AmazonのパーソナルAIアシスタント「Alexa」を搭載した「Amazon Echo(エコー)」シリーズは、お家をスマート化したい時の定番アイテムです。
10月1日には、高音質と洗練されたデザインを兼ね備えた新モデルとして「Echo Dot Max」「Echo Studio」「Echo Show 8」「Echo Show 11」の4製品が発表されました。
そこで今回は、新モデルの中でも、スマートディスプレイタイプの「Echo Show 8」と「Echo Show 11」の2つを紹介します。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
「Echo」シリーズは、AmazonのパーソナルAIアシスタントである、「Alexa」を搭載したスマートスピーカー。音楽の再生はもちろん、楽曲やアーティストの検索も音声入力で簡単に行えるので、朝の忙しい時間も気軽に音楽を楽しむことができます。
さらに、ニュース・天気・スケジュールの確認ができるほか、仕事や宿題のToDoリストやリマインダーの作成といった便利な機能を、スマートフォンを使用せず、話しかけるだけで利用することができます。
また、スマートプラグやスマート照明など、別売りのAlexa対応スマートホーム製品と接続すれば、音声だけで簡単に操作することも可能です。
Echoシリーズには、スマートスピーカーのほか、小型ディスプレイを備えた「Echo Show」シリーズ、ワイヤレスイヤフォンの「Echo Buds」、スマートホームコントロールパネルの「Echo Hub」がラインアップされています。
今回「Echo Show」の新モデルとして、8インチの「Echo Show 8」と11インチの「Echo Show 11」が発表されました。
新モデルのディスプレイは、周囲の明るさに応じて表示を自動的に最適化することが可能。視野角が広く、明るい場所でも薄暗い場所でも、鮮明で美しい画質を楽しめます。また、表示領域を大きく活用することで、情報をより多く表示することが可能になりました。
音響面では、フロント配置のステレオスピーカーとカスタムウーファーを新たに搭載し、部屋中に広がる迫力ある空間オーディオを実現しています。Prime VideoやYouTubeなどの動画ストリーミングや、Amazon Music、Spotify、Apple Musicといった音楽ストリーミングコンテンツを、奥行きあるサウンドで楽しめます。
今回の新モデルには、スマートスピーカーの「Echo Dot Max」と「Echo Studio」もラインアップされています。
「Echo Dot Max」には、高度なノイズフィルタリング機能と優れた会話検知機能を組み合わせた「AZ3」チップを搭載。「Echo Studio」「Echo Show 8」「Echo Show 11」には、AZ3の性能をさらに進化させた「AZ3 Pro」を搭載しています。
音声処理だけでなく、言語処理や画像認識など、進化するAI技術に対応できるよう配慮されています。
また、カスタム設計のセンサー技術「Omnisense」を採用しており、ハードウェアとソフトウェアの性能を効果的に引き出します。
「Omnisense」は、音声認識だけでなく、超音波センサーや加速度センサーを組み合わせて室内の状況を検知する仕組み。「Echo Show 8」と「Echo Show 11」では1300万画素カメラによる映像認識などを活用し、より正確に空間の状況を把握できます。
今回の新製品は、生成AI技術による新たなAIアシスタント「Alexa+(アレクサプラス)」にも対応できるよう設計されています。Alexaは、さまざまな操作ができる音声アシスタントですが、それが生成AI技術によって、より楽しく、使いやすいものへ進化する予定となっています。
Alexa+の日本での公開時期は決定していません。ただ、すでに米国では月額20ドルで提供されており、Amazon Prime会員は無料で利用できるようになっています。
Alexaではスマートホームを含めて、さまざまな操作を音声で実行できますが、Alexa+が使用可能になれば、調べ事もより便利になり、今以上に会話を楽しむこともできるようになりそうです。
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