新型「AirPods Pro(第2世代)」はどう進化した? 他のAirPodsとの違いなど5つのポイントをチェック【2022年10月版】
「AirPods Pro(エアポッズプロ)」の第2世代モデルが9月に発売されました。2年越しの新モデルということもあって、さまざまな進化を遂げています。現行シリーズの中でAirPods Proが位置づけなのか、また第2世代になってどのような進化を遂げたのか、5つのポイントで迫ってみましょう。
「AirPods Pro(エアポッズプロ)」の第2世代モデルが9月に発売されました。2年越しの新モデルということもあって、さまざまな進化を遂げています。
現行シリーズの中でAirPods Proが位置づけなのか、また第2世代になってどのような進化を遂げたのか、5つのポイントで迫ってみましょう。
「AirPods」シリーズの現行モデルまとめ
10月時点における「AirPods」シリーズは、以下の5モデルが展開されています(価格はすべて税込み)。
- AirPods Max:オーバーイヤー型(ヘッドフォン) 8万4800円
- AirPods Pro(第2世代):カナル型 3万9800円
- AirPods(第3世代)、MagSafe充電ケース付き:インイヤー型 2万7800円
- AirPods(第3世代):インイヤー型 2万6800円
- AirPods(第2世代):インイヤー型 1万9800円
AirPods Pro(第2世代)は、イヤーチップが備わっているカナル型のワイヤレスイヤフォン。“Pro”の付かないインイヤータイプのAirPodsと比べたときの違いは、このイヤーチップの有無と、アクティブノイズキャンセリング(ANC)の有無です。
AirPods Pro(第2世代)は、ノイズキャンセリング機能をオンにすることで、周囲の雑音を低減できます。
例えば、地下鉄に乗りながら音楽を楽しんだり、語学学習のリスニングをするような用途には最適です。
AirPods Pro(第2世代)はノイキャンと音質が進化
AirPods Pro(第2世代)では、ノイズキャンセリングの効果が従来と比べて最大2倍にアップしたとされています。
環境音のノイズをしっかり低減させられることで、より小さい音量で音源を聴くことが可能です。実際に地下鉄でAirPods Pro(第2世代)のノイズキャンセリングを試してみましたが、最小音量レベルでも音楽を楽しむことができました。
また、音質そのものも従来モデルから向上。新たに歪みの少ないオーディオドライバと専用のアンプを搭載したことで、豊かな低音域と透き通るほどクリアなサウンドをより広い周波数域で実現できるようになっています。
タッチ操作での音量コントロールが可能に
完全ワイヤレスイヤフォンはケーブル類を気にせず、身軽に使えるのが最大のメリット。音量コントロールなど基本的な操作のしやすさも見逃せません。
AirPods Proは従来から軸の部分をつまむ操作で、感圧センサーが反応して再生・停止のコントロールや、ノイズキャンセリングのオン/オフ切り替えなどを行えました。
AirPods Pro(第2世代)では、さらに軸の部分をなぞることで、音量の上下操作も行えるようになりました。
もちろん、AirPodsシリーズで聴いている音源は、iPhoneでの音量調整ボタンや、Apple Watchのデジタルクラウン(リューズ)の回転操作で音量をコントロールできるので、Apple製品で固めている場合には、必ずしもなくてはならない機能ではありません。
しかし、それでも単体操作で音量調整ができると、iPhoneで地図で見ながら歩いているときなど、AirPods Pro自体での音量調整が便利です。
イヤーチップの選択肢が増え、より多くの人の耳に合うよう配慮
AirPods Pro(第2世代)では、より多くの人の耳に合うような配慮もされています。例えば、イヤーチップには新たにXSサイズが加わり、L/M/S/XSの4サイズを選べるようになりました。
さらにiPhoneのTrueDepthカメラを使えば、自分専用に正確に調整されたリスニング体験を実現する空間オーディオのパーソナルプロファイルを作成できます。
バッテリーに関しては、従来モデルよりも再生時間が1時間半長くなり、アクティブノイズキャンセリングをオンにした状態だと合計6時間ほどの再生が可能です。
ケースを使って4回のフル充電を加えた場合には、ANCをオンにした状態で合計最大30時間の再生を楽しめます。こちらの値は前世代より6時間長くなっています。
ケースの使い勝手もアップ
AirPods Pro(第2世代)の充電ケースは、引き続きワイヤレス充電に対応。さらに、ケース側面にストラップが装着できるようになりました。
ケース自体がスピーカーを備え、ケースから音が鳴るようにもなり、紛失時に「探す」アプリなどから音を鳴らして探すことができるようになったことも見逃せません。
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