新型Apple Watchは誰向け? 「Series 8」「SE(第2世代)」「Ultra」を5つのポイントでチェック【2022年最新版】
9月に発表された「Apple Watch」の新モデルが「Series 8」「SE(第2世代)」「Ultra」の3種類です。新型Apple Watchはの概要や選び方について、5つのポイントにフォーカスしてチェックしていきましょう。
9月に発表された「Apple Watch」の新モデルが「Apple Watch Series 8」「Apple Watch SE(第2世代)」「Apple Watch Ultra」の3種類です。
標準モデルの正常進化版であるSeries 8、お買い得なSEの第2世代モデル、そしてアウトドア志向のUltraが新たに追加されました。なお、従来から併売されていた「Series 3」はついに取り扱い終了となりました。
新型Apple Watchの概要や選び方について、5つのポイントにフォーカスしてチェックしていきましょう。
モデルごとにケースの「サイズ」と「素材」に違い
Apple Watchシリーズは同じ機種でもサイズやケース素材を選べるのが特徴です。
スタンダードなモデルである「Series 8」はケースサイズが41mmと45mmの2種類。ケース素材はステンレススチールとアルミニウムモデルの2通りがあります。
廉価モデルである「SE(第2世代)」は、従来モデル(Apple Watch Series 4〜6)をベースにしているためケースサイズが異なり、40mmと44mmの2サイズ展開。素材はアルミニウムモデルのみです。またディスプレイは常時表示をサポートしていません。
そして、最上位モデルの「Ultra」は49mmの1サイズ展開。ケース素材はチタニウムです。ケースデザインもアウトドアモデルらしい雰囲気に変わりました。専用バンドも複数追加されています。
ちなみに、UltraではGPSモデルか用意されておらず、購入できるのはGPS+Cellularモデルのみです。
手首の温度測定に対応 女性の体調管理に活用
Apple Watch Series 8およびUltraは新たに手首の「皮膚温」を測定できるようになりました。
背面の温度センサーによって、皮膚の温度を測定。皮膚温は変動が大きい指標ですが、ディスプレイ側にも温度センサーを備えており、2つの温度を測定して環境温度を補正する仕組みです。
この機能は、4時間以上の睡眠の際に皮膚温を測定することで、女性の周期的な体調変化を把握するのに活用され、「ヘルスケア」アプリから過去の排卵日予測などを確認できるとしています。
今後もさまざまなヘルスケアアプリで活用できそうな機能です。
衝突事故検出機能をサポート
Apple Watchの新シリーズには衝突事故検出機能が搭載されました。これは同時に発表された「iPhone 14」シリーズでも新搭載されたもの。そしてSeries 8/SE/Ultraを問わず装備されたのが特徴です。
この機能は、重大な自動車事故が起きたと判断した場合に緊急通報を試みるというもの。加速度センサーなど複数のセンサーを連携して衝撃を察知、通信環境などの条件がそろえば緊急通報が行えます。
交通事故に遭うと、Apple Watchに緊急通報用の通話UIを表示。通報自体はApple Watchと接続したiPhoneから行います。事故後にiPhoneと接続できない場合、Apple WatchのGPS+Cellularモデルなら単体で通報できますが、GPSモデルでは利用できません。
利用には条件がそろう必要がありますが、万が一に備える意味では心強い機能です。
Ultraはアウトドア向け新機能が豊富
新登場の「Apple Watch Ultra」は、シリーズ初のアウトドア向けモデルです。動作温度がマイナス20度から55度まで対応したことで、例えば氷点下でウィンタースポーツを行う場合などにも、安定した挙動が期待できます。
また、グローブを装着した状態での操作を想定し、新しい物理ボタン「アクションボタン」かリューズやサイドボタンとは反対側の側面に備わっています。
ほかにも高精度の位置測位をサポートしていたり、通常使用でのバッテリー持ちが36時間まで向上していたり、緊急時にサイレンを鳴らせたり、とアウトドアシーンを意識した特徴を多く備えます。
そしてカジュアルダイビングにも対応し、ウェットスーツの上からでもバイブレーションが把握できるような仕組みも備えます。また、深度を把握して浮上が早すぎる際などにはアラートを表示してくれます。
気になる価格、それぞれ誰向けのモデル?
各モデルの最小価格を確認しておきましょう。まず、Apple Watch Series 8の価格はGPSモデルが5万9800円(税込、以下同)から。GPS+Cellularモデルは7万4800円からです。最も標準的なApple Watchであり、常時表示ディスプレイや皮膚温測定などの最新機能を求めるなら、Series 8がおすすめです。
次に、Apple Watch SE(第2世代)はGPSモデルが3万7800円から、GPS+Cellularモデルは4万5800円からです。常時表示や皮膚温測定などの機能は不用であり、なるべく価格を抑えて入手したい人におすすめです。従来のSEもお手頃モデルでしたが、SE(第2世代)はよりコスパが高くなっています。
そして、Apple Watch Ultraの価格はGPS+Cellularモデルが12万4800円です。GPSモデルはありません。アウトドア向けのスマートウォッチでは12万円を超えるモデルも少なくないので、意外とお買い得な印象。またケースサイズが49?と大きく、腕時計でトレンドのビッグフェイスであるのもポイントです。
ただ、アウトドア向けの競合モデルと比べるとApple Watch Ultraはバッテリー持ちが少し短めではあります。想定用途によっては、競合製品との比較検討も重要になるでしょう。
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