自宅でじっくりとコーヒーの香りや味わいを楽しむなら「ドリップコーヒー」がおすすめ。部屋いっぱいに広がる香りが、リラックスタイムを至高のひと時にしてくれます。
そんな本格的な味わいの「ドリップコーヒー」を手軽に楽しめるのが「コーヒーメーカー」です。しかし「コーヒーメーカー」と一口にいっても種類やタイプはさまざまです。
そこで今回は、「コーヒーメーカー」を筆者が購入するなら、どのような視点からどんな製品を選ぶのかを考えてみました。
おすすめ製品3つを、選んだポイントと合わせて紹介していきます。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
筆者が現在使用しているコーヒーメーカーは、ドイツに本社を置くコーヒー専業ブランド・メリタの「SCG58 Twist」です(以下、筆者のコーヒーメーカー)。オーソドックスなドリップコーヒーメーカーで、初心者でも扱いやすく、すぐに使い方に慣れることができました。数年間愛用していますが、一度も不具合はありません。
豆ひきには手びきコーヒーミル「KH-3AM」を使用し、日々のコーヒータイムを楽しんでいます。
今は問題なく使えていますが、古くなって故障する可能性も考え、次に購入する候補を検討してみました。
買い替えを検討する際、最も気になるのが“コストパフォーマンス”。豆ひきについては、手びきに不便を感じていないので“全自動”にはこだわらず検討します。ただ「全自動ならより楽になるかも」という程度の興味はあるため候補には入れたいと思います。
また筆者は、大きめのマグカップにコーヒーを注ぎ、比較的ゆっくりと飲んでいくスタイルのため、「エスプレッソタイプ」は候補から外します。
さらに、「カプセルタイプ」に関しても、専用カプセルしか使えず、お土産や贈答品でコーヒー豆をもらった際に活用できないことから、選択肢から外しました。
コーヒーメーカーのブランドと聞いて思い浮かぶのは、やはりイタリアのデロンギではないでしょうか。
デロンギといえばエスプレッソメーカーのイメージが強いものの、ドリップコーヒーメーカーも展開しており、魅力的なモデルがそろっています。
なかでも“アクティブ”シリーズは、最大5杯抽出のコンパクトタイプで置き場所を選ばないのが特徴。さらに風味を引き出すアロマ機能を搭載。蒸らしながらゆっくりとドリップするハンドドリップに近い手法で、アロマを最大限に引き出しつつ抽出してくれます。
さらに、コーヒーの油分をしっかり抽出できる「ペーパーレスフィルター」が付属している点もポイント。筆者のコーヒーメーカーでは味わえない抽出方法なので、興味があります。もちろん紙フィルターにも対応しているため、ペーパーレス抽出が好みでなくても従来の方法に戻せるのは安心です。
また、最後の抽出から40分後に保温プレートの電源が自動で切れる自動電源オフ機能も搭載。コーヒーが煮詰まるのを防止してくれます。
公式サイトでの販売価格は9800円(税込、以下同)とお手頃。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色展開です。
ドリップ性能に注目して選ぶのであれば、ドリッパーそのものを製造しているHARIO(ハリオ)のコーヒーメーカーを選ぶのもおすすめです。
日本の耐熱ガラスメーカーであるハリオは、コーヒーサーバーやガラス急須といったガラス製品で知られるブランドで、円すい形ドリッパー「HARIO V60」(以下、V60)は今や定番アイテムの1つです。
そのV60を採用したモデルが「HARIO V60珈琲王2コーヒーメーカー」。V60の特性を生かした味わいを家庭で手軽に楽しめるよう設計されています。
V60は、従来の扇形ドリッパーに比べ、深いコーヒー粉の層ができ、お湯が中心へ向かって流れながら粉に長く触れるため、成分をしっかり抽出できるのが特徴です。
さらに、杯数に合わせた蒸らし機能も搭載。湯量・時間・温度・21穴の注湯方式にまでこだわり、コーヒーのうまみを丁寧に引き出してくれます。また、湯温コントロール抽出プログラムにより、抽出に適した約93度での安定したドリップを実現します。
公式サイトでの販売価格は2万2000円とやや高めながら、Amazonでは28%オフの1万4500円で販売されています(2025年12月4日現在)。この価格ならかなり手が出しやすく感じます。
最後に全自動タイプもチェックしておこうと思います。現在は、手びきの工程も含めたルーティンでコーヒーを楽しんでいますし、手びきならではの手に伝わる感触や広がる香りは、何とも言えない満足感を与えてくれます。一方、時間がないときには「全自動だったらな……」と思うことがあるのも正直なところです。
筆者のコーヒーメーカーには満足しているので、同じメリタの製品から「アロマフレッシュ」という製品を検討してみました。
「アロマフレッシュ」は、好みに合わせたコーヒー抽出を可能にしたミル機能付の全自動コーヒーメーカーです。
均一なひき目を再現するコニカル式ミルを採用しており、安定した味わいを実現。さらにひき目は3段階で調整可能なのもうれしいポイントです。
リムーバブルな水槽タンクでお手入れが簡単。さらに洗浄のタイミングを教えてくれるカルキ洗浄お知らせ機能も搭載しています。ほかにも、タイマー機能を備えているので、目覚めの一杯をスムーズに楽しむことができます。
10杯用・6杯用の2サイズ展開。実売価格は6杯用で2万5000円前後からとなっていますが、セールなどを活用すれば筆者でも十分に手の届く価格だと思います。
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