筆者は長い間、無印良品の「肩の負担を軽くする 撥水リュックサック」(以下、撥水リュックサック)を愛用しています。これは無印の定番品ともいえるリュックなので、見たことがある人も多いかもしれません。
主に通勤リュックとして愛用してきたこの撥水リュックサック。筆者は5月、これを1泊2日の温泉旅行に、旅行バッグとして持って行ってみました。普段は小さめのスーツケースを使うのですが、今回この撥水リュックサックを使ったことで「リュック旅」の良さを思い知ったので、ここにそのリュック旅についてまとめます。
屋内あき
Fav-Log編集部員として、主に調理家電やキッチンアイテム、初心者向けのアウトドアグッズなどの記事を担当しています。面倒くさがりなので、「時短」「ラクラク」アイテムが大好き。趣味はお酒、食べること、手軽なアウトドアです。
まず、製品名にもなっている「肩の負担を軽くする」について簡単に説明します。無印良品の公式サイトによると、このリュックは同社の特許技術(特許第6445744号)を採用することで、肩にかかる荷重が肩ひも幅全体にかかるよう設計されているとのことです。
これにより、肩全体でリュックを支えることが可能になり、実際の荷重以上の重みを感じたり、肩ひもが肩に食い込んで痛みが生じたりすることを防げるというわけです。販売価格は3990円(税込)とリーズナブルなのも魅力です。
容量は20L。カラー展開は黒(筆者使用品)、チャコールグレー、ライトベージュに加え、8月にラベンダー、ダークモカブラウンが新たに登場しました。
これまで筆者は、旅行にはスーツケースを持って行くのが当たり前になっていましたが、今回は思い付きで、いつも通勤に使っている撥水リュックサックを使ってみることに。荷物が入るか疑問でしたが、意外とすっぽりと収まりました(写真は、記憶を頼りに当時の荷物を再現したものです)。
このときの荷物は、翌日用の着替え一式、スキンケア用品やメイク用品、荷物が増えたときのための折りたたみエコバッグ、折りたたみ傘など、必要最低限といえる量。これらを入れてまだ余裕があったので、服をもう1着入れたり、コスメやスキンケア用品を増やしたりしても問題なさそうです。
さて、旅行にリュックを持って行った感想ですが、スーツケースより非常に快適だと思いました。最も大きなメリットは両手がフリーになること。移動中や旅先で、ぱっと身軽に自由に動けるのは非常に便利です。
また、新幹線での移動中にリュック内の荷物をすぐに取り出せたり、段差がある場所でも気にせず歩けるのは、スーツケース旅にはない良さ。特に駅の階段を、スーツケースを持ち上げて上り下りしなくて済むのは快適です。
自分の荷物が他人の邪魔になっていないかを気にする頻度も減りますし、移動中のガラガラとした走行音もありません。
もちろん、収納力ではスーツケースに劣りますし、荷物の重さが肩にかかるというデメリットはあります。しかし1泊2日の旅行であれば、リュック旅の方がメリットが大きいのでは? と個人的に思いました。ただ、衣類がかさばりがちな冬では、大きなリュックでないと難しいかもしれません。
ちなみに、旅行に持って行くものは全てリュックに収まったものの、財布やスマートフォンなど頻繁に取り出すものは別で持ち歩きたいので、それは小さめのショルダーバッグに入れていました。
今回の旅を通して、改めて「この無印のリュックは良いな〜」と思いました。
まず、荷物を詰めても、肩の痛みがさほど気にならなかったこと。「肩への負荷」というリュック旅の弱点を、この撥水リュックサックのショルダーパッドが軽減してくれたのだろうと思います。
容量の大きな外ポケットも非常に便利でした。特に前面にある、マチ付きの大きなポケットには、ポーチや折りたたみ式エコバッグを一緒に入れられる容量があります。また内部のパソコンスリーブには、お土産に買ったポストカードなどを収納し、きれいなまま持ち帰れます。
そして旅先では小雨に降られたのですが、はっ水生地のおかげで、汚れる心配もありませんでした。
また、服装を選ばないシンプルなデザインであることが、個人的には大きなお気に入りポイントです。
これまでスーツケース派だった筆者ですが、今回の旅で、1泊2日程度の旅行ならこの撥水リュックサックを使おうと決めました。
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