「シングルバーナー」はキャンプで料理を作ったり、ハイキングでお茶の時間を楽しんだりと、アウトドアで火を得るための必需品。カセットこんろと同じガスボンベ「CB缶」やアウトドア専用の「OD缶」を使うガスバーナーのほか、アルコール燃料を使うアルコールストーブや固形燃料ストーブなどがあります。
ここでは、シングルバーナーのおすすめモデルを紹介します。商品選びの参考にしてください。
小林 カサゴ
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
SOTOのCB缶直結型シングルバーナーです。ソロキャンパーに人気の「ST-310」をサイズアップした形で、複数人のキャンプにも対応できるようになっています。
火口は直径66mm(ST-310は45mm)と、直径11〜19cmの中型サイズのクッカーと相性がいい大きさ。ST-310ではオプションだった点火アシストレバーを標準装備し、スムーズな点火操作が行えます。
低温に強いマイクロレギュレーターの搭載などはST-310と共通ですが、火力は2800kcal/hにパワーアップされています。
実売価格(税込)は7000円前後から。
アウトドア用バーナーの老舗、プリムス(PRIMUS)のOD缶用シングルバーナー。歴史ある定番のロングセラーモデルです。
円形のバーナーにX字状のゴトクを備えたデザイン。見た目以上に風に強い上、ゴトクも安定感があります。出力は3300kcal/hと十分に強力です。重さは250gと、同社の「153ウルトラバーナー」(116g)などと比べると軽くはありませんが、その分堅牢で頼もしい作りです。
2024年発売モデルから、ゴトクのデザインが変更されたほか、バルブつまみが操作性の高いワイヤー式にアップデートされています。
実売価格(税込)は約7600円から。
タブレット形をした固形燃料の代名詞「エスビット」(Esbit)とゴトクのセットです。
ゴトクはエスビット入りの紙箱を入れたまま畳んでフラットな形状になり、持ち運びに便利。中央に四角のくぼみがあり、エスビットをセットしやすくなっていますが、一般的な円形の卓上用固形燃料も利用できます。
タブレット形固形燃料は「ヘキサミン」を主成分としたもので、錠剤(タブレット)のようにパッケージに封入され、1つずつ取り出してストーブにセットするもの。軍用として採用される例もあるなど、信頼性や保管性が高いのが特徴です。ただ、すすが多めで、独特な匂いが気になる人もいるかもしれません。屋外での使用が前提です。
ベースモデルの「ポケットストーブ・スタンダード」が固形燃料付きで実売1500円程度と、手頃なのも特徴です。「ミディアム」「ラージ」もラインアップされ、合計3サイズから選べます。
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