メスティンのおすすめ10選【2022年最新版】ご飯を炊いたり、煮たり、炒めたり ソロキャンプにもぴったりの万能クッカー
キャンパーに大人気のクッカー(調理器具)が「メスティン」。ご飯をおいしく炊くことができる上、煮る、炒めるなど、さまざまな料理ができる万能クッカーとして便利に使うことができます。メスティンのチェックポイントやおすすめモデルを紹介!
キャンパーに大人気のクッカー(調理器具)が「メスティン」です。ご飯を簡単においしく炊ける上、煮る、炒めるなど、さまざまな料理ができる万能クッカーとして便利に使えるのが人気の理由。さまざまなレシピも考案されており、メスティン1つでキャンプ料理の楽しみも広がります。
特にソロキャンパーに便利なメスティンですが、大容量タイプも充実してきており、ファミリーキャンプでも活躍してくれます。メスティンの選び方やおすすめモデルを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
小林 カサゴ
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
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おいしくご飯が炊ける、工夫次第で何でも作れる万能クッカー
メスティンは英語では「mess tin」(食事 缶)となり、飯ごう(飯盒)のことです。飯ごうは主に野外でご飯を炊くための道具で、「兵式」と呼ばれるもの(上から見ると「く」の字型)や円筒形のものなどが一般的でしたが、最近は弁当箱のような平たい形状に折りたたみ式のハンドルがついたタイプが大人気に。いま「メスティン」と言えば、基本的にはこの弁当箱タイプのものを指します。
メスティンはシンプルなアルミ製が基本。熱伝導率が高く、全体に熱が行き渡りやすいので、あまり手間をかけずにご飯がおいしく炊けるのがポイントです。好みの具と味付けによる炊き込みご飯も楽しめます。
ご飯だけではなく、パスタやラーメンを作ったり、煮込んだり、ふたをお皿代わりに使ったり──と、工夫次第でさまざまな調理ができ、お弁当箱としても使えます(汁漏れには注意が必要ですが)。アルミ製とあって軽量で、少しでも荷物を減らしたいソロキャンプやツーリング、登山にぴったりで、価格が手頃なのもうれしいもの。アウトドアを楽しむなら1つ持っていて損はないのがメスティンです。
メスティンの選び方
容量をチェック
メスティンは700ml〜800ml程度のものがスタンダードなサイズですが、大小複数のサイズがそろっているものもあり、用途に応じて選びましょう。
例えばメスティンの“本家”であるトランギア(trangia)製メスティンは、容量750mlのスタンダードモデルと、容量1350mlのラージモデルの2サイズ。炊飯の目安はそれぞれ約1.8合と約3.5合となっています。
ソロやファミリー、作りたいもので容量は変わってきますので、自分の好みを考えて選びましょう。目安となる目盛り付きのメスティンも便利です。
バリ取りが必要な場合も
新品のメスティンは、本体とふたの縁にバリがあってざらざらしていることがあります。そのままでは指にけがをする恐れもありますので、サンドペーパーなどを使ってバリ取りをしたほうが安心です。「バリ取り不要」をうたったメスティンもあるので、こうした商品を選んでもよいでしょう。
「シーズニング」をしよう
購入したメスティンを実際に使う前に必要な“儀式”が「シーズニング」です。これを行うことで独特の金属臭や米の焦げ付きが軽減されますので、メスティンを買ったらまずはシーズニングをしてみましょう。
シーズニングは難しくはなく、「鍋に米のとぎ汁を入れ、メスティンがとぎ汁につかるようにし、火にかけて沸騰させて約20分ほど」──などが一般的な方法。YouTubeの動画など、シーズニング方法を分かりやすく紹介しているコンテンツも多いのでチェックしてみてください。
メスティン:おすすめモデルはコレ!
トランギア(trangia) メスティン
メスティンの元祖と言える、人気の火付け役が「トランギア」(trangia)のメスティンです。トランギアはアルコールバーナーなどで知られるスウェーデンの老舗アウトドア用品メーカー。日本ではイワタニ・プリムスが輸入販売しています。
容量750mlのスタンダードサイズ「TR-210」と、容量1350mlのラージサイズ「TR-209」の2モデルが販売されています。
直販サイト価格はTR-210が1980円(税込)、TR-209が2970円(税込)と手頃ですが、人気が高いので、直販サイト以外ではプレミア価格で販売されていることもあります。購入の際は注意してください。
エスビット(Esbit) 1100ml クックセット
タブレット型固形燃料の代名詞にもなっているドイツのブランド「エスビット」(Esbit)のメスティンセットです。容量は1100mlと大きめですが、ラーメンの袋麺がそのまま入るサイズ。アルマイト加工が施され、便利な目盛りもついています。メスティンとベストマッチの固形燃料ストーブのゴトクとセットになっており、ゴトクはメスティンに収納も可能です。
ロゴス(LOGOS) メスキット
人気アウトドアブランド「ロゴス」(LOGOS)のメスティンです。内寸は17(幅)×11(奥行き)×5(高さ)cmとソロに向くサイズ。ハードアルマイト加工で耐久性を向上させており、ふたの取っ手がついているなど、初心者にもやさしい作りです。カラーバリエーションも豊富です。
サンドリー(SUNDRY) メスティン
角利産業(新潟県三条市)のブランド「サンドリー」(SUNDRY)のメスティンです。容量は850mlで、2合までのご飯が炊けます。mlの目盛りと1合・2合炊きの目盛りがついているのが便利。バリ取り不要をうたっています。収納袋が付属。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ角型クッカー
人気アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」(CAPTAIN STAG)のメスティン。ハンドルがサイドに折りたためる仕組みになっています。アルミ製でアルマイト加工済み。容量1L(1合)と1.75L(2合)の2サイズです。
ダイソー メスティン(ハンドル付)
ダイソーから登場したシンプルなメスティン。1合用で550円(税込)というコスパで話題になりました。専用の網やまな板などもそろっているので、ダイソーでソロ用のクッカー一式をそろえてみるのも楽しそうですね。1.5合用(880円)、3合用(1100円)もあります。
ニトリ メスティン
ニトリの人気商品の1つ。硬質アルマイト加工が施されたアルミ製で、内側に米と水の分量を量る2種類の目盛りが付いているのが便利です。持ち運びに便利な収納袋付きです。容量750mlのMサイズ(税込1490円)と、1500mlのLサイズ(税込1990円)の2サイズを展開しています。
ミリキャンプ(MiliCamp) メスティン MR-250
中国発のアウトドアブランド「MiliCamp」のシンプルなメスティン。バリ取り不要をうたっています。容量は800mlで、約2合のご飯が炊けます。固形燃料ストーブや収納袋などがセットになったものもあります。
スケーター アルミメスティン
弁当箱や調理用品を手がける「スケーター」(奈良市)のメスティンです。シーズニング不要をうたい、耐久性を高めるアルマイト加工が施されています。600ml、800ml、1000mlの3サイズを展開。カラーも豊富で、日常使いにも楽しいメスティンです。
キャンパーズコレクション(山善) メスティン
家電などで知られる「山善」が展開するキャンプ用品ブランド「キャンパーズコレクション」のメスティンです。容量850mlのシンプルなタイプ。バリ取りは不要となっています。
メスティン:レシピ本も参考にしてみよう
メスティンで作れるさまざまな料理を紹介したレシピ本もあります。
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