防災用「ヘルメット」「手袋」おすすめ5選 災害時に備えて! 国家検定合格品のヘルメットと、耐切創レベルの高い手袋を紹介【2023年最新版】
災害時に頭や手を守るために、防災用の「ヘルメット」「手袋」を準備しておきましょう。ひと口に防災用ヘルメット・手袋と言っても、その種類はさまざまで、中には耐久性が不十分なものもあります。そこで今回は、安心安全な製品を選ぶためのポイントを解説し、その上で災害時に役立つ防災用ヘルメット・手袋を紹介します。
災害時は物が落ちてきたり、飛んできたりして、けがをするリスクがあります。ガラス片やがれきに触れたことで、ふいに手を切ってしまう危険もあります。災害時に頭や手を守るために、防災用の「ヘルメット」「手袋」を準備しておきましょう。
ひと口に防災用ヘルメット・手袋と言っても、その種類はさまざまで、中には耐久性が不十分なものもあります。そこで今回は、安心安全な製品を選ぶためのポイントを解説し、その上で災害時に役立つ防災用ヘルメット・手袋を紹介します。
木島祥尭
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
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防災用ヘルメット・手袋:ヘルメットは「労・検」ラベルの有無をチェック
災害時に身を守るためには、国家検定にクリアした安全性の高い製品を使う必要があります。基本的に防災用ヘルメットは、厚生労働省の「保護帽の規格」という安全基準に基づいて製造されており、これらの基準をクリアしているかが重要なポイントになります。
保護帽には主に「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」の2種類の規格が存在します。衝撃吸収性と耐貫通性を測る試験によって、規格に適合しているかが判断されます。試験を合格した製品には、「労・検」というラベルが付けられます。
安全性を確保するために、まずは「労・検」ラベルの有無を確認しましょう。理想としては、上記2種類の規格の両方をクリアしている製品が良いですが、防災用なら飛来・落下物用のみにクリアしている製品でも問題ないでしょう。
防災用ヘルメット・手袋:ヘルメットは軽量かつサイズ調整しやすいものが便利
防災用ヘルメットを選ぶ際は、重さを確認しましょう。耐久性が高くても重た過ぎると、首に負担が掛かってしまいます。400g以下を目安にできるだけ軽いものを選びましょう。
各種の調節機能も重要なチェックポイントです。避難中にヘルメットが外れると危険なので、ズレたり落ちたりしないように、しっかり頭にフィットさせられるか確認しておきましょう。
あごひもについては、しぼり上げながら調整するタイプが便利です。長さを調整してからパチッと固定する「バックルタイプ」も悪くはありませんが、固定するのに両手を使う必要があります。一方、しぼり上げタイプなら、片手でスーッと引き上げるだけなので、手軽に長さ調節が行えます。緊急時でも瞬時にヘルメットをフィットさせることが可能です。
さらなる安定感を求めるなら、「ヘッドバンド」付きがおすすめ。ヘッドバンドは後頭部に設けられたバンドのことで、頭とヘルメットを密着させるのに使います。アジャスター付きで長さ調節に対応している製品も多く、自分の頭の形にフィットさせられます。
防災用ヘルメット・手袋:手袋は「耐切創レベル5」の頑丈なものがおすすめ
災害時に作業するときは、割れたガラスやがれきなどでけがをしないよう、カッターに触れても切れないくらい頑丈な「防刃手袋」を用意しておきましょう。防刃手袋を選ぶときは、まず「耐切創レベル」に注目してください。
耐切創レベルは手袋の切れにくさを評価する数値のことで、1〜5まで評価値が設定されています。避難経路にたくさんの障害物が予想される場合や救助活動も視野に入れているなら、最大値の耐切創レベル5を実現している防刃手袋があると安心ですよ。
保護される範囲にも注目しましょう。手のひらや指が保護されるのは当然ですが、手の甲側の耐切創性が低くなっていることもあります。
手の甲に鋭いものが触れた場合、ケガをする可能性があるため、より高い安全性を求めるなら手の甲側まで保護されているか事前に確認しておきましょう。
防災用ヘルメット・手袋:おすすめモデルはコレ!
防災防犯ダイレクト「防災用ヘルメット(白)」
防災防犯ダイレクトの「防災用ヘルメット(白)」は、重さが約330gの軽量モデル。首に負担が掛かりにくいヘルメットです。
ヘッドバンドの長さは片手で手軽に調節でき、緊急時でも素早く対応可能です。深く被れるのが特徴で、フィット感が良く外れにくくなっています。
飛来・落下物用と電気用の国家検定をクリアしている製品です。
トーヨーセフティー「作業・防災用 折りたたみヘルメット MOVO」
トーヨーセフティーの「作業・防災用 折りたたみヘルメット MOVO」は、飛来・落下物用と墜落時保護用の国家検定に合格したヘルメット。重さ約415gの製品です。
コンパクトに折りたためるのが特徴の1つ。収納時は厚さ約7.4cmのサイズになります。付属の収納袋に入れて、省スペースで保管できます。内側にはヘッドバンドや衝撃吸収ライナーが搭載されています。
防災防犯ダイレクト「折りたたみ防災用ヘルメット オサメット シャインイエロー」
防災防犯ダイレクトの「折りたたみ防災用ヘルメット オサメット シャインイエロー」は、重さ約375gの軽量モデル。全体に明るいシャインイエローを使用し、背面には反射材を付けているので、暗い場所でも周囲に自分の存在をアピールすることができます。
国家検定をクリアした安全な製品です。使わないときは、約4.5cmの厚さまでコンパクトに折りたたむことができます。引き出しの中など、ちょっとしたスペースに収納可能です。
片手で調節できるしぼりあごひもを採用。さらに、スライド式ヘッドバンドも付いており、頭の形にフィットするよう細かく調節できます。
ショーワグローブ「S-TEX KV3」
ショーワグローブの「S-TEX KV3」は、耐切創レベル5の頑丈な手袋。ガラス片などに触っても安全で、刃物を使う場面や災害時の着用に適しています。
手のひらには滑り止め加工が施されており、ものをしっかりグリップすることができます。手の形になじむ立体成型が特徴の1つ。通気性に優れていることもあり、長時間の着用でも疲れにくいです。
ミドリ安全「カットガードG132」
ミドリ安全の「カットガードG132」は、耐切創レベル5の強度の高い手袋。手のひらには滑り止め加工が施されているので、ものをしっかりグリップでき、避難時に壁や手すりを触るときでも滑ることが少なく、安全に移動できます。
丈夫な手袋ですが、伸縮性に優れており、着用時でも手を自由に動かせます。通気性のある作りなので、蒸れを軽減し快適な着け心地を維持してくれます。
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