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「ホットカーペット」と「こたつ」の電気代はどれくらい違う? FPが「電気代の差」を計算してみた【2026年冬版】(1/2 ページ)

» 2026年02月03日 15時53分 公開
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 在宅ワークなどで、長時間じっとして作業していると、足元の冷えが気になるものです。そんなときに活躍するのが、足元を中心に暖める「ホットカーペット」や「こたつ」などの“足元暖房”です。

 どちらも電気代は控えめなイメージがありますが、使い方次第では大きな差になることがあります。

フォト 足先の冷え対策に……“足元暖房”(出典:photo-ac.com)

 本記事では、「ホットカーペット」と「こたつ」の電気代を比較し、省エネ性の違いをFPの視点で分かりやすく解説します。

石倉博子

石倉博子

ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。

“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。大学では美学美術史と油絵を学び、文学と造形の学士を取得。しかし今は芸術とは程遠いお金の計算に情熱を燃やす人間になっている。伏線がきれいに回収された小説を読むのが好き。


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「ホットカーペット」と「こたつ」は何が違う?

 ホットカーペットとこたつ、どちらも足元を中心に暖める暖房器具ですが、それぞれ特徴があります。

  • ホットカーペット
    • 床面を暖める
    • 温度ムラが少ない
    • デスクワーク(椅子の生活)と相性がよい
    • 暖める面積が広い分、消費電力が大きくなりがち
  • こたつ
    • 布団内という狭い空間を暖める
    • 布団によって熱が逃げないため暖房効率がよい
    • 立ち上がりにくい(膝や腰に負担がかかる場合も)

 ポイントは暖める範囲の広さです。この違いが電気代の差となります。

「ホットカーペット」と「こたつ」の電気代比較

 各社製品カタログからそれぞれの1時間あたりの電気代を見てみましょう。

ホットカーペット(3畳相当)

  • パナソニック

 1時間あたりの電気料金は、高で約14.6円、中で約10.4円です(参照:パナソニック 着せ替えカーペット DC-3NKC2)。

フォト パナソニック 着せ替えカーペット セットタイプ DC-3NKC2(出典:Amazon
  • 山善

 1時間あたりの電気料金は、強で約11.3円、中で約8.5円です(参照:山善 ホットカーペット NUMF-E307)。

フォト 山善 ホットカーペット NUMF-E307(出典:Amazon
  • アイリスオーヤマ

 1時間あたりの電気料金は、強で約13.1円、中で約7.6円です(参照:アイリスオーヤマ ホットカーペット IHC-30-H)。

フォト アイリスオーヤマ ホットカーペット IHC-30-H(出典:Amazon

 運転モードや製品ごとに違いはありますが、1時間あたりの電気代はおおむね8円〜15円となります。

こたつ

  • 山善

 1時間あたりの電気料金は、強で約5.0円、弱で約2.5円です(参照:山善 こたつ EYC-105752)。

フォト 山善 こたつ テーブル 長方形 幅105cm×奥行75cm(出典:Amazon
  • 無印良品

 1時間あたりの電気料金は、強で約4.3円です(参照:無印良品 こたつにもなるローテーブル 大)。

フォト 無印良品 こたつにもなるローテーブル ナチュラル 大(出典:Amazon
  • タンスのゲン

 1時間あたりの電気料金は、強で約4.6円、弱で約2.2円です(参照:タンスのゲン こたつ 120×80)。

フォト タンスのゲン こたつ 3点セット 120×80cm MSU-501H(出典:Amazon

 運転モードや製品ごとに違いはありますが、1時間あたりの電気代はおおむね2円〜5円となります。

フォト ホットカーペットとこたつの電気代比較(筆者作成)
※1日8時間使用した場合
※電力料金目安単価31円/kWh(税込)で計算

 運転モードを弱〜中で使用した場合は4倍、強で使用した場合は3倍の差が出ています。ひと冬で考えると、ホットカーペットの方が4000〜7000円程度電気代が高くなる結果となりました。

省エネ性の違いを理解すれば、適した使い方ができる

 こたつの省エネ性が高い理由はとてもシンプルです。暖める範囲が限られており、布団によって熱が外に逃げにくいためです。人は下半身が暖まると体感温度が上がりやすくなるので、エアコンを併用している場合には、エアコンの設定温度を下げることができます。

 ホットカーペットも同様に、下半身から暖めることができ、エアコンとの併用では設定温度を下げる効果がありますが、暖める範囲が広い分、電気代がかかってしまいます。

 だからといって、「ホットカーペットをやめて、こたつに切り替えれば良い」という単純な話ではありません。

 多くの家庭では、光熱費の差よりも生活スタイルが優先されます。椅子の生活から床に座る生活には簡単には切り替えられません。

ホットカーペット派が電気代を抑える方法

 ホットカーペットでも使い方を工夫することで、電気代を抑えることができます。

  • 使っていない面のスイッチを切る(暖房面積切替タイプ)
  • タイマーを利用して切り忘れを防ぐ
  • 断熱シートを敷いて、床に熱が逃げるのを防ぐ

 暖房面積を切り替えられるタイプであれば、人がいない側のスイッチをオフにするだけで、電気代は全面使用時の約半分になることもあります。

 在宅ワークなどで、家にいる時間が長い人ほど、こうした工夫による節約効果は大きくなります。暖める「面積」と「時間」を意識して、自分の生活スタイルに合った暖房の使い方を見直してみてください。

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