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「AirTag(第2世代)」は何が変わった? 進化したポイントや価格をチェック【2026年3月版】(1/2 ページ)

» 2026年03月04日 17時00分 公開
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 Appleは1月に「AirTag(第2世代)」を発売しました。初代モデルから何が変わったのか、そして主に日本国内で使用するうえで購入前に知っておきたい注意点について、おさらいしておきましょう。

Apple AirTag(第2世代) Apple AirTag(第2世代)(出典:Amazon

 本記事では、3つのポイントを追って、「AirTag(第2世代)」の概要を順序立ててチェックしていきます。

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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1月に第2世代モデルが発売

 Apple製の紛失防止タグ「AirTag(エアタグ)」が発売されたのは、2021年4月30日。それ以前にもこうした紛失防止タグが存在しなかった訳ではありませんが、ユーザーが多いiPhone(iOS)の「探す」アプリと連動したペアリングの容易さや、方向と距離で紛失物の位置を特定できる仕組みは画期的でした。

 紛失防止タグとしてはやや高級路線の商品ながらも、Appleユーザーにとっての主要な紛失防止タグとして確固たる地位を確立します。

AirTag(第2世代)※茶色い部分のキーホルダーは別売 AirTag(第2世代)※茶色い部分のキーホルダーは別売(出典:Apple プレスリリース

 そして、5年弱が経過した2026年1月26日、第2世代モデルの「AirTag」が発売されました。製品名は「AirTag(第2世代)」と表記されていることが多いです。外観やサイズは変わっていません。もし、公式サイト以外で購入する機会がある場合には、何年に発売されたモデルなのか、チェックした方が良いでしょう。

日本ではUWB強化の恩恵なし

 AirTagといえば、ペアリングしておいた対応のiPhone等を用いることで、一定の範囲にあるAirTagまでの「方向」や「距離」を画面に表示しながら紛失物を捜索できるのが特徴です。これによって、例えばソファの隙間に落ちた鍵の位置なども、ピンポイントで素早く発見できます。

 そして、この仕組みは以下のように数段階のレベルがあります。

  1. 従来の「正確な場所を見つける」機能:第1世代の超高帯域チップによるUWB(超広帯域無線)を使用
  2. 拡大した「正確な場所を見つける」機能:第2世代の超高帯域チップによるUWBを使用

 新しいAirTagの大きな進化点は、UWBに関して「第2世代の超広帯域チップ」を搭載したことです。これにより、対応デバイスから探す際の検知範囲がこれまでより広がりました。

「AirTag(第2世代)」が新対応した、拡大した「正確な場所を見つける」機能は日本だと恩恵がない 「AirTag(第2世代)」が新対応した、拡大した「正確な場所を見つける」機能は日本だと恩恵がない(出典:Apple プレスリリース

 ただし、残念なことに、日本国内では電波使用に関する法律・規制の問題で、この第2世代のUWBを利用できません。つまり、第2世代モデルの主な進化である「より広い範囲で捜索できる機能」は、日本だと使えないのです。

 なお、海外渡航時の利用はこの限りではありません。第2世代のUWBが利用可能な地域に旅行している最中などには、第2世代のAirTagの恩恵を受けられるとされています。

 これらに関して、プレスリリースに記載された注意文は以下の通りです。

規制により、日本では拡大した「正確な場所を見つける」の範囲は利用できません。日本国外を旅行する場合、拡大した「正確な場所を見つける」は、iPhone Air、またはiPhone 15以降(iPhone 16eを除く)とペアリングしたAirTag(第2世代)で利用できます。地域によって利用できない場合があります。詳しくは、apple.com/jp/uwbをご覧ください。

 ちなみに、Apple WatchにもAirTagの「正確な場所を見つける」機能を利用できる機種があるのですが、こちらも日本国内では規制の関係で利用できません。プレスリリースに記載された注意文は以下の通りです。

規制により、日本ではApple Watchで「正確な場所を見つける」を利用できません。日本国外を旅行する場合、Apple Watchで「正確な場所を見つける」を利用するには、watchOS 26.2.1を搭載した、Apple Watch Series 9以降またはApple Watch Ultra 2以降が必要です。地域によって利用できない場合があります。詳しくは、apple.com/jp/uwbをご覧ください。

 なお、第2世代のUWBが使えないと新しいAirTagに変えても変化がない、という訳ではありません。新しいAirTagではスピーカーが強化されていて、前世代モデルと比較して捜索時に出せる音が50%大きくなり、最大2倍離れた場所からAirTagの音を聞き取ることができるといわれています。要するに、屋外で落としたときの捜索が行いやすいなど、新機種ならではのメリットもあります。

価格は据え置き

 新しいAirTagの価格は、1個入りが4980円(税込、以下同)、4個入りのセットが1万6980円。これは前世代モデルの直近の価格と同じです。

 上述したように、通常の「正確な場所を見つける」機能は従来通り使用できますし、捜索時のスピーカー音も以前より大きくなったことを考えれば、価格が据え置きであるならば、ユーザーとしては歓迎です。

AirTag(第2世代) AirTag(第2世代)(出典:Apple公式サイト

 ただし、発売時の価格を比べてみると、初代AirTagが発売されたときには、1個入りが3800円、4個入りが1万2800円でした。それがおそらく2度の価格改定を繰り返して、現在の価格まで高騰していったので、為替や物価高の影響を全く受けていないわけではありません。

 もし「近くを探す(正確な場所を見つける)」機能の有無を問わなければ、「探す」アプリに対応したより安価なサードパーティ製の製品も存在するので、購入検討時には新製品に飛びつくだけでなく、冷静に比較検討してみるのも大事だと思います。

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