「長野産の日本ワイン」おすすめ5選 急成長著しい注目の産地【2021年最新版】
県を挙げて地元ワインのブランド化に取り組んでいるのが長野です。それが功を奏し、近年は新しいワイナリーや、新進気鋭の造り手が次々と誕生しています。今回は、長野産のおすすめ日本ワインをご紹介します。
県を挙げて地元ワインのブランド化に取り組んでいるのが長野です。
それが功を奏し、近年は新しいワイナリーや、新進気鋭の造り手が次々と誕生しています。今回は、長野産のおすすめ日本ワインをご紹介します。
長野産の日本ワイン、生産量は国内第2位
日本ワインの生産量は、1位の山梨に次いで長野が第2位です。国税庁の2018年度「ワインの都道府県別生産量・出荷量」調査によると、長野県のワイン生産量は3950キロリットル。これは国内シェアの約23%に当たります。
長野の自然環境は、年間降水量が少なく、日照時間が長いことが特徴です。さらに、海がなく、高い山々に囲まれた内陸部であるため、昼と夜の寒暖差も大きく、これらの条件がワイン造りに適しているようです。
4つのエリアに分類
長野のワイナリーは大きく4つのエリアに分けられます。塩尻の「桔梗ヶ原ワインバレー」、松本から安曇野に広がる「日本アルプスワインバレー」、東信から北信地域にかけて千曲川沿いに位置する「千曲川ワインバレー」、そして伊那などを中心とする「天竜川ワインバレー」です。
これらの地域に50を超えるワイナリーがひしめき合っているのが、長野ワインのユニークさであり、強みであると言えるでしょう。新規開業するワイナリーも少なくなく、2014年度から5年間でワイナリーの総数は倍増しています。
成果を生んだ独自の認定制度
長野ワインをここまでのブランドに育て上げたのは、2002年に始まった「長野県原産地呼称管理制度」の影響が大きいでしょう。
これは長野の農産物を全国にアピールすることを目指し、ワインに加えて、日本酒、米、焼酎、シードルを認定してきました。認定を得るには、栽培方法、生産方法、味覚の観点から厳しい審査をパスしなければなりません。これが品質の向上に一役買っています。
2021年度からは、国税庁による「酒類の地理的表示」にのっとり、ワインと日本酒が同時に「GI長野」の認定を受けました。今後は従来の制度の思想を踏襲しながら、GI長野へと移行する方針です。
おすすめの長野ワインはこちら!
リュードヴァン「ソーヴィニヨン・ブラン」
千曲川ワインバレーの中心的なワイナリーが、東御市にあるリュードヴァンです。オーナーの小山英明氏が荒廃農地を開墾して見事なブドウ畑に変え、2010年に創設しました。そのハイレベルなワインは売り切れが続出するほどの人気です。
このソーヴィニヨン・ブランは、リュードヴァンを代表する白ワインの一つ。青りんごやパッションフルーツといった果実の香りと、豊富な酸味が特徴です。価格は、750ミリリットルで4900円(税込、以下同)です。
はすみふぁーむ「コンコードドライ」
リュードヴァンと同じく、東御市にワイナリーを構える、はすみふぁーむ。こちらはコンコードを使った赤ワインです。
コンコードは生食用ブドウで、ジュースやジャムの原材料にもよく用いられます。香りはキャンディのような甘さがありますが、味わいは辛口です。価格は、750ミリリットルで1833円です。
井筒ワイン「メルロー」
1933年に創業して以来、桔梗ヶ原の地で一貫してワイン造りに打ち込んでいるのが、井筒ワインです。今でこそ桔梗ヶ原は日本有数のワイン産地となっていますが、まさにそこまで育て上げた先駆者と言えるでしょう。
ヨーロッパ由来のブドウ品種であるメルローで造ったこの赤ワインは、井筒ワインの人気商品。ジャムを煮詰めた香りと、まろやかでバランスの取れた味わいが後を引きます。価格は720ミリリットルで2000円程度です。
五一わいん「塩尻メルロ」
五一わいんは、林農園が塩尻で運営するワイナリー。ワイナリーの名称は、1911年に創業した林五一氏に由来します。井筒ワインとともに、桔梗ヶ原の歴史を作ってきた老舗ワイナリーと呼べます。
長野で初めてメルローを栽培した五一わいんによるこの商品は、果実味が十分に生かされた、ほどよい渋みとコクのある赤ワインです。価格は、720ミリリットルで1500円程度です。
安曇野ワイナリー「コンコード スパークリング」
日本アルプスワインバレーを形成する一ワイナリーとして、2008年にオープンした安曇野ワイナリー。このスパークリングワインは、コンコードを原料にした辛口タイプです。
ブドウの特徴であるキャンディやプラムのような甘い香りと、爽快な喉ごしを楽しめます。価格は、720ミリリットルで2310円です。
ワイン最新人気ランキング
ショッピングサイトではどんなワインが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみましょう。
関連記事
- 「日本ワイン」北海道産のおすすめ5選 北の大地は白ワイン用の品種が豊富【2021年最新版】
近年、生産量、消費量ともに伸びている日本ワイン(国産ワイン)。ただ、一口に日本ワインと言っても、産地や品種などによって味わいは実に多様です。注目を集める日本ワインの中で、今回は北海道産のワインをご紹介します。 - 「日本ワイン」東北産のおすすめ5選 有数のブドウ産地・山形産ワインなどをピックアップ【2021年最新版】
近年の「日本ワイン」ブームを追い風に、全国各地で新しいワイナリーが誕生しています。東北地方でもワイン用のブドウの栽培が広がりつつあります。今回は、東北産のワインに注目し、ネットで買えるおすすめの商品をご紹介しましょう - 自宅での“カクテル作り”に使いたい おすすめ「リキュール」5選
“巣ごもり生活”で以前よりもご家庭でお酒を飲む機会が増えた――という人は多いはず。ビールやチューハイ、ワイン、焼酎、日本酒などを買ってきて飲むのもいいですが、たまには自分でカクテルを作ってみてはいかがでしょうか? カクテル作りに活躍するのが「リキュール」です。 - 「シードル」おすすめ5選 甘味と酸味、そしてすっきりとした爽やかな喉ごし【2021年最新版】
果実酒といえば、ブドウを原材料とするワインがあまりにも有名ですが、リンゴを使った「シードル」も世界中で愛飲されているお酒です。リンゴの甘味と酸味、そしてすっきりと爽やかな喉ごしを楽しめるシードル。今回は、比較的手軽に購入できるおすすめシードルをご紹介します。 - 「梅酒」おすすめ5選 飲みやすくて奥が深い【2021年最新版】
「梅酒」はその飲みやすさから老若男女問わず、幅広い層に親しまれているお酒と言えるでしょう。飲食店や市販品を楽しむだけでなく、家庭で梅酒を作る人たちも数多くいます。今回はそんな身近なお酒である「梅酒」の中でも、比較的手軽に購入できるおすすめをご紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.