お出かけの際など、しっかり戸締りをしたつもりでも、何となく不安になってしまうことはあるもの。留守を見守る「防犯カメラ」があれば、防犯対策になるのはもちろん、心の安心にもつながるのではないでしょうか。
そこで今回は、手軽に導入できる「防犯カメラ」のおすすめを紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
令和7年版の警察白書によると、侵入窃盗の認知件数はピーク時から減少傾向にあり、防犯性能があるサッシ、ガラス、ロック(錠)が普及したためとしています。一方、そうした「防犯性能がある建物部品(CP部品)」が使われていない場合は、住居者自身による対策が求められます。
その対策としては、警備会社との契約やリフォームなどで窓やドアにCP部品を採用する、といった方法がありますが、かなりのコストを覚悟しなくてはなりません。そこで、手軽な防犯対策としてセンサーライトや防犯カメラの導入が選択肢になります。
防犯用のカメラは、カメラユニットの高性能化や低価格化が進み、高性能な製品がリーズナブルに購入できるようになりました。
また、バッテリーを内蔵しソーラー発電にも対応、Wi-fi接続でスマートフォンからリモートで操作できるなど、配線工事が不要で自分で設置できる製品が増えています。屋内・屋外の双方で使える製品もあり、ペットや子供の見守りカメラとして活用することも可能です。
モバイルバッテリーでおなじみ、Anker(アンカー)のセキュリティカメラ「Eufy(ユーフィー)」シリーズの製品です。ソーラーパネルとバッテリーを搭載したワイヤレスモデルで、電源を気にせず簡単に設置できます。
多くの光を取り込むF1.6のレンズを搭載し、暗い場所でもクリアな画質を実現。夜間でも、来訪者や不審者を検知することができます。
また、AIカメラを搭載しているため、人の動きを検知すると自動で録画を開始し、細かい動きも逃さずに撮影。人を検知するとEufyアプリで通知します。
アプリからいつでも監視や操作が行えるのも手軽なポイント。IP67の防塵・防水規格にも対応しており、悪天候時の使用も安心です。公式ストアでは9090円(税込、以下同)で販売されています。
「Arlo Essential 2K」は、ネットワーク機器大手の米NETGEARから分社化したホームセキュリティメーカーArlo(アーロ)の製品。2Kのビデオ品質で、130度の広範囲を撮影できます。
暗闇の中でも詳細に様子を確認できる、カラー夜間撮影機能を搭載。また、スポットライトを内蔵しており、周囲を照らすことで不審者を追い払う効果も期待できます。
電源は充電式バッテリーを使用。雨風や日差し・寒さにも強い設計のため、場所を選ばず手軽に設置可能です。また、スマートフォン用アプリを使用してどこからでも訪問者の確認ができます。ECサイトでは1万円前後から販売中です。
スタンド付きで簡単に設置できる、屋内・屋外兼用の防犯カメラです。完全防水防塵仕様で、セキュリティ対策としてはもちろん、ペットや子供の見守りカメラとしても使用できます。
カメラは上下左右、360度回転し、対象が部屋のどこにいても3秒で追いつき、はっきり捉えます。
解像度は最大1920x1080ピクセルで、高フレームレートを備えており、高解像度でクリアな映像を実現。高感度のイメージセンサーにより、薄暗い状況下でもカラフルな映像を撮影できます。
スタンドにはカメラ標準の1/4インチの三脚ねじ穴があり、さまざまなマウントや三脚に対応。屋根から吊るしたり、壁に設置したり、場所に合わせた固定が可能です。公式ストアでは6280円で販売されています。
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