サムスン電子ジャパンは4月、「Samsung Galaxy A57 5G」を発売しました。オープンマーケット版がSamsungオンラインショップや量販店で展開されるほか、NTTドコモ、ソフトバンクでの取り扱いもあります。2026年の春モデルとして、注目しておきたい一台です。
本稿では、そんな「Samsung Galaxy A57 5G(以下、Galaxy A57 5G)」の概要について、3つのポイントを追ってチェックしていきましょう。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
「Galaxy A」シリーズでは、同ブランドにおけるミッドレンジやエントリー向けのモデルが展開されています。最上位の「Galaxy S」シリーズと比べると、仕様や機能に制限があるものの、手頃な価格で入手しやすく、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Galaxy Aシリーズのなかでもランクがいくつかあり、国内市場で最近発売された機種としては2025年2月のエントリーモデル「Galaxy A25 5G」や、2024年5月のミッドレンジモデル「Galaxy A55 5G」などがありました。本稿で取り上げる「Galaxy A57 5G」は、後者の後継に相当するスマホです。
Galaxy A57 5Gのディスプレイは約6.7インチで、最近のスマホとしてはやや大きめな部類。バッテリーも5000mAhを備えます。一方、本体サイズは約77(幅)×162(高さ)×6.9(奥行き)mmで、重量は約179g。画面サイズの割にはスッキリとした印象です。
端末のデザインもミニマルで、前面カメラはパンチホール型で配置されており、背面も縦並びのカメラがシンプルに並ぶだけ。カメラ回りの土台は盛り上がっているものの、保護ケースを装着すれば目立たないと思われます。
主な仕様については、SoCにExynos 1680を搭載したうえで、メモリ8GB、ストレージ128GBを備えており、標準的なミッドレンジスマホといった印象。ちなみに、従来世代の「Samsung Galaxy A56 5G」と比べて約13%大型化したベイパーチャンバーを内蔵するなど、熱対策にも改良が加えられている点も押さえておきましょう。充電に関しては「超急速充電2.0」をサポート、約30分で最大60%まで充電できるとされています。
Galaxy A57 5Gの背面カメラは、広角(5000万画素)+超広角(1200万画素)+マクロ(500万画素)の3眼構成です。上位のSシリーズのように、高解像度や望遠撮影などはサポートしていないものの、カメラに強くこだわらなければ必要十分といったところ。
機能面に関しては、低照度な環境でもクリアに写真・動画を撮影できる「ナイトグラフィー」機能をサポートしているほか、AIによって被写体とシーンを認識し、ポートレート写真のバランス調整や自然な肌色の再現などが行えることがポイントです。
AIを活用する撮影・編集機能については、不要なオブジェクトを自然に消す「AI消しゴム」や、集合写真で全員の表情をベストな状態にする「ベストフェイス」、動画編集が手軽になる「自動トリミング」などに注目しておきましょう。
ちなみに、AシリーズにおけるAI機能は「Awesome Intelligence」というブランドで展開されており、撮影以外のAI機能も多数備わっています。例えば、ボイスレコーダーアプリで音声の文字起こし機能を利用できたり、留守番電話の音声をテキストで確認できたりするのは便利です。また、画面上のコンテンツに応じた操作(テキスト抽出やコンテンツ作成など)をその場で提案する「AIセレクト」といった機能もあります。
Galaxy A57 5Gの価格は、Samsungオンラインショップで7万9800円(税込)。カラーバリエーションは「オーサムネイビー」「オーサムグレー」「オーサムライラック」「オーサムアイシーブルー」の4種類が展開されています。
日常使いに関しては、IP68の防じん防水性能を備えていて水回りでも安心して使いやすいことや、おサイフケータイをサポートしていて非接触決済にも対応できることなどがポイント。生体認証に関しては、光学式の指紋認証や顔認証に対応しています。
また、OSアップデートが最大6世代、セキュリティアップデートが6年間保証されていることも、コストパフォーマンスの高さを感じるポイント。一括購入して長く運用したい方にとっても有力な検討候補となるでしょう。
ただし、内蔵ストレージが128GBであるのに対し、microSDカードでのストレージ拡張に非対応である点には注意が必要です。長期運用を見据える際には、クラウドや外付けSSDを併用したデータの整理・バックアップが欠かせなくなると予想されるので、購入時から対策を練っておくと良いと思います。
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