スマートウォッチ「Amazfit Band 7」を着けて運動してみたら、厳しい評価に驚き 運動習慣をつけるきっかけに
2022年9月に発売された「Amazfit Band 7(アマズフィット バンド セブン)」。販売価格は7980円とリーズナブルながら、最大18日間のロングバッテリーと従来モデルのBand 5よりもディスプレイの大型化を実現した注目のスマートウォッチです。前回は、主なスペックと1週間使用してみて全体の機能や特徴を紹介しました。今回はBand 7を着けながら運動をしてみたので、フィットネス関連の機能を中心に紹介します。
2022年9月に発売された「Amazfit Band 7(アマズフィット バンド セブン)」。販売価格は7980円(税込、以下同)とリーズナブルながら、最大18日間のロングバッテリーと従来モデルのBand 5よりもディスプレイの大型化を実現した注目のスマートウォッチです。
前回は、主なスペックと1週間使用してみて全体の機能や特徴を紹介しました。今回はBand 7を着けながら運動をしてみたので、フィットネス関連の機能を中心に紹介します。
南たな子
Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品などを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では何とか2児の母をやっています。10年以上クラシックバレエをやりながら、チアダンス部に所属するなど踊り続けてきましたが、いまはチアダンスを習う子供の応援が趣味。また読書も趣味で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。愛車はホンダ・フリード。
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Amazfit Band 7のスポーツモードは120種類!
Band 7のスポーツモードは120種類もあり、自分にあった運動を何かしら見つけることができるでしょう。例えば「屋外スポーツ」なら釣りやスケートボード、パルクールなどもあります。「屋内スポーツ」だとフィットネスやHIITだけではなく、鉄棒やスピニング、階段ステッパーなど本当に多岐にわたります。
手動で探して設定して……という作業がおっくうな人には、運動検出機能が便利です。Band 7の設定画面を開いて「運動検出」をタップし、検出して欲しい運動を4つから選択できます。検出可能な運動は「走る」「ウォーキング」「エリプティカルマシン(有酸素運動マシン)」「ローイングマシン」の4つです。ただ、この4つの運動しか検出できないので、細かなスポーツモードの設定はやはり手動でする必要があります。
筆者はこの4つの運動の自動検出をオンにして使用しました(エリプティカルマシンなんて1度も使ったことはありませんが……)。子供の送り迎えなどで心拍数が上がると、運動を自動で検出していました。その際、4つの運動から選択する必要があります。1つの運動のみ自動検出にしていれば、その手間は省けるかもしれません。
こんなにスポーツモードがあるので、たくさんの種類の運動をしたい人には楽しいスマートウォッチといえます。筆者は面倒なので「自由トレーニング」をとりあえずタップして使っていました。これでも十分欲しいデータは計測できます。また頻繁に使用するスポーツモードは上位に表示してくれるので、その点も便利に感じました。
運動中に表示される情報が限られる
スポーツモードを開始すると、画面には運動時間とカロリー消費、心拍数、バッテリー残量が表示されます。左にスワイプすると音楽コントロール、右にスワイプすると運動の停止や終了を入力できます。
カロリー消費が表示されるのでモチベーションを保ちやすいです。心拍の状態もカラフルなバーで表示されるので、いまの自分の状態を確認できるのも便利に感じました。また、スマートフォンの音楽コントロールも問題なく使用できました。
屋内での運動時は問題なく使用できたのですが、屋外での運動時に感じたのが、「ちょっと情報量が足りないな……」ということです。まずスポーツモードだと時間の確認ができないので、一旦スポーツモードを停止して時間を確認するしかありません。また筆者としては天気なども確認できないのが残念に感じた点です。
とはいえ、シンプルな画面表示により運動に集中できるのは間違いないです。さらに運動中はDNDモード(※)をオンにすれば、着信や通知に邪魔されることなく運動に集中できます。
運動時のデータ分析がすごい!
運動時に計測したデータは運動終了とともにスマートウォッチとスマートフォンで確認できます。運動終了を設定すると、運動の種類の名前、運動時間、カロリー消費、平均心拍数、心拍ゾーン、トレーニング効果をBand 7上ですぐに確認できます。
筆者が「結構頑張ったな」と思ってBand 7を確認すると、トレーニング効果には「効果なし」と表示されていたことがあり、結構ショックでした。運動不足を実感した瞬間でした。
スマートフォンにインストールしたZeppアプリでは、心拍数(BPM)を折れ線グラフで、心拍ゾーンは棒グラフで細かく確認することができます。最大酸素摂取量(VO2 max)は入門・初級・普通・中級・中上級・上級・最上級の7つの運動能力レベルにマッピングされていますが、筆者の運動能力レベルが低いので0%となっています。
さらに屋外アクティビティのときは、スマートフォンのZeppアプリを開くと位置情報を共有でき、ルートを記録できます。ただ、スマートフォンのバッテリーの消耗が激しかったので、筆者は出先だったため途中で記録を中止しました。
もう少ししっかり運動すれば、全回復時間(身体の回復時間の目安)なども確認できるようです。全回復時間を確認してワークアウトを調整することで、けがの防止にも役立つようです。
まとめ:新しい運動に挑戦したい人、レベルアップしたい人をサポートするスマートウォッチ
スポーツモードが豊富なAmazfit Band 7は、さまざまな運動への入り口となってくれるスマートウォッチといえるでしょう。Band 7を通していろいろなスポーツを知り、試してみたいと思わせてくれます。さらに目標の設定もできるので、レベルアップのサポートもしてくれます。
また筆者のように運動不足の人にとっては、現実を突きつけられショックを受ける場面もあるかもしれませんが、運動すれば数字として成果を見ることができるので、モチベーションを維持してくれることでしょう。もちろん健康管理機能も充実しているので、自身の生活習慣を見直すきっかけをくれるスマートウォッチといえます。
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