去る8月26日に開催された「ワークマン」の秋冬新製品発表会。今シーズン、特に注力しているというバッグ類の中から、注目の防水系アイテムを紹介します。
Fav-Log編集部アウトドアファッション担当
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最初に紹介するのは、防水性と耐久性を追求したという「アンブレテックス」シリーズです。アンブレテックスとは、アンブレイク+アンブレラ+テキスタイルを組み合わせた造語で、表地には耐切創(たいせっそう)という新たな機能が盛り込まれています。
耐切創は主に手袋などに用いられる機能で、その一般的な基準としてEU(欧州連合)の「EN 388」が用いられています。レベルA(弱)からF(強)まで6段階あり、アンブレテックスはレベルAを獲得。およそ薄革手袋程度の切れにくさが証明されました。
さらに、この生地には耐水圧1万mmもの防水性があり、縫製部分の圧着シームテープや止水ファスナーの相乗効果によって、レインカバーを使わなくても優れた防水性能を発揮します。
近年、日本各地でゲリラ豪雨が多発しており、傘を差していたのにバッグの中までずぶぬれになってしまったという人も少なくないはず。普段からこうしたバッグを使っていれば、大切な書類やノートパソコンを雨から守ることができるでしょう。
アンブレテックスシリーズは計4種類で、全てダークグレーとブラックの2色を用意。ワークマン女子店(路面店)およびショッピングセンター店で取り扱っており、通常のワークマンとワークマンプラス(路面店)では一部の店舗のみ流通する予定とのこと。9月発売予定ですので、すでに店頭に並んでいるかもしれません。
続いて紹介するのは「シームレス」シリーズです。先に紹介したアンブレテックスよりも耐水圧の高い(1万5000mm)生地が使われており、縫製箇所を極力減らすために溶着を用いているのが最大のポイント。防水性だけなら、アンブレテックスよりもこちらの方が高いとのことです。
シームレスシリーズのカラーはダークグレーのみ。溶着という特殊な製法のため外部ポケットは少ないですが、その分すっきりとしたデザインですので、シンプルなバッグが好みという人には人気が出そうです。なお、取り扱い店舗や発売時期はアンブレテックスシリーズに準じます。
次はバックパックにもトートバッグにもなる多機能な「防水ワールドウォークバックパック」を紹介します。バッグ自体の容量は約21Lと大きめで、外側にはバックルで取り外し可能な約3Lのポーチがあります。このポーチは付属のストラップを組み合わせることで、単体でショルダーバッグとして使うことも可能です。
メインのバックパックは、両サイドにペットボトル用のポケットが設けられているほか、背面にはキャリーケースの持ち手に通すためのバンドがあります。
開口部は防水性に優れるロールクロージャー式で、内部にはベルクロで取り外し可能なノートパソコン用のポケットも。これほど至れり尽くせりの防水バッグが3900円というのは驚きです。
最後に紹介するのはエコトートバッグです。使われているポリエステル生地は薄手のため軽量で、小さく折りたたむことができます。裏面を見ると縫い代にはシームテープ処理が施されており、防水仕様であることが分かります。
サイズはS・M・Lの3種類で、販売価格はSサイズで780円、Mサイズで880円、Lサイズで980円。いずれも1000円以下というのがうれしいですね。
ぬらしたくないものを入れたり、反対にぬれたものを入れて車内を汚さないようにするなど、さまざまな使い道が考えられます。カラーバリエーションも豊富ですし、何枚か持っておくと重宝するでしょう。
以上、防水系を中心にワークマンの新作バッグを紹介しました。紹介した全ての商品は9月発売予定、もしくはすでに店頭に並んでいますので、ぜひ実物をチェックしてみてください。
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