雨や日差しに備え、毎日のように傘を持ち歩かなくてはならない季節になりました。せっかくなら気分良く使おうとこだわりの傘を持ち歩いている人も多いことでしょう。
一方で、そんな傘をバスや電車、ふと入ったカフェの席などにうっかり忘れてしまうと、気分も落ち込みますし、探し回るのも大変。そんな事態を防ぐには「AirTag」などの“紛失防止タグ”の利用がおすすめです。
ここでは、Apple純正のAirTagを傘に固定できる3つのアイテムを紹介していきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
傘にAirTagを装着するためのアクセサリーといえば、まず思い浮かぶ製品がエレコムのシリコンケース「AT-UMSCBK」です。
AirTagが発売されたのが2021年4月、この傘・杖向けシリコンケースが発売されたのが同年11月なので、AirTag登場後の比較的早い段階から定番アイテムとして認知されてきた製品です。
本製品は、2つの輪っか状のバンドを通すことで、傘や杖などの棒状の道具に対してAirTagを装着できる仕組みになっています。また、傘の柄が細い場合などには、ホルダー部分をねじって2重にすることで固定できます。
カラーは「クリア」「ブラック」「ピンク」「ブルー」の4色をラインアップ。実売価格は2100円(税込、以下同)からです。
「CARRY saKASA アンブレラチャーム」は、見た目にこだわったアイテムが欲しいなと思った人におすすめの選択肢です。
「CARRY saKASA(キャリーサカサ)」とは、台湾の傘ブランド「CARRY Umbrella」からスピンアウトした日本向けの逆さ傘ブランド。こだわりの傘を探したことがある人ならば、一度目にしたこともあるのではないでしょうか。
こちらの製品は、そんなCARRY saKASAブランドを冠したAirTagホルダー付きの傘マーカー。傘の柄に輪っかを通して固定する仕組みです。
傘の柄の太さによって安定感は変わるかもしれませんが、こだわりの傘に小粋にAirTagをつけてみたいという人なら検討してみる価値があるかもしれません。
実売価格は約1100円からです。
アンベル「AirTag対応 折りたたみ傘ハンドル」は、折りたたみ傘で使うことを想定したアイテムです。
このアイテムを簡単に説明すると、折りたたみ傘のハンドル(握る部分)をAirTagケースを兼ねたグリップに交換してしまうという製品。ハンドルがねじ込み式で、取り外せる傘で使えます。
対応するネジの直径は13〜14mm程度。ただし、収納時の形状がフラットではなく丸いもの、シャフトが2段〜3段式のもの、親骨本数が8本以下のもの、といったように条件は限定されます。
標準のハンドルを外してしまうことになるので、傘によっては、持ちやすさや安定感がダウンしてしまうケースも出てくるかもしれません。
しかし、たまに使うための折りたたみ傘ならそれでも充分かもしれません。折りたたみ傘にAirTagをスッキリ装着できる貴重な選択肢として、頭に入れておきたいアイテムです。
実売価格は約1000円からです。
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