仕事やお出かけ、育児など、街を歩き回る機会が多い人にとって、シューズ選びは重要なポイントです。疲れにくく、スタイリッシュなデザインを兼ね備えたものとなると選択肢は限られますが、HOKA(ホカ)の「クリフトンL スエード」は、そんなニーズをかなえてくれる1足です。
今回は、筆者自身が使用した感想を交えながら、HOKA「クリフトンL スエード」の魅力を紹介します。
立山 亜樹
ライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
筆者は取材などで長時間歩く機会が多く、動きやすさと疲れにくさを兼ね備えたシューズを探していました。そんな中で出会ったのがHOKA「クリフトン L スエード」です。
HOKAは、クッション性の高い厚底ソールのシューズが人気のブランド。デザイン性も高く、購入を決意しました。公式サイトでは、2万5000円前後から販売されています。
普段24.5cmのスニーカーを履いていますが、このモデルは少しタイトな作りであり、筆者は足幅が広いため25cmを選びました。つま先に若干の余裕がありますが、違和感なく快適に履けています。
購入後、約2週間ほど使用しましたが、特に感動したのはその履き心地です。独自の厚底ソールとEVAミッドソールが足全体を包み込むような感覚を与え、クッション性は抜群。柔らかすぎず硬すぎない絶妙なバランスで、一日中歩いても足裏の疲れや痛みを感じませんでした。
片足約327gと軽量で、見た目のごつさに反して軽やかに履ける点も大きなポイントです。
さらに、歩きやすさをサポートしているのが「ロッカー構造」。靴底にゆりかごのようなカーブを持たせることで足の動きをスムーズにし、歩行に自然な推進力を与えます。
歩くたびに足を前へ押し出してくれるような感覚があり、疲れを感じた際に助けられました。
アウトソールには大きく深めの溝が刻まれており、滑りにくいのもポイント。登山などの本格的なアウトドアには向いていないものの、日常生活では十分安全に使える設計です。雨の日のぬれた路面や駅のタイルなども滑りにくく、安心して歩けます。
魅力は履き心地だけではありません。スエード素材を使用しているため、スポーティーすぎない落ち着いた印象を与えます。部分的に施された3Mリフレクターもアクセントになっており、夜間の安全性を高めつつデザイン性もプラスしています。
カジュアルな服装からきれいめスタイルまで幅広いコーディネートにマッチするのもうれしいポイント。シンプルなスラックスやワイドパンツに、このシューズを合わせるだけで抜け感をプラスできます。
購入してから日が浅いため、雨の日や未舗装路ではまだ試していませんが、履き続けていくうちにどのくらい使用感が出るのか気になるところです。
特に、黒色のスエードは高級感が魅力な反面、砂や塵が付着すると、白っぽい汚れが目立つので心配です。
また、水ぬれによる素材の傷みも気になるところ。防水スプレーを使用したり、汚れが付いた場合は柔らかいブラシで落としたりするなどの日常的なケアをして、長く良い状態を維持できるようにしたいです。
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