格安SIMのIIJmio「ギガプラン」を5つのポイントで解説【2021年4月版】 月2GBなら858円
格安SIMブランドのIIJmioは4月から、新料金プランの「ギガプラン」を開始しました。20GBで2068円(税込、以下同)とリーズナブルなプランです。このギガプランについて、5つのポイントでチェックしていきましょう。
格安SIMブランドのIIJmioは4月から、新料金プランの「ギガプラン」を開始しました。20GBで2068円(税込、以下同)とリーズナブルなプランです。このギガプランについて、5つのポイントでチェックしていきましょう。
IIJmioの「ギガプラン」とは
「ギガプラン」は、MVNOのIIJmioが4月1日から提供した新しいプランです。
似た名称としてNTTドコモが「ギガホ プレミア」などのプランを“ドコモのギガプラン”と総称していますが、それとは別ですのでご注意下さい。
さて、ギガプランのサービスは「音声SIM」「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」「eSIM)」に分かれており、料金はデータ容量に合わせて5段階に設定されています。
通信回線はドコモ回線とau回線の2種類ですが、データ通信専用SIMとeSIMはドコモ回線網のみ。5Gサービスは6月から提供予定で、追加料金無しで使えます。他の格安SIMでは有料の場合もありますので、IIJmioならではのメリットと言えるでしょう。
なお、ドコモ回線のSMS機能付きSIMとeSIMは5Gに非対応です。
IIJmioの「ギガプラン」 基本料金は858円〜2068円
ギガプランの月額基本料金は、スマートフォンで利用する音声SIMの場合で、月2GBのプランは858円、4GBなら1078円、8GBは1518円、15GBは1848円、20GBなら2068円です。
大手キャリアのオンライン専用プランは月20GBで2728〜2970円ですので、同容量のプランと比べても低価格。さらに2GBや4GBなら音声サービス付きで1000円前後で維持できます。このほか、IIJの光回線サービス「IIJmioひかり」とセットで契約すると月600円が割り引きになる「mio割」も用意されています。
ちなみに、eSIMに関しては、通常のデータ通信専用SIMよりも価格が安く設定されているのも特徴です。例えば、2GBの場合、データ通信専用SIMは月額748円なのに対し、eSIMは440円で済みます。iPadなどのeSIM対応端末で運用する場合におすすめです。
IIJmioの「ギガプラン」 音声通話の料金は?
音声通話料は22円/30秒の従量制です。さらに加入者向けの通話アプリ「みおふぉんダイヤル」を利用すると半額の11円/30秒で利用できます。
通話頻度が高い人向けには、みおふぉんダイヤル用の通話定額オプションが提供されています。「通話定額10分」(月額913円)と「通話定額3分」(同660円)は、それぞれの時間以内の国内通話がかけ放題になるオプションです。
このほか、家族でグループ契約しているなど同じサービスID(mioID)の電話番号同士なら、通話料金がさらに安くなります。
IIJmioの「ギガプラン」 データ容量は繰り越しできる?
ギガプランは余ったデータ容量(パケット)を翌月まで繰り越すことが可能です。また同一名義で最大10回線まで契約でき、その回線同士でデータ容量をシェアすることもできます(6月以降提供開始)。
データ容量を使い切ると通信速度は300kbpsに制限されますが、あえて高速通信を“オフ”にしてデータ容量を節約する使い方も可能です。
ユーザー向けの専用アプリで高速通信をオン/オフでき、オフの場合はデータ容量が減らない仕様のためです。ただし、3日で366MBを超えると通信制限がかかる場合があります。
IIJmioで販売されている主な端末
IIJmioではスマートフォンやタブレット、モバイルWi-Fiルーターなど豊富なデバイスがセット販売されています。
スマートフォンは2〜4万円台のミッドレンジモデルがメインになりますが、一部「HUAWEI P40 Pro 5G」のように10万円を超えるハイエンドモデルも取り扱われているのが特徴です。
iPhoneシリーズは中古の未使用品や美品を取り扱っています。最新の「iPhone 12」「iPhone 12 mini」なども用意されていましたが、数量が限られるのか在庫切れの状態。タイミングが合えば、購入できるかもしれません。同様にiPadも販売しています。
このほか、ASUSの「TransBook Mini T103HAF」のようにeSIM対応のタブレットなども提供されています。詳細は公式サイトにて確認してみてください。
関連記事
- 格安SIMのmineo「マイピタ」を5つのポイントで解説【2021年4月版】 パケット分け合いサービスが充実
格安SIMブランドの「mineo(マイネオ)」は、2月に「マイピタ」という呼び名で料金体系を刷新しました。大手キャリアが相次いで発表したオンライン専用料金に対抗するよう、基本料金が従来よりも割安に設定されています。マイピタについて5つのポイントでチェックしていきましょう。 - 楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」を5つのポイントで解説【2021年3月版】
携帯電話の大手3社が料金を見直し、無制限プランやオンライン専用プランを開始しています。そして第4のキャリアである楽天モバイルも、4月から料金プランを改定します。プラン名は「Rakuten UN-LIMIT VI」と改められ、あまり通信しない人はなんと月額0円で回線を維持できるように。同プランの概要について、5つのポイントでチェックしていきましょう。 - UQ mobileの「くりこしプラン」を5つのポイントで解説【2021年3月版】
大手キャリアのみならず格安SIM各社からさまざまなスマートフォンの新料金が発表されています。もちろん、大手キャリアと同じ通信回線を使えるサブブランドもさらに割安な新プランを提供中です。今回はKDDIのサブブランドである「UQ mobile」が2月から提供開始した「くりこしプラン」についてチェックしていきます。 - Y!mobile(ワイモバイル)の「シンプルS/M/L」プランを5つのポイントで解説【2021年3月版】
Y!mobile(ワイモバイル)は2月18日から、4Gと5Gに対応する新プラン「シンプルS/M/L」を開始しました。同プランの料金体系や割り引きなど、概要についてチェックしていきましょう。 - ドコモ「5Gギガホ/ギガホ プレミア」を5つのポイントで解説【2021年3月版】
NTTドコモは4月1日から、大容量のモバイル通信が行える「5Gギガホ プレミア」と4G通信のみの「ギガホ プレミア」を開始します。ドコモは現在、「5Gギガホ」と「ギガホ」というプランを提供していますが、4月からはサービス内容がどう“プレミア”化するのか、5つのポイントでチェックしていきましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.