Y!mobile(ワイモバイル)の「シンプルS/M/L」プランを5つのポイントで解説【2021年3月版】
Y!mobile(ワイモバイル)は2月18日から、4Gと5Gに対応する新プラン「シンプルS/M/L」を開始しました。同プランの料金体系や割り引きなど、概要についてチェックしていきましょう。
Y!mobile(ワイモバイル)は2月18日から、4Gと5Gに対応する新プラン「シンプルS/M/L」を開始しました。
同プランの料金体系や割り引きなど、概要についてチェックしていきましょう。
ワイモバイルのシンプルプラン:月額料金は3GBで1980円から
ワイモバイルの新通信プランは、月に3GBまで使える「シンプルS」、同じく15GBまでの「シンプルM」、同25GBの「シンプルL」の3種類。月額料金は、3GBのシンプルSが1980円(税別、以下同)、15GBのシンプルMが2980円、25GBのシンプルLは3780円です。
同じくサブブランドのUQ mobileが開始した「くりこしプラン」と比べると、同容量のプランで500円高くなっています。ただし、後述の家族割などを適用すると、条件次第でUQの新プランよりリーズナブルになります。
現在ソフトバンク回線を契約しているなら、ワイモバイルへMNP(番号ポータビリティ)で移行しても契約事務手数料が無料になる「ソフトバンク→ワイモバイル事務手数料無料キャンペーン」も利用できます。なお、4月から他事業者間の乗り換え手数料も撤廃される予定です。
ワイモバイルのシンプルプラン:M/Lプランは容量超過後も最大1Mbpsで通信可能
スマホの通信プランはほとんどの場合、通信量の上限を超えると通信速度が制限されます。ワイモバイルのシンプルSは容量超過後の通信速度は最大300kbps。上位プランのシンプルM/Lなら容量超過後も最大1Mbpsで通信ができます。
また月間容量を増やす「データ増量オプション」が月額500円で用意されています。500円で追加されるのは、シンプルSなら+1GBで合計4GBに。シンプルMは+3GBで月18GBに、シンプルLも+3GBで月28GBになります。シンプルSだと月額プラス500円で1GBの増量と正直微妙ですが、このオプションは初めて加入する場合に1年間無料になります。限定的ですが月1GB〜3GB分がお得になりますので活用したいオプションと言えます。
ワイモバイルのシンプルプラン:データ容量は翌月に繰り越せない
競合であるUQ mobileの「くりこしプラン」は、余った通信量を翌月に繰り越せます。しかし、ワイモバイルのシンプルS/M/Lプランは残った通信容量を翌月に繰り越せません。毎月のデータ通信量にバラつきがあると、有効活用しづらいかもしれません。
一方、先述したように、データ増量オプションを使って割安に通信量を増やせるというメリットもあります。月に18GBや28GBなどの通信量をコンスタントに利用する想定ならば、こうしたメリットを生かせるでしょう。
ワイモバイルのシンプルプラン:通話オプションは選択制
シンプルS/M/Lプランは、標準では通話し放題のオプションが付いていません。国内通話料金は20円/30秒の従量制です。
電話する機会が多い人向けに、10分以内の国内通話が無料になる「だれとでも定額」(月額700円)、または通話時間・回数ともに無制限で国内通話がかけ放題になる通話オプション「スーパーだれとでも定額(S)」(月額1700円)が用意されています。
ワイモバイルのシンプルプラン:割引サービスについて
シンプルS/M/Lは、「家族割引サービス」または「おうち割 光セット(A)」のどちらかと組み合わせられます。両方を適用させることはできません。また5月末までなら「ワイモバ学割」にも加入できます。学割は他の割り引きと組み合わせ可能です。
家族割引サービスは、家族などで複数契約する場合に2回線目以降の料金に適用される割り引きです。シンプルS/M/Lでは毎月1080円の値引きとなり、シンプルSなら月額900円で利用できます。加入できる副回線は最大9回線までです。
おうち割 光セット(A)は、ソフトバンクの「SoftBank Air」または固定回線の「SoftBank 光」を契約していると、ワイモバイルのシンプルS/M/Lが毎月1080円割り引きになるサービス。家族で利用すると回線数だけ安くなります。なお、SoftBank 光と組み合わせる場合、光回線側の契約に月500円のオプション料金が発生します。
ワイモバ学割は、ユーザー(利用者)が5歳以上18歳以下で所定の条件を満たしている場合、家族割引サービスまたはおうち割からさらに1000円を12カ月間割り引くもの。学割の対象プランはシンプルM/Lの2つですが、シンプルMなら月額900円とシンプルSの家族割適用時と同じ料金になり、大容量プランがさらにお得に利用できます。学割の受付期間は5月31日までですので、該当する場合は忘れないようにしましょう。
家族割や学割、セット割の適用条件については、ワイモバイルのサイトで事前に確認しておきましょう。
関連記事
- UQ mobileの「くりこしプラン」を5つのポイントで解説【2021年3月版】
大手キャリアのみならず格安SIM各社からさまざまなスマートフォンの新料金が発表されています。もちろん、大手キャリアと同じ通信回線を使えるサブブランドもさらに割安な新プランを提供中です。今回はKDDIのサブブランドである「UQ mobile」が2月から提供開始した「くりこしプラン」についてチェックしていきます。 - KDDIの新料金「povo」って何? 【5つのポイント】でチェック
KDDIが発表したスマートフォン向けの新料金「povo(ポヴォ)」とは、どのようなものなのでしょうか。5つのポイントでその特徴をチェックしていきます。 - 2021年3月開始! ドコモの新料金「ahamo(アハモ)」はどうお得? 【5つのポイント】でチェック
NTTドコモは2020年12月、スマートフォン向けの新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表しました。「スマホ料金の値下げ」が取り沙汰される中に登場したahamoとは、どのような通信プランなのでしょうか? 5つのポイントで同プランの特徴をチェックしてみましょう。 - 月20GBで約3000円の「スマホ料金」 3月の値下げプラン開始に向け要チェック!【2021年1月版】
月3000円程度で20GBまで使えるスマートフォンの料金プランが注目を集めています。従来からある低価格のサブブランドもその特色を生かしてすみ分けを図り、低価格を売りにしていたやMVNOも同様の対抗プランを打ち出しています。1月7日時点で発表されているプランについて、ポイントを確認してみましょう。 - スマホ料金値下げで注目の「サブブランド」ってどんなサービス? 知っておきたい【5つのポイント】
スマートフォンなど「携帯電話料金の値下げ」が大きな話題になっています。そこで注目されているのが“サブブランド”という選択肢です。大手キャリアとMVNOの中間にあるようなサブブランドは、どんなサービスなのでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.