「シングルバーナー」おすすめ9選&アクセサリ【2020年最新版】キャンプやアウトドアレジャーで大活躍
アウトドアで火を使ってお湯を沸かしたり、料理をしたりと大活躍するのが「シングルバーナー」。コンパクトな上に扱いも手軽で、キャンプやツーリング、ハイキングなどで便利に使うことができ、防災用品として備えておいても安心。初心者がシングルバーナーを選ぶポイントと、おすすめのモデル、あると便利なアクセサリを紹介していきます。
アウトドアで火を使ってお湯を沸かしたり、料理をしたりと大活躍するのが「シングルバーナー」。コンパクトな上に扱いも容易で、ソロキャンプや複数人でのキャンプ、カップ麺をすするツーリング、お弁当と一緒にお茶を楽しむハイキング……など、さまざまなシーンで便利に使うことができ、防災用品として備えておいても安心です。
ここでは初心者がシングルバーナーを選ぶポイントと、おすすめのモデル、あると便利なアクセサリを紹介していきます。
シングルバーナー:初心者には手軽なガス式がおすすめ
アウトドア用のシングルバーナーにはさまざまな種類がありますが、特に初心者におすすめなのはガスカートリッジを使う方式です。コンパクトなカートリッジ(缶)に入ったLPガス(液化石油ガス)を燃料として使うもので、家庭のガスコンロのように扱いが容易なのが特徴です。
冬や晩秋の朝晩など、外気温が低いと火力が落ちる場合があるのがデメリットですが、何より手軽で扱いやすいので、まずはガスカートリッジ式を選ぶことをおすすめします。
ガスカートリッジには2つの種類があります。
CB缶
「Cassette Gas Bombe(カセットガスボンベ)」の略。家庭でおなじみのカセットコンロに使われているのがCB缶です。コンビニでも買える入手のしやすさなどもあり、最も手軽なのがCB缶を使ったシングルバーナーです。
外気温が低いと出力が落ちるのが欠点ですが、ガスの配合を工夫して低温に強くしたCB缶を販売するメーカーもあります。安価なCB缶も出回っていますが、スペック通りの性能を発揮させたいなら、使用するバーナーのメーカーが販売するCB缶を使うことをおすすめします。
OD缶
「OutDoor(アウトドア)」の略で、その名の通りアウトドア専用のガスカートリッジです。OD缶を使うバーナーは火力が高く、寒さにも強くなっており、登山などで使う場合はOD缶が優れています。ガスランタンなど、OD缶を使う別の器具も販売されており、カートリッジを共用できます。
その反面、買えるのがアウトドアショップなどに限られ、価格がCB缶と比べ高いのがデメリットです。
CB缶とOD缶には互換性はありません。複数のバーナーを使うのであれば、どちらかに統一したほうが荷物は減らせます。
ホワイトガソリンは低温に強く、ランニングコストも魅力
ガスカートリッジ式のほか、「ホワイトガソリン」を燃料に使うバーナーもあります。寒い場所でも火力が安定し、ランニングコストが安いといったメリットがあり、古くからのキャンパーや登山家に愛用者が多い方式です。ただし、「ポンピング」と呼ぶ加圧作業が必要など、やや手間がかかります。
初心者はまず、取り扱いが簡単なガスカートリッジ式のバーナーから使い始め、アウトドアでのバーナーの取り扱いに慣れてから、必要であればガソリン式を使ってみる……という順番でよいでしょう。
シングルバーナー:一体型と分離型
ガスカートリッジ式のシングルバーナーは「一体型」と「分離型」に分けられます。
一体型
炎が出るバーナー部、鍋などを載せるゴトクとガスカートリッジが直結するタイプ。コンパクトで軽量なものが多く、少しでも荷物を減らしたい登山や、1人分の調理で済むソロキャンプなどに向いています。
重心がやや高くなるので、大きめの鍋を使う場合は安定性に注意が必要です。
分離型
バーナー部とゴトク、ガスカートリッジが分かれているもの。ゴトクの安定性が高く、大きな鍋を載せても安定しているため、複数人のキャンプや、ソロキャンプで凝った料理や鍋料理を楽しみたいといった場合に向いています。
設置にはある程度の広さが必要になるほか、一体型に比べるとややかさばります。
手軽なCB缶タイプ:おすすめモデルはコレ!
