボタンを押し、分けた衣類は部屋干しという流れになっています。
とはいえ、洗濯・乾燥が非常に楽になったのは確かです。家事の負担を軽くしたい人や、外干しが嫌な人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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