パソコン用の外付けストレージには主にHDDとSSDがあります。より大きな容量を保存できるハードディスク(HDD)は、容量当たりのコストパフォーマンスが良く、持ち運びに適したポータブルモデルも多く、使い勝手の良いストレージとして、変わらぬ人気を保っています。
今回は携帯性に優れた「ポータブル外付けHDD」のおすすめを紹介します。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
普段からよく利用する音楽データなどはスマートフォンやパソコン本体に保存しておきたいものですが、頻繁に閲覧することのない写真や動画などの保存には外付けストレージがおすすめです。
今回紹介するHDDのメリットは、より大きい容量を保存できることです。動画や静止画を大量に保存するのであればHDDがベターでしょう。一方読み書き速度に関しては、SSDが優れているため、動画や静止画を頻繁に編集するのであれば、SSDを使用したいところです。
SSDは軽量で比較的衝撃に強いため、持ち運びにも便利ですが、コストパフォーマンスを重視するのであれば、持ち運び用途に優れたHDDである「ポータブルHDD」がおすすめです。SSDも大容量化が進んでいますが、同じ容量であればHDDに比べると高価な傾向にあります。また、複数台を所持したい場合などにも、比較的安価で保存スペースも確保しやすいポータブルHDDがおすすめです。
「HDPX-UTSCシリーズ」は、アイ・オー・データ機器のポータブルハードディスク。macOSのバックアップ機能「Time Machine」に対応しており、USB 5Gbps(USB 3.2 Gen1)対応の高速性を生かして、大容量のデータもスピーディにバックアップできます。
USB Type-CケーブルとUSB Type-Aのケーブルが付属されているので、最新のMacを含む幅広いパソコンで利用できます。USBバスパワー駆動なのでACアダプター不要で電源を気にせずに使用できます。
本体は厚さ約8.6mmとスリムかつ手のひらサイズで約130gと軽く、持ち運びに便利。容量は1TBと2TBの2種類。実売価格(税込、以下同)は1TBモデルが1万4000円台後半から、2TBモデルが1万7000円台後半からとなっています。
「HD-PGF-Aシリーズ」はバッファローの耐衝撃ポータブルHDD。万が一の落下からドライブを守るため耐衝撃ボディーを採用、板バネによる衝撃吸収フレームと衝撃吸収ゴムが、内蔵ドライブをしっかりガードします。
本体のUSBポート周りを凹ませ、USBケーブルのモールドの一部分も本体に差し込む構造とすることで、USBポートへのストレスを低減、故障リスクを減らします。ポートの端子部も挿さりやすい形状になっており、差し込み時のトラブルも防げます。
電源はUSBバスパワー方式で、ACアダプタは不要ですが、別売りの給電用ACアダプターを使用すれば、電力供給をより安定させることも可能です。容量は1TB、2TB、4TB、5TBの4種類あり、容量によって本体の厚さが異なります。実売価格は2TBモデルが約1万5000円などとなっています。
「LHD-PBMBU3QWシリーズ」は、ロジテックのポータブルハードディスク。SeeQVaultに対応しているので、テレビ/レコーダーでの利用にも適したモデルです。Windowsパソコンでの利用ももちろん可能です。
データを守る耐衝撃設計を採用。肉厚の衝撃ラバーフレームと、浮かせて支えるフローティング構造で、万が一の落下した場合も大事なデータを守ります。また、ケース側面には、ディンプル形状加工を施すことで、手にフィットし滑り落ちにくさを実現しています。
インタフェースにはUSB3.2 Gen1を採用しており、対応機器ならば転送速度は高速。容量は1TB、2TB、4TB、5TBの4種類で、ロジテックダイレクトでの価格は1TBモデルが1万5466円、2TBモデルが2万1831円などとなっています。
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