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー(CB-JCB)
カセットコンロなどで知られるイワタニの定番シングルバーナー。CB缶を直結して使用できます。コスパに優れる点も人気の理由です。出力は2300kcal/h。
CB缶を輻射熱から守る遮熱板も販売されています。
ソト(SOTO) レギュレーターストーブ(ST-310)
アウトドア用バーナーやランタンの専門ブランド「ソト(SOTO)」(新富士バーナー)のCB缶用シングルバーナーです。マイクロレギュレーターを搭載することで、低温下で火力が低下しやすいCB缶の弱点を解消。外気温5〜25度で一定の火力を発揮し、朝晩や早春、晩秋のキャンプでも活躍します。直径19cmまでの大鍋が使用可能です。出力は2500kcal/h。
SOTO(SOTO) レギュレーターストーブ FUSION(ST-330)
SOTOの分離型シングルバーナー。マイクロレギュレーターにより低温でも安定した出力が可能なほか、火足の短い炎とすり鉢状のバーナーヘッドにより、耐風性に優れています。大きめの鍋でも安心の安定性も魅力です。出力は2500kcal/h。
イワタニ カセットフー マーベラスII(CB-MVS-2)
カセットコンロのように扱えるシングルバーナー。炎が短い多孔式バーナー、上面カバーと風防リングで風の影響を抑えています。イワタニのカセットコンロ向けアクセサリーシリーズが使用できるのもポイント。持ち運びに便利なハンドルが付いています。出力は3000kcal/h。
コンパクトで強力なOD缶タイプ:おすすめモデルはコレ!
プリムス ウルトラバーナー(P-153)
アウトドア用バーナーの先駆けとなったブランド「プリムス」のOD缶一体型バーナーの定番。コンパクトながらハイパワー(3600kcal/h)で、安定性の高いX字型配置の4本ゴトク、垂直に配置された点火装置などが使い勝手を高めています。ハイキングからソロキャンプ、登山までさまざまな用途に対応できます。
プリムス 2243バーナー(IP-2243PA)
プリムスのシングルバーナーと言えばこれを思い浮かべる人も多い伝統モデル。風に強いX字型ゴトク、高出力(3600kcal/h)でさまざまな用途に対応します。
スノーピーク(snow peak) ギガパワーマイクロマックスウルトラライト
人気のアウトドア用品ブランド、スノーピーク(snow peak)の一体型シングルバーナー。徹底的な軽量化を図り、2800kcal/hの出力を維持しながら56gという軽さを実現。少しでも荷物を軽くしたい人に。
ソト(SOTO) レギュレーターストーブ FUSION Trek(SOD-330)
ソト(SOTO)のOD缶用分離型シングルバーナー。マイクロレギュレーターの搭載により、連続使用時や低温時でも安定した火力を発揮し、風に強いすり鉢状の火口、不整地の地面でも安定しやすい三本脚など、山岳用にアップグレードされています。数人用の大きめの鍋まで対応可能です。出力は2800kcal/h。
ジェットボイル(JETBOIL) フラッシュ
専用の保温クッカーと熱効率の高いバーナーがセットになっており、0.5リットルの水を約1分40秒で沸騰させるという「驚異の沸騰スピード」が売り。専用クッカー以外の鍋などを使うためのゴトクやボンベを含む全パーツを専用クッカーに収納できるオールインワン設計になっています。出力は2269kcal/h。
あると安心・便利:ウインドスクリーン、バーナーシート、バーナーパット
ウインドスクリーン
アウトドア用シングルバーナーは基本的には風に強くなっていますが、ウインドスクリーン(風防)があれば、風が強い日でも効率良く加熱できます。手頃な価格のものが多いので、1つ持っておくと安心です。
選ぶ際はバーナーをカバーできるか高さや幅があるかどうかをチェックしましょう。ペグを備えているものなら、地面で使う場合に挿して固定できるので便利です。
バーナーシート
テーブルの上にシングルバーナーを置いて鍋などをかけて加熱すると、テーブルが「輻射熱」で熱くなり、変色するなどのダメージを受けることがあります。特に炎と鍋底が接地面に近い分離型の場合は注意する必要があります。
「バーナーシート」は熱と炎に強い素材でできたシート。シングルバーナーの下に敷いておくことで、テーブルを熱から守ります。
バーナーパット
アウトドア用バーナーは風に強い強力な炎が出る反面、炎に広がりがなく、1点に集中することで鍋などが焦げ付いてしまう傾向があります。
「バーナーパット」をゴトクの上に載せておくと、金網によって炎が分散され、鍋を均一に加熱してくれるようになります。食材をあぶるなどの使い方も可能です。
シングルバーナー 最新人気ランキング
ショッピングサイトではどんなシングルバーナーが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。
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