手帳やノートに、その日の出来事やタスクを書き込むのは意外と手間がかかるもの。そんなときに見つけたのが、ダイソーの「ログスタンプ」です。
SNSや文房具好きの間で話題になっていたので気になり購入してみたところ、予想以上に便利。シンプルながらも幅広く活用できて、日常の記録がぐっと楽しくなるアイテムでした。
そこで今回は、実際にダイソーの「ログスタンプ」を使ってみて感じた魅力と気になる点をレビューします。
立山 亜樹
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員の経験を活かし、登山やキャンプをはじめとしたアウトドアアイテムから、日常を便利にする生活グッズ、仕事の効率を高めるビジネスツールや最新ガジェットまで、幅広いアイテムのレビューを執筆。自身の体験をベースに、実際に使って感じたリアルな視点で、読者が「これ欲しい!」と思えるような情報をお届けします。
ダイソーの「ログスタンプ」は、インクパッド一体型のスタンプです。110円(税込)と手に取りやすい価格に加え、別途インクを用意する必要がないので気軽に使えます。
また、ふた付きのため重ねて収納できるのも便利なポイント。スタンプはインク汚れが気になることも多いですが、この商品ならインク部分を掃除する必要がなく、片付けの手間がかかりません。
ラインアップも豊富で、日付を打てるカレンダータイプや、マス目だけのシンプルなフレーム、電話メモ、朝・昼・夜で管理できる「デイリーログ」などが販売されています。
用途に合わせて選べるため、手帳時間を楽しむ文房具ファンの間で注目を集めているのも納得です。
実際にカレンダータイプを使ってみて便利だったのは、習慣を記録する「ハビットトラッカー」としての活用です。
例えば読書や筋トレ、勉強などを毎日続けたいことを決めて、達成した日はカレンダーに記録。これだけで達成度が一目で分かり、モチベーションにつながります。
また、蛍光ペンやカラーペンで色分けすれば、どの期間にどんなタスクを行うかをひと目で分かるように管理できます。筆者の場合は、○日から○日の間に企画書を仕上げる、といった仕事の進行管理にも役立てています。
手帳に直接書くよりも見やすく整理でき、何よりスタンプを押すだけでテンプレートが完成するのが魅力。子供の学校行事や給食の有無を管理するなど、家庭でも幅広く使える点が大きな強みです。
実際にスタンプを押してみて感じたのは、きれいに印字するには少しコツがいるということ。強く押すと文字や枠がつぶれてしまい、逆に軽く押すとインクが薄くなってしまいます。
慣れないうちは印字の仕上がりにばらつきがあり、少しストレスを感じるかもしれません。ただ、数回練習するうちに力加減が分かってきて、安定した印字ができるようになりました。
手帳やノートは毎日開くものだからこそ、ちょっとした作業に楽しさが加わるのは大きなメリット。押すたびに少しワクワクするような感覚があるのは、文房具好きにとってはたまらない魅力です。
110円という価格を考えれば十分満足ですが、気になる点もあります。まずはインクの持ち具合。インクパッド一体型のため補充できず、どれくらい長持ちするかは今後の検証が必要です。毎日使う人にとっては「どのくらいで薄くなるか」が大事なポイントになりそうです。
また、スタンプ部分のつくりはシンプルなため、高価な文具に比べると耐久性は劣る印象です。気軽に買える反面、長期間使えるかどうかは未知数。それでも、「自分の使い方に合うかどうか」を気軽に試せるのは大きなメリットではないでしょうか。
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