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実にイノベーティブ! 話題になったSOTOの「CB缶ストーブ」が徒歩ソロキャンの必需品になったワケ(1/2 ページ)

» 2026年02月12日 19時30分 公開
[太田百合子Fav-Log]
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 SOTO(ソト)「レギュレーターストーブTriTrail ST-350」(以下、TriTrail)は、名前にトレイル(Trail)とあるように、登山でも利用できる持ち運びやすさを追求したバーナーストーブです。

画像 「レギュレーターストーブTriTrail ST-350」に「CB TOUGH 125 ST-711」をセットしたところ

 ゴトクが3本で重さは約135gと軽量かつ、折りたたんでコンパクトに収納することが可能。公式サイトでの価格は9900円(税込、以下同)でタイベック素材の収納袋が付属します。

太田百合子/テックライター

太田百合子

インターネット黎明期よりWebディレクションやインターネット関連のフリーペーパー、情報誌の立ち上げに携わる。以降パソコン、携帯電話、スマートフォンからウェアラブルデバイス、IoT機器まで、身近なデジタルガジェットと、それらを通じて利用できるさまざまなサービス、アプリケーション、および関連ビジネスを中心に取材・執筆活動を続けている。

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リュック1つで徒歩ソロキャンする筆者は「CB缶」派

 キャンプで調理をする際に使われるガス缶には、「OD缶」「CB缶」の2種類があります。OD缶は一般に、取り付けるバーナーストーブのサイズも小さく、持ち運びやすいのが特徴。そのため登山などでもよく利用されています。一方のCB缶はいわゆるカセットボンベで、家庭用の卓上コンロでも使われているためコンビニでも買えるなど、比較的安価で入手しやすいというメリットがあります。

画像 SOTO「レギュレーターストーブTriTrail ST-350」(出典:Amazon

 筆者はリュックひとつで、徒歩でキャンプを楽しんでいるのですが、飛行機などで遠出をすることもあるため、現地で調達しやすいCB缶を愛用しています。バーナーストーブも歴代、CB缶向けのものを使っており、今愛用しているTriTrailもそうです。

進化した「CB TOUGH」缶 2つの大きな特徴

 TriTrailが発売されたのは2024年で、同時に登場した新しいCB缶「CB TOUGH 125 ST-711」(440円)、「CB TOUGH 220 ST-712」(495円)とともに、当時キャンパーの間ではかなり話題になりました。

画像 寒冷地でも安定した火力が期待できる、新開発のCB缶「CB TOUGH 125 ST-711」

 新開発されたCB TOUGHには、2つの大きな特徴があります。1つは中身の液体ガスです。コンビニなどで購入できるCB缶は、卓上コンロで使うことを前提にしたものなので、中の液体ガスに気化温度の高いブタンが使用されています。気化温度が高いということは、寒いと気化しにくく火力が落ちてしまうということです。

 一方、OD缶にはプロパンなど気化温度の低い、つまり寒い環境でも火力が落ちない液体ガスが配合されています。CB TOUGHはCB缶でありながら、OD缶と同じく、寒い環境でも火力が落ちにくいガスが使用されているのが特徴です。

 もう1つの特徴は、カセットボンベが誕生して以来、何十年もの間ずっと同じ形状だったキャップのデザインを、大胆に変更したこと。薄型のキャップで出っ張りが少ないのに加え、使用時には缶の底にくっつけておけるようになっています。ガス缶のキャップは、使用時には必ず外すのでなくしがち。そういった悩みを解消する、実にイノベーティブな製品なのです。

とにかく軽く、地面が悪くても安定する! ただメスティンを使うときは注意が必要

画像 新デザインのキャップはかさばらない上に、使用中もなくしにくい工夫がされている

 TriTrailはこのCB TOUGHとセットで使うことを前提に、登山などの過酷な環境でも使えるバーナーストーブとして発売されました。筆者は登山はあまりしませんが、徒歩でキャンプに行くため、軽量かつCB缶で使える本製品を選択しました。それまで使っていたバーナーストーブも比較的コンパクトなものでしたが、TriTrailはとにかく軽いのが気に入りました。

画像 ゴトクを重ねてコンパクトに折りたたんで持ち歩ける

 ゴトクの脚を開くと自立する仕組みで、柔らかい土の上や砂利の上でも安定して設置できます。CB缶の取り付け方法も、差し込んでねじるだけと簡単。ガスを出してレバーを下に押し込むと、点火スイッチが押されて着火する仕組みで、つまみを回すことで火力の調整なども簡単にできます。

画像 開くと多少足場が悪いところでも、安定して自立する。耐荷重は2kg

 バーナー部分がすり鉢状になっているおかげで風にも比較的強く、CB TOUGHの効果もあるのかもしれませんが、火力も安定しています。小さいですがガス缶が熱くならないよう保護する遮熱板も、標準装備されています。

画像 ゴトクが3本なのでメスティンなど長方形のクッカーの安定性は微妙

 一方で軽量化のためにゴトクが3本しかないので、使用するクッカーの形状によっては、置き方を工夫する必要があります。筆者が試した中で、最も注意が必要だったのはメスティン。3本のゴトクに均等にのるようにしないと、バランスを崩してしまいます。

 ほかにも長方形の鉄板や、1人用のホットサンドクッカーなどは、やや注意が必要だと感じました。メスティンなど長方形のクッカーをメインに使っている人は、上からのせるタイプのゴトクを使うなどすると、安定しやすくなるかもしれません。

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